2008.05.20
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
![]() | 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (2008/02/22) 佐藤江梨子、佐津川愛美 他 商品詳細を見る |
監督:吉田大八 CAST:佐藤江梨子、佐津川愛美、永瀬正敏、永作博美 他
両親が事故死し、女優を目指して上京していた澄伽(佐藤江梨子)が実家に帰ってくる。女優業が上手くいかない澄伽はその事を、自分の私生活を漫画にした妹の清深(佐津川愛美)のせいにし、清深を責めていた。一方長男の宍道(永瀬正敏)も、何故か横柄な澄伽に頭が上がらずにいた・・・う〜ん・・・・内容はつまらなくない・・・でも映画としてはなんか退屈だった。
我が儘で自意識過剰な澄伽、か弱そうに見えて実は違う顔を持つ清深、澄伽に頭が上がらない宍道、
空気が読めずちょっと間の抜けた宍道の嫁。
みんなほんと腑抜けで欠陥だらけで哀しい人達で、そんな彼らの家族模様が、ドロドロとブラックに、ユーモア
たっぷりで描かれている。
こういうのって面白いはずなんだけどな。
役者も良かった。
サトエリも頑張ってたし、永作博美さんや佐津川愛美さんは超上手い。
特に清深役の佐津川さんはとても良かった。
でも、なぁんか響いてこなかったなぁ・・・・・面白くなかった・・・・
ドロドロなんだけどイマイチピント来ないし、笑いきれない。色々中途半端な気がした。
サトエリも、ビジュアル的にはこのお姉ちゃんにピッタリなんだろうけど、もっと毒々しくても良かったかも。
っていうか、個人的にサトエリが余り好きじゃないのが大きかったかな・・・
姉と妹の対決なら、「週末婚」の方が面白いわ

non的お気に入り度:



2008.05.11
『ハンティング・パーティ』

監督:リチャード・シェパード
CAST:リチャード・ギア、テレンス・ハワード 他
かつて著名なジャーナリストだったサイモン(リチャード・ギア)は、カメラマンのダック(テレンス・ハワード)と組んでいつも紛争地域から情報を送り続けていた。が、ボスニア内戦時に大きな衝撃を受けたサイモンは生放送中に暴言を吐き仕事を失う。その後出世したダックは終戦後のボスニアでサイモンに再会し、大きなネタがあると取材の話を持ちかけられる・・・・緊迫感あふれながら小気味良くて格好良くて、なかなか見応えのある作品でした

世界各地の紛争地域に出向き、その場からリアルな情報を提供するジャーナリスト。
彼らはクレイジーなほど勇敢で、いつも命の危険と隣り合わせ。
この作品にある命の危険は、ボスニア戦争時の民族虐殺を指示した戦犯を追うというもの。
これは実際、8000人が殺害された「スレブレニツァの虐殺」を指示したとされるカラジッチを追ったジャーナリスト
5人の話に基づいています。
作品中、無謀な事に挑戦するのは3人のジャーナリスト。
落ちぶれたかつての敏腕レポーターと、その男と共に戦地で映像を追っていてたカメラマン、そして新米
ジャーナリスト。
彼らはボスニアでの民族虐殺の戦犯を追う内、誰も知る由のない世界の秘密を目の当たりにします。
それはゾッとするような、信じたくない、でもどこかで聞いたことのあるような世界の秘密。
そんな秘密に憤慨し、自らの力で真実に迫る彼ら・・・・
危険極まりなく恐ろしい事に武器も持たず勇敢に足を踏み入れる彼らは、どんなに楽な生活が保障されて
いても、結局命の危険を感じてこそ生きている実感を得るのだとか。
そんな彼らこそが、言葉だけの政治家よりも世界の平和の為に確実に不可欠な存在でしょう。
ジャーナリストに扮した役者も良かった

特に、渋くて男っ気のあるギア様がイケてた〜
最近はすっかりダンディ路線だったけど、久々にワイルドでハングリーなギアにトキメキましたわ

今でも尚、報道の規制などで真実を明かされることなく虐げられている人達が多くいるこの世の中。
しかし世界中の誰もが、その真実を知る権利がある。
報道の自由は、人間が人間らしく生きていくために最も尊重されるべき権限です・・・
non的お気に入り度:




2008.04.19
『ファクトリー・ガール』

1965年、名門セジウィック家の娘、イーディ(シエナ・ミラー)は、美術学校を退学しニューヨークへ行き、ポップアートの旗手として有名だったアンディー・ウォーホル(ガイ・ピアース)とあるパーティで出会う。イーディの魅力の虜になったアンディは、ファクトリーと呼ばれる自身のスタジオにイーディを招き、そしてその後いつもイーディと共に行動するようになる・・・ウォーホルに見出され時の人となったイーディ・セジウィックを描いた作品。
1960年代・・・・ロンドンやニューヨークなどでサブカルチャーが花開いた時代。
そんな時代に有名になった人物は、今でも全く色褪せることなく語り継がれています。
イーディ・セジウィックもその1人。

当時のセレブの多くは酷いドラッグ中毒者で、命を落とした人も少なくありません。
彼らは皆心に哀しい闇を持ち、一時はその魅力に周囲が飛びつきもてはやされても、いずれ奈落に
つき落とされる・・・・
名家に生まれ、愛らしい笑顔で何もかも完璧に見えたイーディも又、幼い頃から横暴な父親の偏愛に
悩まされ続けてきた、真っ暗な闇を抱いた女の子でした。
そんな彼女の光と陰を描いたこの作品。
主演のシエナ・ミラーの演技が好評だった事もあったし、すごく楽しみだった〜。
お嬢様で可愛くて、誰もがうらやむようなイーディ・・・・でもとても孤独でいつも何かに依存していた・・・・
ウォーホルとの出会いで一躍時の人となり、そしてその出会いで自滅していったイーディを、シエナが
見事に演じています。
とにかくシエナがこの役にピッタリ。彼女以外にはこの役、考えられないな。
圧倒的に魅力的で、どうしようもなく自己破壊的なイーディになりきっていました。
その他、イーディの人生を変えたウォーホルに扮したガイ・ピアース、どうみてもボブ・ディランなんだけど
劇中ではビリーと言う役のヘイデン君もそれぞれ良かったです。
映画や音楽、ファッションにおいて、時代の先を行くアーティストの側にいることがステイタスだったその頃。
しかしそこには常に甘くて危険な誘惑があり、自分を見失うと命まで落としかねない。
イーディにとってその世界は、足を踏み入れるべきではない所だったのかも知れません・・・
non的お気に入り度:




*過去にイーディについて書いた記事
イーディの動画

超可愛い・・・
2008.04.13
『フィクサー』

アカデミー賞 最優秀助演女優賞受賞
大手法律事務所に、フィクサー(もみ消しや)として雇われているマイケル(ジョージ・クルーニー)は、私生活でも上手くいかないことが多く、いつまでもフィクサーとして働かなければならない自分に焦りを感じていた。そんな中、大手企業への集団訴訟に関わっていたマイケルの同僚、アーサー(トム・ウィルキンソン)の精神状態がおかしくなり、マイケルはアーサーのもとに向かう・・・きっと小難しいんだろうなぁって覚悟してたけど、やっぱり最初は混乱しかけたわぁ

しかしそれなりに見応えはあった。
大企業の隠蔽工作の恐ろしさと、その渦の中に巻き込まれた男の苦悩、悲哀が伝わってくる作品でした。
大手法律事務所に勤めながらも「もみ消し屋」というポジションにいる主人公マイケル。
依頼された様々な事を、裏で何事もなかったように掃除するのが彼の仕事。
しかしもとは純粋に法律家としての人生を思い描きその道を歩き始めたはずの彼は、自らの生き方に
焦りを感じ、失敗しながら苦悩の多い日々を過ごしています。
そして、大企業の集団訴訟の弁護を担当していた同僚がある重大な秘密を握ってしまったことで、
マイケルも同じ渦の中に・・・
その中にいながらマイケルはフィクサーとして同僚を消すのか、それとも人として真実を追究するのか・・・
役者さんの演技がとても良かった。
人生に疲れたもみ消し屋を演じたジョージ・クルーニーも素晴らしかったし、狂ったように不正と戦う姿勢を見せた
弁護士に扮したトム・ウィルキンソンも上手い。
そしてティルダ・スウィントンは、オスカーを獲る程かどうかと言われれば分からないけど、彼女の存在感って
やはり凄いと重う。。
彼女好きだわ〜。
この作品では、プレッシャーに耐えながらも大企業の法務部長として隠蔽に邁進する弁護士をを見事に
演じてくれています。
彼女がやるだけで、そのキャラクターに何とも言えない陰鬱な空気が漂う。
私的にはもっと不気味な役の彼女が好きだけど

non的お気に入り度:




2008.03.27
『プレステージ』
![]() | プレステージ (2008/01/01) マイケル・ケイン、クリスチャン・ベイル 他 商品詳細を見る |
監督:クリストファー・ノーラン
CAST:ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン 他
19世紀末、ロンドン。ライバルマジシャンのアンジャー(ヒュー・ジャックマン)のマジックの仕掛けを見ようと舞台下に降りたボーデン(クリスチャン・ベイル)は、水槽に落ちて溺死したアンジャーを殺害した容疑で逮捕される。かつてアンジャーとボーデン2人でマジシャン(マイケル・ケイン)の助手をしていた頃、舞台上で事故でアンジャーの妻が死亡し。その事故の原因がボーデンにあると疑ったアンジャーはそれ以降ボーデンと激しく対立するように・・・・う〜ん・・・まあまあ・・・・フツーだった。
腕のあるマジシャン同士の化かし合い、心理戦は決してつまらなくもなかったけど、サスペンスとしては
割と簡単にオチが読めちゃう。
だってぇ、「この人の顔、絶対おかしい!」みたいな怪しげな人が出てきたりして・・・
だからある程度の部分まで話が進むと、ラストもだいたい分かってしまったぁ。
だから余り驚きもなかったし。
ただ、後でそのオチの伏線になっていたシーンを思い出すとなかなか面白いけど。
あと、彼ら2人の単なるマジック争いを超えた戦いは、「そこまでやるか!」って感じで目が離せなかったわ

そして、ヒュー様やクリスチャン・ベイル、マイケル・ケインという良い役者が熱演してくれてるだけで
十分に見応えがあるわけで。
って事で、可もなく不可もなく・・・・でした

久々のボウイ様にも驚きでした。
non的お気に入り度:



2008.03.13
『ボルベール<帰郷>』
![]() | ボルベール<帰郷>コレクターズ・エディション (2008/01/01) ヨアンナ・コバ、ロラ・ドゥエニャス 他 商品詳細を見る |
監督:ペドロ・アルモドバル
CAST:ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ 他
カンヌ映画祭 最優秀脚本賞 最優秀女優賞受賞
失業中の夫に代わって働くライムンダ(ペネロペ・クルス)の留守中に、父親に関係を迫られた娘、パウラは、抵抗して父親を殺してしまう。その事を知ったライムンダは娘を守るために事件を隠す。そんな中、叔母の葬式に出たライムンダの姉ソーラは、昔火災で死んだはずの母が目撃されたという話を聞く・・・THE 女の映画! 男なんて要らん!!って感じの、女の愛の深さと強さが描かれた作品。
母と娘、姉と妹・・・その強い絆が、ちょっと不思議な展開で描かれています。
そう、最後までなんか不思議な感じ・・・サスペンスなのか神秘の話なのか・・・
まぁアルモドバルさんですからね、いつも彼の作品を見ると少々混乱してしまうんだけど

主演のペネロペがとにかく良い〜

美しいのは勿論のことで、とにかく彼女の演技は素晴らしいわぁ・・・
あれだけ綺麗なのに、苦悩を抱えた女の哀愁がヒシヒシと伝わってくる。
彼女が画面いっぱいに映ると見入ってしまうねんなぁ・・・

あんな色っぽいママだと娘もハッピーだわね。
アルモドバルならではのヴィヴィッドカラーで彩られた独特な世界とペネロペの演技に、知らず知らずに
引き込まれてしまう作品でした。
私も娘がいるけど、あそこまでは強くなれないかな・・・はは・・・

non的お気に入り度:



2008.03.08
『バンテージ・ポイント』

監督:ピート・トラヴィス
CAST:デニス・クエイド、ウィリアム・ハート、フォレスト・ウィッテカー 他
シークレットサービスのトーマス・バーンズ(デニス・クエイド)は、大統領をかばい傷を負った後復活し、首脳会談に出席するアシュトン米大統領(ウィリアム・ハート)の警護にあたっていた。しかし会場到着直後、大群衆を前にアシュトン大統領が突然何者かに狙撃され、辺りはパニックに・・・過去へのトラウマの中何とか職務に復帰したシークレットサービス、その場面をビデオカメラで撮り続けた一般人、
狙われた大統領自身、そして事件に関わる人間達それぞれの視点から大統領暗殺事件の真実に迫る
という作品。
上映時間は90分。短い・・・で、ほんまにアッという間やったわ〜

最初はアメリカのテレビ中継から映し出される大統領暗殺場面から始まり、その後同じ時間、同じ場面に何度も
巻き戻ってはそれぞれのキーになる人物を追い、そしてそれらが最後に一つに繋がって全てが明らかになるという
なかなかのアイデアムービー。
同じ場面に3回目ぐらいに巻き戻った時は「この場面何回やるの?」なんて一瞬不安になったりしたけど、
戻っていく毎に真実が明らかになっていく。
そして、ラストに近づくに連れ手に汗握る展開で、ほんっとにアッという間の90分でした。
ウィリアム・ハートやシガニー・ウィバーなど名優が揃ってるけど、役者さん達の演技はさておき、
そして内容もさておき、とにかく大統領暗殺事件の裏側からその結末までを、ハラハラドキドキで一気に
見切ってしまうのが魅力の娯楽作品。カーチェイスも最高だし

一応、デニス・クエイド扮する正義感の強いシークレットサービスの大活躍復活劇というドラマも平行して
描かれておりますが。
おっと大活躍と言えば、フォレスト・ウィッテカー扮するビデオカメラを撮り続けていた一般人の活躍も
すごかったわ〜
デジタルビデオカメラ片手にめっちゃダッシュしまくりぃ〜


ほんとに最近のカメラって、手ぶれしないのね・・・

non的お気に入り度:




2008.02.28
『ボビー』
![]() | ボビー BOBBY (2007/08/10) アンソニー・ホプキンス;デミ・ムーア 商品詳細を見る |
監督、脚本:エミリオ・エステベス CAST:アンソニー・ホプキンス、デミ・ムーア、シャロン・ストーン 他
1968年、6月。由緒あるLAのアンバサダーホテル。様々な人間ドラマが行き交うそのホテルに、アメリカの希望を一身に受けたロバート・F・ケネディがカルフォルニアの予備選挙後、スピーチする事になっていた・・・・
ロバート・F・ケネディ・・・・兄のジョン・F・ケネディと同様多くの人に慕われ希望を託され、そして凶弾に倒れた人。キング牧師が暗殺されベトナム戦争は泥沼化し、人種差別を避難する人達や反戦を訴える若者達と
政府は対立し、混沌としていた1968年のアメリカ。
そんな中で国民にとっての希望の光となった”ボビー”・・・ロバート・ケネディ。
貧しく差別を受ける人々のところへ自ら足を運び、ベトナムからの名誉ある撤退を強く訴え、多くの人が
彼にアメリカの未来を託そうとしていた。
しかし彼も兄と同様、暗殺されてしまう・・・アンバサダーホテルで。
この作品はロバート・ケネディが暗殺されるまでのアンバサダーホテルの1日が描かれています。
ホテルは様々な人が行き交う場所。そこにはそこに居る人の数だけドラマがある。
ドアマンをやめた後も家のようにホテルにやってくる老人、未来の大統領と目された大スターを迎え入れるべく
緊張感に溢れた支配人、ベトナム戦争への徴兵を避けるために結婚するカップル、酒浸りの歌手、厨房で
働く有色人種達・・・・
彼らの多くはボビーが大統領になり、明るい未来をもたらしてくれるものと信じ、彼が予備選挙で圧勝したことを
喜んでいた・・・・なのにまたも、暴力が未来を奪ってしまう・・・
ラストのその時の様子は、その頃ヒットした映画『卒業』の主題歌、サイモン&ガーファンクルの
「Sound of silence」をバックに、当時のリアルなフィルムが織り交ぜられながら衝撃的に描かれています。
ボビーの死は夢が消えたのと同じ・・・・多くの人のショックと哀しみが伝わってくる場面でした。
この作品の脚本を書き監督をしたのがかつての青春俳優、エミリオ・エステベス。
まぁ、こんな作品の監督するぐらい立派になられていてちょっと驚きでしたが、この作品にも出演している
彼の父親、マーティン・シーンがケネディ家の支持者だったこともあり、その日エミリオは父に手を引かれて
アンバサダーホテルに行ったのだとか。
なのでロバート・ケネディの最期というのは、彼自身にとってとても思い入れのある事のようで。
キャストは何とも豪華。
アンソニー・ホプキンスを始め、シャロン・ストーン、デミ・ムーア、ヘレン・ハントなどなどなど・・・
私的には、大昔恋人同士だったデミ・ムーアとエミリオが夫婦役で出てるのが感慨深かったりするんだけど。
ちなみにデミの現夫、アシュトン・カッチャーも出てます。
それと、シャロン・ストーンとデミのツーショットを見て、自分も年をとるはずや・・なんて思ってしまった・・・

「報復は報復を呼ぶだけ。お互いが尊重しあい共存すべき。」
40年前にボビーが語った言葉が、暴力や憎しみが蔓延る今の世界にも重く響きます・・・
non的お気に入り度:




2008.02.26
『ヘンダーソン夫人の贈り物』
![]() | ヘンダーソン夫人の贈り物 デラックス版 (2007/11/21) ジュディ・デンチ;ボブ・ホスキンス;クリストファー・ゲスト;ケリー・ライリー 商品詳細を見る |
監督:スティーブン・フリアーズ CAST:ジュディ・デンチ、ボブ・ホスキンス 他
1937年、夫を亡くしたヘンダーソン夫人(ジュディ・デンチ)は、膨大な遺産でロンドンのウィンドミル劇場を買い取る。そしてショービジネスのプロ、ヴァンダム(ボブ・ホスキンス)をマネージャーとして雇いミュージカルを始める。が、観客は減りだし、ヘンダーソン夫人は女性のヌードレビューを思いつく・・・イギリスで初めてヌードレビューを上演した実在の劇場のオーナーを描いた物語。
ジュディ・デンチはほんとに上手い!
こわ〜い役から地味な役、そしてこんなコミカルで元気なおばあちゃんまで、何でもキッチリこなしてくれる。
それに共演がボブ・ホスキンスだし、安心して楽しめました

この実在した女性、ローラ・ヘンダーソン。何ともエネルギッシュな未亡人です。
女ってほんと、夫が逝っちゃってから輝き出すんだな・・・・はは

マネージャーと衝突しながらもいつも前向き。
そんな彼女の原動力は、第一次世界大戦で若くして亡くした息子への思い。
そんな彼女の愛に彩られたウィンドミル劇場がロンドンの上空を飛び交う第二次大戦の暗い陰を
追い払い、舞台に立つ名も無き女性達、そしてそれを見つめる若い兵士達はその時の命を輝かせていた・・・
ヌードレビューはヘンダーソン夫人から若者達への贈り物です。
ヘンダーソン夫人の偉業に感動すると同時に、戦争で散っていく若い命に切なくもなります。
でも、ジュディ・デンチとボブ・ホスキンスの軽快な演技で決して暗くなくコミカルで、元気をもらえる作品でした

non的お気に入り度:




2008.02.15
『ハンニバル・ライジング』
![]() | ハンニバル・ライジング スタンダード・エディション (2007/08/24) ギャスパー・ウリエル;コン・リー;リス・エヴァンス;ケビン・マクキッド;ドミニク・ウェスト 商品詳細を見る |
監督:ピーター・ウェーバー
CAST:ギャスパー・ウリエル、コン・リー、リス・エヴァンス 他
1944年、リトアニア。名門レクター家の長男ハンニバルは、ドイツ軍の爆撃で両親を失い、妹のミーシャと2人で寂れた小屋で暮らしていた。その後、グルータス(リス・エヴァンス)率いる脱走兵達が小屋へやってきて妹を連れ去っていく。そして終戦後、ハンニバル(ギャスパー・ウリエル)は叔母のレディー・ムラサキ(コン・リー)の世話になりながら、、毎夜妹の夢にうなされていた・・・トマス・ハリス原作のハンニバル・レクターシリーズ最新作。
ギャスパー祭り開催中

やっと見たぁ。って言うか、全然大丈夫やんか・・・・トドメはちゃんと映ってないし、全くグロく無かったわ。
ハンニバルシリーズは『ハンニバル』を除く作品は一応鑑賞済み。
と言うのも、『ハンニバル』は鑑賞した友人からそのエグさを聞いて、見るのを止めてしまった

内容は概ね知っていますが。
で、シリーズ第1作の『羊達の沈黙』は言うまでもなく秀逸。っていうか他作品とは別格。
不気味で知的で優しくて、そしてこの上なく猟奇的ななハンニバル・レクターが、アンソニー・ホプキンスの名演で
見事に再現され、ジョディ・フォスター扮するFBI捜査官と対峙するシーンなどは実に素晴らしい。
彼女に犯人像のヒントを与えながら、彼女自身の中に蔓延るトラウマにまで詰め寄ると言う、
人の心の奥底まで読み悟る知的な精神科医レクターが、一方で何故あれほどまでに残忍なのか・・・
・・・芸術のように人を殺し、肉を食べる・・・
この『ハンニバル・ライジング』は、その猟奇的殺人犯、ハンニバル・レクターの原点が描かれた作品です。
この作品、評価が別れてますね。
確かに、我々からすれば滑稽極まりない日本が満載。またか・・・欧米が描く変な日本像。
なんやねん・・・・ありゃ・・・・コン・リー扮する叔母さんの名前と言い、鎧と言い・・・
剣道シーンなんて、「おいおい」とマジでツッコミ入れそうになったワイ

それに、原作をご存じの方にはおそらくかなりのギャップもあったでしょう。
でも、原作を知らず、『羊達の沈黙』とは全く別物と考えて見たら、そんなにつまらなくもなかったな。
って言うか完全に主演のギャスパー見たさに見てますんで、どうしても贔屓目になってしまうけど・・・はは

ギャスパーは良かった〜

彼はフランス人でおまけにまだ経験も浅いというのに、この大作に、そしてどえらい個性のキツい
キャラに抜擢されて、母国語でもない英語を操りながらよくぞあそこまで演技をしたと思います。
元々華奢な体に少々体重を増やし、アンソニーレクター博士の独特な歩き方を真似て、そしてギャスパーが
出せる100%の色気と狂気とインテリジェンスを存分に発揮してくれたと(べた褒め)。
もちろん最初から最後まで綺麗なギャスパー。ほんと、目が癒される〜眼福、眼福

こんな殺戮シーンがあっても癒される・・・っておかしいですが・・・
あんな風に上目遣いに見つめられてひく〜い声で囁かれたら、怖いどころか素敵すぎるでしょ!
私の方から襲うわ(爆)
何と言っても殺人シーンのギャスパーは格別美しい・・・

苦手なシーンを直視できたのは、彼の顔のお陰もあったのかな。
爽やかなきれ〜いな顔で澄んだ空気を吸って・・・・・・介錯・・・・・・

女性との愛より悪魔になることを選んだ男・・・愛する者を残忍な方法で奪われたトラウマから殺人を犯し、
いつしかそれが彼の生きるエネルギー、美学となっていった・・・ってとこなのかしら。

キラキラしたつぶらな瞳が時々イッちゃってる人にも見える。
幼い頃に犬に咬まれたという頬の傷跡も、不気味さを出すのね・・・
non的お気に入り度:



(ギャスパーの美しさに
1個)
2008.02.07
『パリ、ジュテーム』
![]() | パリ、ジュテーム プレミアム・エディション (2007/10/24) ナタリー・ポートマン;イライジャ・ウッド;ジュリエット・ビノシュ;スティーヴ・ブシェミ;ウィレム・デフォー;リュディヴィーヌ・サニエ;ファニー・アルダン;ジーナ・ローランズ;ベン・ギャザラ;ミランダ・リチャードソン 商品詳細を見る |
監督:トム・ティクヴァ、ガス・ヴァン・サント、ジョエル&イーサン・コーエン、アルフォンソ・キュアロン、ウォルターサレス 他
CAST:ナタリー・ポートマン、;ジュリエット・ビノシュ、スティーヴ・ブシェミ、ウィレム・デフォー、リュディヴィーヌ・サニエ、ファニー・アルダン 他
パリのあらゆる場所で見られる人間ドラマを1話約5分、全18話で描くオムニバス映画。オムニバス映画って余り見ないんだけど、たまには良いもんです

この映画は、全て舞台はパリ。物語は、そのパリのあらゆる場所で繰り広げられる18の人間ドラマ。
男女の恋愛模様だったり、子供を亡くした女性のお話だったり、パリに旅行に来た人の物語だったり・・・
話の内容は本当に様々で、見せ方も多種多様。
フツーに展開される物もあれば、ホラーチックだったりファンタジックだったりする物もあって、その辺も
なかなか面白い。
どの監督のどの作品が好き・・・とか、改めて自分の映画の好みが見えてきたりして。
5分の中に物語の要点を、完結に、かつ印象的に描くってほんとに難しいと思います。
中には???なのもあったのはあったけど、すごく面白いのもあったし、泣けてくるのもあったり、
かなり強く印象に残る作品もあったりして、映画って長さじゃないんだな・・・ってつくづく。
私的にはパントマイムのお話がお気に入り。とても不思議な感じなんだけど、ラストがとても良い〜

あと、コーエン兄弟のも面白かった。スティーヴ・ブシェミが板尾さんに見えて仕方なかったけど・・

人々の悲喜劇を包み込むパリを舞台に、世界の巨匠達が存分に腕を振るった濃密な5分×18の物語。
何とも贅沢でゴージャスな映画です

『ハンニバルライジング』のギャスパー・ウリエル君など美しいメンズが出てたのも良かったわん

non的お気に入り度:




2008.01.22
『ハチミツとクローバー』
![]() | ハチミツとクローバー スペシャル・エディション (初回限定生産) (2007/01/12) 櫻井翔、蒼井優 他 商品詳細を見る |
美大生達の青春ラブストーリー。貧乏な美大生の竹本(桜井翔)は、先生の親戚で大学に入学してきたはぐみ(蒼井優)を見て恋に落ちる。そして、天才的な才能を持った森田(伊勢谷友介)も又、はぐみを好きになる。一方彼らの仲間の山田あゆみ(関めぐみ)は同じ美大生仲間の真山(加瀬亮)に思いを寄せるが、真山はバイト先の女性が好きだった・・・大人気コミックが原作で、ドラマでも始まったこの物語。
タイトルだけは知っていたけど内容は殆ど分からずのままで、このハチクロワールドはドラマが初見。
で、実はあのドラマのあの感じは余り好きになれないでいて、映画はどうかと思って見てみました。
加瀬君も出てるし。
当然だけどドラマとは登場人物のキャラが微妙に違っていて、どちらが原作に近いかは知らないけど、
映画の方が私は入り込みやすかった。
いずれにしても原作ファンの方だともっともっと楽しめる作品なんだろうなぁ・・・といったところだけど。
映画の方はドラマに比べるとそれぞれのキャラがごく自然に描かれていて、あまり力が入っていないところが
良い感じ。
片思いをしてるその切ない気持ちに苦しむ彼らがみんなそれぞれ愛らしい。
そうそう、恋とは苦しいものなのだよ・・・と言ってあげたくなる。
とは言えやはり長い原作を2時間にまとめてるんだから、原作ファンの方達からすればかなり端折られてる
感じなんだろうなぁ・・・・
だから原作を知らない私なんて、実は内容どうのより殆ど加瀬君だけ見てたのでして。
正直、誰を好きになってどうなるとか、どうでもええわって言うのが本音だったりして・・・はは

それを言えば元も子も無いわなぁ・・・
数人の若者グループがその中で誰かを好きになったり、友情を感じたりっていうこの手の話には、
いつの頃からか何にも感じなくなってしまってる・・・・どうしてもどこかで冷めてしまう・・・
若いって良いなぁとは思いますが。
年・・・なのか、私が余程汚れてるからか・・・・ガクっ

non的お気に入り度:





































