Something Better

映画、読書感想などボチボチ書いていきます★
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『チョコレートドーナツ』



母親の逮捕により施設に入る事になったダウン症の子供を隣人の
ゲイカップルが見捨てられず共に過ごすお話。

はい泣きました。
泣かせる為に作られた様なお話だけど実話。
確かにアメリカならよくありそうな哀しい現実にゲイへの偏見が強かった
70年代ってのが余計に辛い。

母親はジャンキーでネグレクト、ダウン症の子供はチョコレートドーナツしか食べない。
ゲイカップルはその子に本当の親の様に愛情を注ぎ、いつしか彼らは愛に包まれた
幸せな家族になるけど…
立ちはだかる厳しい世間の目と哀しい結末…
アランカミングの力強い歌が救いでした。

アランカミングのオネエは母性に溢れていて素晴らしかった。
女性でも無く自分の子でもないのに、女性以上にに母親らしい。
でもあんまり綺麗ちゃうけどw
エリートでありながら自分の身分を犠牲にしてまでそんなオネエに寄りそう恋人も素敵でした。

『ダラス・バイヤーズクラブ』



HIVに罹り余命宣告されたカウボーイが、HIV患者の為に無認可薬を密輸販売し
奔走する物語。実話。

面白かった。
元々ゲイを差別してるような男がHIVに感染し、ゲイと交流を持ち変わっていく様子、
彼らの人間模様、生き様が生々しくて見応えがあった。

余命宣告されても絶対に生きてやる、そして同じ苦しみを持つ者達の為に
なんとしてでも良い薬を…と言う主人公の姿は、痩せ細っていても生き生きとして、
人間の生命力ってほんと凄いって思わされた。
なかなかああは出来ないよなぁ…

オスカーを獲ったマシュー・マコノヒーとジャレッド・レトは言うまでも無く素晴らしく、
二人とも激痩せしての迫真の演技でした。
ジャレッド・レトは最近では私的には30STMのボーカルやったけど、実はとっても
良い役者なんだよね^^;
オネエ役、綺麗でした。

『東京家族』



小津安二郎監督の「東京物語」を山田洋次監督がリメイクした作品。

東京に住む3人兄弟の元に広島から両親が訪ねて来る物語。
オリジナルは1953年公開らしいけど、その内容は今でも変わらず多くの人にとって
共感出来るものだと思う。
老いた両親、自分達の生活…

最初は兄弟皆ウェルカムだけど、数日経つとどうしても親達はいつ帰るのかと言う
話になってくる。
子供達は各々自分達の生活に追われていて、だから両親を愛していて何とかして
あげたくても何もしてやれない。
そんな、どこの親子にもある現実が優しく静かに描かれている。

自分の立場とは多少違うけど、まさしく私も親のこれからの事を考えなければならない
年齢なだけに共感しきりだった。
だから最後は涙なくしては見れなかったな。
って言うか最近ドラマとか映画で泣き過ぎなんですけど(*_*)

『テッド』


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(2014/03/05)
マーク・ウォールバーグ、ミラ・クニス 他

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話せて動ける熊のぬいぐるみとその持ち主の友情を描いたおバカコメディ。

テッドは言葉は汚いし葉っぱ吸いまくり、女大好きめちゃくちゃやけど
やっぱぬいぐるみやから可愛かったw
ノラジョーンズにも手ぇ出すなんてなんちゅう熊や!
曲だけ知ってたフラッシュゴードン見れて良かった(^^)
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『共喰い』


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(2014/03/05)
菅田将暉、木下美咲 他

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芥川賞受賞作品、田中慎哉著の同名小説の映画化。
サディスティックな性癖の父を持つ17歳の少年の苦悩を描いた作品。

原作は既読。
いまいちピンと来なかった印象しか残って無いから映画見ながら今一度ストーリー
思い出してたけど、私的には珍しく原作より映画の方が良かったかも。
めっちゃ面白かった訳じゃないけど退屈もしなかった。
脚本が良いのか役者が良いのか分からんけど。

碌でも無い父親を光石研ちゃんってのが結構意外な感じで、でもやっぱり上手くて
凄くハマってて、そしてその男の元妻、主人公の実母に田中裕子。
やっぱり田中裕子の存在感って凄いんやなぁ…

自分もいつか父親と同じ事をしてしまうのではないかと不安を抱きながら
父への嫌悪と性欲の狭間で悶々とする主人公に菅田将暉くん。
彼も良かったしそんな彼を慕う彼女役の木下美咲さんって女優さんも
体当たり演技で頑張ってました。

『ツリー・オブ・ライフ』

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(2013/01/23)
ブラッド・ピット、ショーン・ペン 他

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成功を収めた中年の男が自らの人生を振り返りトラウマを乗り越えようとする物語…
が、独特の世界観で描かれた作品。

これは想像していた以上に難しいと言うか独特。
見る人を選ぶ作品。

命とは、人生とは、人間とは、信仰とは…それらのテーマが抽象的に表現されている。

厳格な父親、信仰深く優しい母親、共に父に反発した弟、そしてその死…
一人の男の人生を通して、人は何故苦しむのか、神に祈っていても何故理不尽な事が
起きるのか、その苦しみを乗り越えるとは如何なることなのかが壮大に、美しい映像で
描かれている。
哲学的な作品です。

『冷たい熱帯魚』

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(2011/08/02)
吹越満、でんでん 他

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崩壊した家族を持つ熱帯魚店の店主が猟奇殺人に巻き込まれる… 

園子温監督作品って良く考えたら初めて。
いやぁなんちゅうか…こう言う作品あんまり見ないからなんちゅうか…
殺人エンタテイメント?めちゃくちゃ残酷でグロいけど、でんでんさんの
演技にこっちの頭もカオス。

変態猟奇殺人犯の闇は深く、そして事件に巻き込まれた男の闇も深くつつけば
狂気に繋がると言う…
人の弱さと恐ろしさがまざまざと描かれている。

とにかくグロ映像が…そりゃ子供には見せられへんわw 
これ見た後お肉は食べれなそう…
まぁ今は立ち直ってすっかりお腹空いてますが(笑)

『ドラゴン・タトゥーの女』

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(2012/06/13)
ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ 他

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スウェーデン映画『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』のリメイク。
ジャーナリストのミカエルが資産家から依頼されて一人の少女の行方不明事件を
ハッカーのリスベットと共に追う。

結末知ってるからか…思いの外ドキドキ感が無かった。
やっぱりどうしても比べてしまう。

ストーリー展開もオリジナルの方がテンポが良くて面白かったし微妙にリスベット像が違うし。
まぁそこは全く一緒にする必要は無くて別物として見た方が良いのかもしれないけど。

フィンチャー版リスベットの方が暗くて女性っぽい感じがしたな。
ま、それはそれで魅力的だけど。
オリジナルのリスベット役の女優さんは体つきも男っぽくてほんとに男嫌いの
レズビアンって感じだった。
ルーニーちゃんはもちょっとしなやかなんだよね。
だから男性はルーニーリスベットの方が良いかもw 
と、どうしてもリスベットに尽きてしまうのでした。

『天使と悪魔』

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監督:ロン・ハワード 
CAST:トム・ハンクス、アイェレット・ゾラー、ユアン・マクレガー 他

スイスにある世界的な研究所で殺人事件が起き、4人の教皇候補が誘拐される。宗教象徴学の権威、ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)は、事件解決の為にヴァチカンに呼ばれる。犯人は、17世紀に実在しその後消滅したと言われる科学者の秘密組織、「イルミナティ」だと名乗る・・・・
ダン・ブラウン著の同名小説の映画化。

最近はスッカリ野球観戦に夢中になったり体調崩したりしてなかなか映画を見れなかったけど、この作品は
原作も読んでるので早速鑑賞
ラングドン教授シリーズ第二段。
「ダヴィンチ・コード」も面白かったけど、このお話の方が更にサスペンス色が強く、「悪魔」というだけあって
ダークな感じが好き。
ただ、物語に乗るまでにちょっと時間がかかったけど。

で、映画はというと、のっけから原作とは色んな部分で違いがあって、映画として分かりやすくかなり
アレンジされてるなという感じ。
そりゃま、反物質やイルミナティ、ヴァチカンについて細かく長々と書かれた原作をあの時間で表現するには、
ああいう風になっちゃうのも当然かな。

でも、ローマ、ヴァチカンの歴史的な建造物、彫刻などを背景にハラハラドキドキのサスペンスが繰り広げられ、
それなりに面白かったのでは。
2時間半もアッという間だったし。
『ダヴィンチ・コード』よりは見応えあるかな?・・・もうあんまり覚えてないけど~
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ただ欲を言えば、せめてユアン扮するカメルレンゴやヒロインのヴィットリアの人物像についてもっと深く掘り下げて
くれたらな~って思いが残りますが・・・・
やっぱり色んな部分でアッサリしちゃってる感が拭えない。
でもま、大事な要素詰め込んだら全部は表しきれないもんね・・・・

原作を読んだらどうしてもそれを辿ってしまう。
それが面白いことも多々あるんだけど、正直この映画に関しては、原作読まずに見た方が面白く感じたかも・・・・
なんて思ってしまいました。


non的お気に入り度:








『ダウト ~あるカトリック学校で~』

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監督:ジョン・パトリック・シャンリー CAST:メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマン 、エイミー・アダムス 他

1964年、あるカトリック系教会学校。人望の厚いフリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)が1人の黒人生徒を呼び出し、その後若い教師のシスター・ジェイムズ(エイミー・アダムス)がその事を不審に思い、生徒からも恐れられる厳しい校長、シスター・アロイシス(メリル・ストリープ)に相談する。シスター・アロイシスはフリン神父に強い疑念を抱くようになる・・・・

キャストの多くが、主演、助演などでオスカーのノミネートに挙がった本作品。
って事でとにかくこの作品、元々舞台劇と言うこともあり、それぞれの役者さんの演技が見所。
上映時間は短めで、アッという間に佳境が訪れて終結に向かう。
その短時間で繰り広げられる、メリル・ストリープ、エイミー・アダムス、フィリップ・シーモア・ホフマン、黒人生徒の
母親役のヴィオラ・デイヴィスの熱い演技にグイグイ引き込まれる。
役者さんの演技合戦が好きな私には好みの作品。

1960年代、ケネディ大統領が暗殺された直後の教会学校。
人種差別も色濃く残る当時の学校で、生徒から慕われる神父と差別待遇に遭いながらも懸命に学校に通う
1人の少年との関係に、校長が疑念を抱き出す。
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元々、同じ神に仕える者としても価値観が相反する神父と校長。
神父は革新的で自由、戒律を気にする事無く寛容。一方校長は、自らを厳しい戒律の元に置き、それを
生徒などにも強要する人。
哀れみを重んじるか規律を守るか・・・・
この2人の対決は、メリル、シーモア・ホフマン両演者さんの名演もあり見応えがあって目が離せない。
どちらが正しいのか、本当にあったのか、なかったのか、そしてどうなっていくのか・・・・
そしてそんな2人の間で揺れ動く若い教師に扮したエイミー・アダムスの演技も素晴らしかった~
また、黒人生徒の母役のヴィオラ・デイヴィスも、ちょこっとしか出番が無いながらも印象に強く残る演技を
見せてくれた。

物語は一見シンプルに感じるけど、実に深い。
個人的感情から根拠の無い噂を信じ、流し、疑い、陥れようとし・・・・・と言う、俗世間でもよく見られる人と
人との醜い心の有様が、神に仕える人達を巡る聖なる場所で生々しく描かれ、「人間の原罪」とは何かを
考えさせられる・・・・

とにかく、やっぱりメリル・ストリープ!この人凄いわぁ~
踊って歌って弾けてたかと思うと、今度は怖い頑固じじいみたいな顔でカッチカチの演技・・・さすがです。
そして彼女を取り巻く名優の名演、それだけでも一見の価値有りの作品です


non的お気に入り度:

『チェンジリング』

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監督:クリント・イーストウッド 
CAST:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ 他

1928年、ロサンゼルスの郊外に暮らすクリスティン・コナーズ(アンジェリーナ・ジョリー)は、シングルマザーとして9歳の息子、ウォルターと平穏な日々を暮らしていた。ある休日、急な仕事から帰宅したクリスティンは、家で留守番をしているはずのウォルターがいなくなっている事に気付きロサンゼルス警察に届け出る。そして5ヶ月後、ウォルターが発見されたという連絡が入り迎えに行くが、ウォルターだと名乗るその少年は、明らかにウォルターではなかった・・・
実話を元にした作品。

やっぱりイーストウッド作品にはずれ無しだわ 
押しつけがましくなく飽きさせないストーリー展開、役者の演技全て良し。そこそこ長い作品だけど、全く
退屈しなかった~
いつもながらに音楽もグ~で、胸に重くズシッと響きました。母の立場としてもなかなか辛かったけど・・

こんな事が本当にあったなんて・・・・なんて残酷で、そしてなんてやりきれない・・・・
当時のアメリカの警察の腐敗っぷりはある程度知っていたけど。

突然行方不明になった一人息子。当然警察に届けるが、見つかった少年は違う人物。
その子が息子ではないと声高に叫ぶほど母親は警察から圧力を掛けられ、挙げ句の果ては精神病棟へ。
その過程は見ていてイライラ・・・・見てるこちらもものすごいストレス
警察の息がかかった医者も皆、彼女が当然の事を言う程奇人扱いにする。
それは実に、実におぞましい光景・・・・・本当に許せない。腹立たしい。
奴らは全く罪の無い、寧ろ苦しみに打ちひしがれる人々に権力を理不尽に振りかざし、奈落に突き落とす・・・・

しかしそんな時でも変わらないのは母の深い深い愛。そして、その愛が故の逞しい意志、凛とした姿。
母親は、子供のためなら火の中でも飛び込んでいける・・・・
勿論、子供が行方不明なんて決してあってはいけない事で、決して経験したくない事。
しかし皮肉にもこの母、クリスティンの、我が子の行方不明事件に於いての行動が、それまで腐りきっていた
ロサンゼルス警察の化けの皮を剥ぎ、多くの人を救うことになる。
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オスカーにもノミネートされているアンジーの演技は素晴らしく、彼女自身子を持つ母としてリアルで見応えの
あるものだった。
また、彼女を救うべく立ち上がった牧師役のジョン・マルコヴィッチも流石の存在感。
そして、この事件に絡む凶悪事件の犯人役の演技も超不気味で、彼とアンジーとのぶつかり合いには
目が離せなかった。

親はどんなことがあってもその姿を確認するまでは、我が子がどこかで必ず生きていると信じるもの。
そして、その姿を見付けるためにはどんな事にも恐れずぶつかっていける・・・・
しかしそれと同時に、「あの時ああしていれば・・・・」という後悔の思いで苦しみ、自らを責め続けるだろう。
腐敗した警察を糾弾する逞しさを見せる一方で、我が子を思い、おそらく自責の思いの十字架を背負っている
であろうクリスティーナの姿には、涙無くしては見れなかったわ・・・・・
今年初、涙、涙の作品でした。


non的お気に入り度:


『ディア マイ ファーザー』

ディア マイ ファーザー [DVD]ディア マイ ファーザー [DVD]
(2008/11/21)
エリック・バナフランカ・ポテンテ

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監督:リチャード・ロクスバーグ 
CAST:エリック・バナ、フランカ・ポテンテ、コディ・スミット=マクフィー他

1960年、ロミュラス・ガイタ(エリック・バナ)はドイツから自然がいっぱいのオーストラリアの田舎町に移住し、息子のレイモンド(コディ・スミット=マクフィー)と暮らしていた。ロミュラスの妻、クリスティーナ(フランカ・ポテンテ)は移住後、慣れない家を出て恋人を作り、時々ロミュラス達の元に戻ってくると言う生活をしていた・・・・

日本未公開だけど、オーストラリアで高評価だった作品。
バナ兄さん主演作品って事でもレンタル、待ってました~

監督は『ヴァン・ヘルシング』でドラキュラ伯爵に扮したリチャード・ロクスバーグ。
原作者はこの作品の主人公で、作家、哲学者のレイモンド・ガイタって人。
聞いたこと無かったけど、オーストラリアでは有名なのかな・・・・
そんなガイタさんの、波乱に富んだ子供の時代を描いた作品。

全編通してとても静か。そして、広大で穏やかなオーストラリアの景色を背景にしながら、そこに流れる
人間ドラマは残酷で冷たく、その対比がなかなか良い。
始まりは微笑ましい父と息子の情景・・・・それは一見とても和やかな光景なんだけど、明らかにそこには
何かが欠けている。
それはロミュラスの妻であり、レイモンドの母・・・・この家には母が何故いないのか・・・・

レイモンドの母、クリスティーナは若く美しい・・・・だけど、母親としてはかなりの欠陥人間で、公然と浮気をし、
そして時々ロミュラスとレイモンドの住む家に戻ってくる。
そんな母親でもレイモンドにとってはたった1人の大切な母親。
また夫のロミュラスもクリスティーナへの愛を断ち切れず、実に身勝手な女性ながら離婚をしない。
日頃は一緒に過ごさない母親なのに、この父子は心のどこかで彼女の存在を支えにしていたのかも知れない。

時々しか帰ってこない母親、大喧嘩する両親、母が愛する知人の男、その男と母との間に出来た妹、
そして、いつまでも奔放でだらしのない母の姿、常軌を逸する父親・・・
レイモンドは幼い心をいっぱいにしながら自分が愛する大人の泥沼劇を見つめ、その小さな心を平常に
保ちながら吹き荒れる嵐の中を生きている。
大人は勝手。ほんとに勝手だ。小さな子供を置いて、自分のことばかり。
それでも両親を心から愛し、必死で彼らを待つ健気なレイモンドの事を思うと、とても哀しくなってくる・・・・

この作品でバナ兄さんと共に高く評価されたのが、主演のレイモンドに扮した男の子。
この子、すご~く上手かった
音楽も無く静かなこの作品、とにかく親に振り回されるレイモンドがどうなっていくかに一番目が行く。
と言うことで、彼の演技にガッツリかかってると思うんだけど、素晴らしかったわ。
目の演技がほんとに上手で、目だけで十分その心中を表現してくれていた。
また、奔放な母のフランカ・ポテンテも良かった。
この女優さんって私の中では結構ワイルドなイメージがあるんだけど、この作品では髪をブロンドにし、
色っぽく、とても綺麗なママだった。
Romulus-c2.jpg
ブサイクになったり美人になったりする女優さんやわ・・・・

子供は大人が思うより強く、大人は子供が思うより弱い・・・
大人は時にとても愚かで、そんな大人を見つめながらも子供は地に足をつけて踏ん張っている。
でもやっぱり、親にとっては子供が命で、子供は親の愛が無いと強く生きていけない。
どんな事があっても無くなることのない父と子の愛が静かに描かれ、ジュワ~っと胸に響く作品でした。


non的お気に入り度: