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Something Better

映画、読書感想などボチボチ書いていきます★
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『モーツァルトとクジラ』

モーツァルトとクジラモーツァルトとクジラ
(2007/06/29)
ジョシュ・ハートネット、ラダ・ミッチェル 他

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監督:ペター・ネス CAST:ジョシュ・ハートネット、ラダ・ミッチェル 他

ドナルド(ジョシュ・ハートネット)はアスペルガー症候群のために普通の日常を送れないでいた。ある日、彼が立ち上げた同じ症状の仲間が集まるグループに、イザベル(ラダ・ミッチェル)が入る。そしてドナルドはイザベルと恋に落ちる・・・

『イカとクジラ』の次は『モーツァルトとクジラ』・・・
で、このお話は、自閉症という障害を持った男女の純粋なラブストーリー。
自閉症・・・いろんな症状があって、本当に幅が広い。
私の周りにも何人かそういう子供さんがいるけど、本当に千差万別。
主人公のドナルドのように、やたら数字に強くて知能指数は高いけど、人とは普通にコミュニケーションを
とれなかったり、イザベルみたいに自我を抑制できなくて思ったことを何でも言っちゃったりやっちゃったり・・・
そんな二人の恋は危なっかしくて、でもピュアで可愛くて、見ていて心から応援したくなります。
劇的に感動するストーリーではないけど、暖かい気持ちになれる作品

主人公のジョシュ、なかなか上手いです
人と目を合わせられないというのは自閉症の特徴的な症状で、その辺上手かったんじゃないかな。
同じグループの、他のメンバーに扮した役者さん達の演技もグ~です


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『エディット・ピアフ ~愛の讃歌~』

edith.jpg

監督:オリヴィエ・ダアン 
CAST:マリオン・コティヤール、ジェラール・ドバリュデュー 他

1915年、パリで生まれたエディットは、父親の実家の売春宿で育てられた後大道芸人の父親と共に各地を廻る。その後20歳になったエディット(マリオン・コティヤール)はストリートで歌っているとき、名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレ(ジェラール・ドバリュデュー)に認められスカウトされる・・・
「愛の讃歌」などで有名なフランス人歌手、エディット・ピアフの波瀾万丈の半生を描いた作品。

人生を歌に捧げた人・・・エディット・ピアフ
その育ちはあまりに不遇で愛に飢え、「歌」だけがエディットに生きることを教えてくれた。
・・・「歌」は魂の叫び・・・
哀しみも喜びも、そして愛も、全てを歌に変え、歌うために生きた・・・
だからこそ、彼女の低音に響く力強い声は人々の心を鷲掴みにし、そして誰もが永遠に忘れることの出来ない
数々の名曲が生まれたのでしょう。

しかしこの作品、とにかくエディット・ピアフに扮したマリオン・コティヤールが素晴らしい
早くもアカデミー賞候補と言われてるらしいけど。
ま、実在の人物に扮したら受賞しやすいって言う傾向もありますが・・・
それにしても、素晴らしかった~
最近『エコール』『プロヴァンスからの贈り物』などでやたらと彼女を見かけることが多かったけど、
こんなに上手い女優さんとは・・・
顔はメイクで本人に似せているとは言え、おそらくその歩き方や話し方まで、何もかもエディット・ピアフその物でしょ。まるでピアフがのり移った様な演技だったんじゃないかな。
こちら実物
確か、爪もちゃんとこんな風になってたよね・・・

著名人の半生を描いた映画と言うのは、ともすればダラダラとしたものになりがちだったりする。
だいたい映画になるくらいだし波瀾万丈であることは見る前から分かってる事だし、それをいかに
印象強いものに仕上げるかは、もちろん脚本なども大事だけど、主演俳優の演技も大きなポイント
例えばジェフリー・ラッシュが実在のピアニストに演じた『シャイン』なども、やはり彼の圧倒的な演技が
とても素晴らしく、身震いしてしまうほど。
そしてこの作品、『エディット・ピアフ ~愛の讃歌~』のマリオン・コティヤールも同様で、彼女の渾身の演技に
感動し、エディット・ピアフの歌と愛の人生に心を揺さぶられました。

CMのおすぎの言うとおりになっちゃうけど、まさしく魂の歌と、素晴らしい演技が圧巻の作品でした


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『時計じかけのオレンジ』

時計じかけのオレンジ時計じかけのオレンジ
(2001/08/23)
マルコム・マクドウェル、パトリック・マギー 他

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監督:スタンリー・キューブリック 
CAST:マルコム・マクダウェル、パトリック・マギー 他

近未来、暴力とSEXに明け暮れていた不良グループのリーダー、アレックス(マルコム・マクダウェル)は、ある日仲間にはめられて殺人容疑で逮捕される。アレックスは早く自由になるために、ある実験の被験者になる・・・

故スタンリー・キューブリック監督による、今尚カリスマ的人気を誇る傑作。
ようやくまともに全編見ましたよ。遅いでしょ~遅いよねぇ・・・
映画を見るようになってから約30年の間、一度もこの作品ちゃんと見てなかった~
もちろん知ってましたよ。この作品のことは。
じゃ、何故これまで見なかったかっちゅうと、私の、かなり偏った先入観によるもので。
この作品の存在を知ったのは多分20年ぐらい前。心が今よりヤワヤワで、ピュアピュアだった頃の私。
何故この作品を知ったのかはよく覚えてないけど、とにかくこの映画の一場面を見ることとなり、
嫌悪感を感じた・・・のですよ、確か。
今でも基本的にバイオレンスシーンは好きじゃなくて、どんなにそこに意味があってもリアルな残酷シーンは
作り物と分かっていてもダメだったりして。
こんなだからその頃の私と言ったら、拷問、リンチ、レイプと言った類の場面がある作品に対しての拒絶反応たるや
すごかったのですわ・・・・
もちろん昨今の映画に比べたら、その当時のそう言うシーンは今思えば可愛いもんなんだけど、それでも
その時はとにかくダメだったのですよ
で、この作品の、アレックス達がある家に押し入って、高らかに笑い声を上げながら女性を担ぎ上げた
シーンを見てしまってダメ・・・・この作品に対しての先入観が出来上がってしまったというわけ。
それ以降、片目に付け睫を付けたマルコム・マクダウェルの顔が怖くて仕方なくなってしまったのですね。
で、それから20年が経ち、ようやく封を解いたと言うわけです・・・・はは

で、感想ですが・・・なるほどぉ・・・・
確かに1971年に作られたとは言え35年経った今でも全く違和感を感じないストーリーは面白い
もちろんベトナム戦争まっただ中のその当時の若者の間にも、ドラッグ、暴力、SEXが蔓延し、それらを
皮肉ったものかも知れないけど、とにかく何もどこにも古さを感じさせない。
序盤ではアレックスは諸悪の根元のように見えるも、結局彼をそうしてしまった親、社会、更に彼を
操作する大人達それぞれも皆更に上を行く「悪」であり、最終的にはアレックスに同情や愛着さえ感じてしまい、
時計じかけでは何も解決しないという事を気付かされる。
そして、終始暴力とエロが描かれているようだけれど、ポップでクール、そしてユーモラス。
色彩は鮮やかで、台詞はロシア語と英語のスラングが組み合わされ、音楽はベートーヴェン。
そして、格好いいほど邪悪で、情けないほど哀れなアレックスを圧倒的な演技で魅せるマルコム・マクダウェル。
その全てが強烈で、可笑しくもあり汚らわしい・・・・

この作品は元々1962年に書かれた近未来のディストピア小説だけれども、45年経っている今現在
決してこの内容と遠くない現実があります。
若者の非行、暴力とSEXは、いつの時代も永久に変わることのない社会問題。
だからこそこの作品はいつ見ても新しいのかも知れないけれど、その内容が更にショッキングに色づけられ、
視覚に聴覚に強い刺激を与え、脳内に色濃くその残像を残します。
私的に決して好みの作品ではないけれど、永遠に語り継がれる傑作であると言うことは納得でござる


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「人志松本のすべらない話11」

昨日深夜、「人志松本のすべらない話11」が放送されました~
前回はゴールデンで思いっきりスペシャルだったけど、今回は通常モード。
おまけにメンバーもゴロッと新しくなり、いつもの顔ぶれはまっちゃん、千原ジュニアと宮川大輔のみ。
初すべらない話が5人というメンバーでの面白話が繰り広げられました。
とは言えすべらないファンとしては、どうしても見慣れない顔となるとちょっと不安になるもの・・・
しかしまぁそこは流石に選ばれた方達。ちゃんと笑わせてもらいました

まず、よいこの濱口。流石におバカさんとは言えベテラン芸人。すべり知らずです
そして、その他の若手芸人さん、面白顔のザブングルの加藤、若月の若月徹、矢野・兵頭の兵頭大樹、
バナナマンの設楽もそこそこ面白かった。
特に兵頭大樹。彼、初見だったけど良いですね~
ふくよかで好感の持てる見た目も笑えるけど、その話し方がなかなかのものです。

で、いつものまっちゃん、ジュニア、大輔はもちろんのことおもろいんだけど、この度は大輔がまたまた
驚くべき彼の若き日の実体をカミングアウトしてくれて、最高
その変態っぷりが可笑しすぎます~

まぁ正直、これまで程お腹抱えて笑えたって事は無かったし、やっぱりケンコバとか黒田とか出て欲しいな~って
思ったけど、若い芸人さんもたまには良いもんです
次回も最高なすべらない話、期待しとります





今度は「体内イメージ」

先日は「脳内イメージ」が話題になったけど、今度は体・・・「体内イメージ」
って事で、また本名とHNのnonで遊んでみました

まずは本名がこちら
tainai.jpg
小腸が「老」って以外は特に問題なし・・・らしい・・・
う~これももしかしたら当たってるかも?
胃とかはいつも絶好調だけど、万年ユルユルだしぃ・・・

そしてHNのnonではこちら
tainainon.jpg

なに、なにぃ~これぇ~~ じん臓が「毛」ってなにぃ~
心臓に「毛」は聞いたことあるけど、じん臓に「毛」って・・・
どうもnonは、脳も体もとんでもない奴の様ですな・・・ぷっ

「体内イメージ」はこちらから。

『めがね』 & 舞台挨拶

glass.jpg
監督、脚本:萩上直子 
CAST:小林聡美、もたいまさこ、光石研、市川実日子、加瀬亮

春。旅をするタエコ(小林聡美)はある海辺の宿にたどり着く。そして、自然がいっぱいののどかなその宿で、風変わりな人達に出会う・・・

ラッキーなことに、川崎チネチッタにて、久々に舞台挨拶有りの上映会を鑑賞できました~
で、まずは映画感想から・・・

『かもめ食堂』
のスタッフによる、南の島のたそがれ話
そうです。あの感じ・・・とわわ~んと、の~んびりと、ゆった~りとしてるのです
とは言っても『かもめ食堂』とはまた違った味わいがあり、これまた何とも独特。

『かもめ食堂』は異国の街での日本人の様子がゆったりしたテンポの中ユニークに描かれ、その何とも言えない
穏やかで微笑ましく、温かな感じに癒されました。
そしてこの『めがね』は、更にゆっくりと、更に更に違う世界へ誘われるような、まるで時間が止まっているような、
そんな感覚を覚えるものとなっていました。
登場人物がそれぞれが一体どういう人なのかとか、そこがどこなのかとか、何故そこにいるのかなどは
殆ど分からないんだけど、とにかくいたくなる。来たくなる。ただひとときたそがれる為のその場所に・・・・・
そして会いたくなる。たそがれを教えてくれたその人達に・・・
確かにね、私もそう言う場所ほしいな・・・何も考えずたそがれたいよなぁ・・・・

そして、『かもめ・・』と共通して、またまた美味しそうだった~食事がっ!!!
とにかくね、このスタッフさんの作品、「食」なんですよ!「食」!!
あの目玉焼きの絶妙な美しさ、たらこの頃良い焼き具合、それだけでお腹グーグー
新鮮な魚や野菜、さざ波の音を聞きながら食べる甘い氷小豆
優しい人が作る食事は食べる人の心を溶かしてくれる・・・
やっぱり大事よね・・・食べるって・・・(と、自分を慰める

それにしてもこの作品、さすがにちょっとゆったりし過ぎかも・・・。
眠っちゃう人もいるだろうなぁ・・・・
しかし、海が大好きな私は、この作品を見て本気で久々に海を見たくなりました


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そして上映後、荻上監督、小林聡美さん、光石研さん、もたいまさこさん、加瀬亮くん、市川実日子さんの
舞台挨拶ぅ~ 
続きはから。

『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』

fantasticfour.jpg

監督:ティム・ストーリー 
CAST:ヨアン・グリフィス、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス他

すっかり有名人となったファンタスティック・フォーの4人。その中のメンバー、リード(ヨアン・グリフィス)とスー(ジェシカ・アルバ)は結婚式を控えていた。その頃世界各地では、原因不明の異常現象が起きていた・・・・

普通だったのに普通じゃなくなって、世界のヒーローとなったファンタスティック・フォーの久々の登場~
アメコミムービー大好き~ ヤッホ~~
で、前回は人間が相手でしたが、今回はシルバーサーファーこと、よく分からない違う星から来た生物が相手。
この宇宙人、マーベルコミックスの中でも1、2を争う人気のキャラだとか。
こやつなかなか格好良くて手強いですわよ~
何のために地球に来たのか、そしてどんなやつなのか・・・

まぁ、面白かったと言えば面白かったけど、何だか物足りない感じ・・・
『スパイダーマン』や『X-MEN』と比べちゃいけないと分かっていても、それにしても前回よりも痛快さが
足りなかったというか・・・
あるいは欲が出てしまったかしら・・・この作品に多くを求めてはいけないのに!

しかししかしね、クリス・エヴァンス@ジョニーが今回も可愛かったから許すことにしよう!!!
気が付くと彼の青い目に釘付けになってました・・・はは
でもあの姿では恋人と飛べないわね・・・・
ちなみにヨアン・グリフィスの変身はいつ見てもトホホ・・・

まだ続編ありそうな感じです


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『イカとクジラ』

イカとクジライカとクジラ
(2007/06/20)
ジェフ・ダニエルズ、 他

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監督:ノア・ボーンバッハ CAST:ジェフ・ダニエルス、ローラ・リニー他
アカデミー賞脚本賞他ノミネート作品

ブルックリンに住むバーナード(ジェフ・ダニエルズ)は落ち目になった元売れっ子作家で、妻のジョアン(ローラ・リニー)は有望な新人作家。そんな二人は離婚することになり、二人の息子は決められた曜日に父母それぞれと過ごす・・・

一見理想的に見える家族。インテリな両親に可愛い子供達。
しかしその理想型が崩れた時、それぞれの心はどこへ行くのか・・・

尊敬すべきプライドの高い父親が崩壊していく時、母親が「女」になった時、そしてそんな両親の姿に
戸惑う子供達の様子が淡々とシニカルに描かれたこの作品。なかなか面白かったです。
実に淡々としているんだけど全く退屈しなかったなぁ。
父親の肩を持つ長男、母が大好きな次男。
彼らの心の揺れがとても繊細に描かれていて、とても興味深く見れました。
あれが女の子ならまた違った感じになるんだろうけど。
男の子だから尚、興味深かったのかも知れない。
男の子の父を思う気持ち。そして母への思い。
その複雑な胸の内が時には痛々しいほどで、大人の勝手さが腹立たしかったんだけど。

ただこれもあれですよ。「え!ここで終わりかいな!!」的な終わり方。
突然、THE ENDです
そう言う部分も含め、見てる者の解釈によって色んな考え方が出来る作品でもあります。
答えが出たような出ていないような・・・いや寧ろ更に複雑になっていきそうな気もするのに・・・
でも結局、「人生ってそんなもの」って事なのかな・・・

父役のジェフ・ダニエルズ、母役のローラ・リニーは当然良い演技を見せてくれましたが、子供に扮した
二人がとても良かったです


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iPod nanoのCM Feistの「1234」

iPod nanoのCM曲が感じ良いです iPodのCM曲はいつも良いんだけど。


歌ってるのはカナダ人のFeist。曲は「1234」
feist300.jpg
ささやくような声やヴィジュアルがジェーン・バーキンっぽい。
こういう声好きなんだなぁ~

CMでもチラと見られるPVがこちら

カラフルで可愛いPV
Feistのダンスがへにゃちょこでそれもプリティ

ここでは踊ってるけど、普段はギターで弾き語り。
それがまた格好いい~


「1234」が入ってるアルバムはこれ

『題名のない子守唄』

komoriuta.jpg
監督:ジュゼッペ・トルナーレ CAST:クセニア・ラパポルト、ミケーレ・プラチド 他

北イタリアの街に異国からやってきたイレーネ(ジュゼッペ・トルナーレ)は、金細工の工房を営むアダルケ家のメイドとなる。そしてその家の4歳の長女に愛情を注ぐ・・・

名作、『ニューシネマパラダイス』ジュゼッペ・トルナーレ監督が描く、凄惨な過去を背負うある女の物語
ある日ある家に何が何でも入り込み、その家のメイドとなった彼女の目的は・・・
何のために来たのか、そして何があったのか・・・

とにかく重い!そして辛い・・・特に女性にとってはキツイ・・・
でも、良く出来た作品でした
主人公の地獄のような過去が時々フラッシュバックとして描かれ、そして目的の分からない彼女からは
目が離せなくて、なんだか不安で怖くて・・・
しかし結局このお話は深い深い愛の物語でもありホロッと来る場面も。

ただ、感動はしたけど涙が出るというものではなかった。
多分、主人公の凄惨な過去の印象が強く残ってしまい、彼女をそうしてしまった人物への怒りの方が
勝ってしまったのかな。
私も女だから、そして母だから、女であることの哀しさを感じてしまったのかもしれません・・・

主人公に扮した女優さんの演技が素晴らしかったです


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『フィレーネのキライなこと』

 
 監督ロバート・ダン・ウェストダイク
 CAST:キム・ファン・コーテン、ミヒル・ホイスマン 他
 
 謝ることが大嫌いで勝ち気なフィレーネ(キム・ファン・コーテン)
 は、マックス(ミヒル・ホイスマン)と恋に落ちる。
 ある日マックスが演技の勉強をしにNYへ行ってしまい、
 彼に会いたくなったフィレーネも数ヶ月後NYへ・・・


これってオランダ流ラブコメ???
一見楽しそうだな~って思ったんだけど、想像以上にくだらなかったぜ・・・
オープニングで露わな姿の老人の男女がわんさか出てきた時点で、こりゃかなりの下ネタ映画かと
予想はしてたんだけど。
ま、下ネタは多いに結構。それは全然良いんだけど、ヤリ過ぎなのよ・・・
フィレーネはほんと勝ち気、って言うか下品な女の子。恋愛においてもかなり大胆で露骨。
そんな彼女がどうやったら成長するか、大人になるかって事なんだけど、そこまでの展開がバカバカしくて
共感もできないし笑えもしない~

主人公の女優さんは、綺麗と言えばそうだけどよく見るとそうでも無いし。
まぁ唯一の良い点は彼氏役の役者さんが超格好良かったところかな・・はは
結局モデルさんみたいなその俳優さんを見てただけだったように思いますぅ

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『ミス・ポター』

misspotter.jpg
監督:クリス・ヌーナン CAST:レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー 他

1902年、ヴィクトリア王朝時代の封建的なロンドン。上流階級の女性、ビクトリアス・ポター(レニー・ゼルウィガー)は、幼い頃から描いていた動物たちの絵を元に念願叶って絵本を出版することに。そしてその時、編集者のノーマン(ユアン・マクレガー)に出会う・・・
ピーターラビット生みの親、ビクトリアス・ポターの半生を描いた作品。

なんて、なんて優しい作品・・・
美しい風景や音楽愛らしい動物達、そして逞しく可愛らしい主人公、ビクトリアス・ポター・・・
その全てが実に優しくて柔らかくて暖かくて、ほんとに心が洗われました

こういう作品って結構好みが別れちゃうのかな。
私は大好物でして、「赤毛のアン」のようにこの時代の女性の頑張る姿が大好き
女は貞淑に、が常識だった時代に、職業を身に付けそしてどんな困難にも負けない女性は
永遠の憧れであり、そして見ていると元気をもらえます
ビクトリアス・ポターは確かに作家という確固とした地位を得るわけだけど、決して男勝りなのではなく、
あくまでも女性らしくメルヘンチックで、いつも頭の中は可愛い動物たちが繰り広げる物語でいっぱい
そんな彼女の描く動物たちの絵はほんとにほんとに可愛くて、映画の中では時々アニメーションになりながら
ポターの相手をします。
それがとても効果的で、いかに彼女が自然や動物を愛した心の美しい女性だったかが分かります。

そして、この美しく優しいお話の主人公が、レニー・ゼルウィガーとユアン・マクレガーというのが又良い!!
この二人の共演なら安心して見れて、心配無用って感じですわ

愛を知り、そして深い悲しみを乗り越えながらいつも希望を捨てることなく動物や自然を愛し続けたポター。
彼女の書いた作品、そして彼女の成し遂げた事は永遠に語り継がれるでしょう・・・

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『ヘイヴン~墜ちた楽園~』

ヘイヴン -堕ちた楽園- 特別版ヘイヴン -堕ちた楽園- 特別版
(2007/04/27)
オーランド・ブルーム、ビル・パクストン 他

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監督:フランク・E・フラワーズ CAST:オーランド・ブルーム、ビル・パクストン 他

STORY:カリブ海のケイマン諸島は、税金が免除去ることもあり富裕層が世界中から集まっていた。そんな裕福な人間を相手に働いていたシャイ(オーランド・ブルーム)は、自分のボスの娘、アンドレアとこっそり付き合っていた・・・

あ~こりゃ何とも退屈だったぁ・・・
楽園と言われるような美しい島の実像・・・荒れる若者達、欲に目がくらむ大人達・・・
島の美しさと裏腹の、ダークな世界がサスペンスタッチに描かれた作品。
だけどもハラハラドキドキするわけじゃ無し、全体通してかったるかったなぁ・・・

脱税容疑で逃げてきている親子、その島に昔から暮らす若者、その若者と恋に落ち墜ちていく家族、
それぞれ違う種類の人間が無関係のようでどこかで繋がっていて、そしてそれぞれの苦悩が描かれてていて、
要するにアレハンドロ・ゴンザレス作品的な色合いもあるんだけど、それで一体何??みたいな・・・
どんなに美しく静かな場所でも、そこにいる人間は皆醜くて苦しんでいて・・っていうのは分かるんだけど、
イマイチ共感できない。
「みんな自業自得じゃないのよ~」で済んでしまうんですよ。
唯一オーリーはちょっと同情すべきキャラだったけど、その苦しみにも大して深みが感じられず

オーリーのフェロモンムンムン作品かと思いきや、彼の登場もそんなに印象的な物ではなく、
色んな意味で残念な作品でした


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「有閑倶楽部」ドラマ化!!

今秋10月から、一条ゆかり作、漫画「有閑倶楽部」がドラマになるそうで~す

そんなに漫画にどっぷり浸かった事のない私ですが、「有閑倶楽部」は大好き
クールで個性的な登場人物、バッチリ練り上げられたストーリーが面白くてたまりません

そんな我らが「有閑倶楽部」が連ドラ・・・日テレ系で10月16日火曜日にスタートですが、問題はキャスト・・・
どうも主演がKAT-TUNの赤西仁君で、松竹梅魅録に扮するとか。
その他も男子はジャニーズだそうで・・・

って言うか、魅録が赤西君???どんなんやろ・・・
って言うか、魅録が主役???
あのお話は有閑倶楽部のメンバーみぃんな主役で、無理矢理主役にって言うなら寧ろ
剣菱悠理あたりちゃう????
いやいや、やっぱりみんな主役なのよ~!!!

楽しみではありますが、どうか原作ファンが幻滅することの無いことをお祈りしてまぁ~す




ドラマ『輪違屋糸里 ~女たちの新選組~』

itosato.jpg 
 9日、10日連夜で、浅田次郎作の
 『輪違屋糸里 女たちの新選組』
 放送されました。
 NHKの大河ドラマ『新選組!』
 すっかり組ファンになってしまったって事もあり、
 もちろんこのドラマもチェックです

輪違屋の糸里とは、江戸末期、京都島原の置屋、輪違屋の芸妓で芹沢鴨の暗殺現場に居た女性として、
新選組幹部、永倉新八の書き残した書などに登場する女性。
で、この浅田次郎さんの『女たちの新選組』の中ではその糸里が、土方歳三と惹かれあい翻弄されながら
自らの生き方を貫く女性として描かれています。
もちろんフィクションで、実際土方と好き合っていたかは???です。

そしてドラマですが、大河の『新選組!』を見てそれにはまってしまったので、色んな部分で違和感を
感じてしまうのは正直なところ。
細かい部分のエピソードも違っているし、人物像も違う。
まぁあくまでもフィクションなのでそれは良しとして、配役が大河のものとだぶるからか尚更しっくり
来なかったりして、大河の「組!」ファンならではの苦悩もあったものの、何とか飽きずに見れました。

上戸彩ちゃんの出演ドラマは久々に見たけど、なかなか良かったのではないかと思います。
幼い頃から苦労が絶えず芸だけに身を捧げた糸里に、暖かく接した土方。
そんな土方に思いを寄せながらも結局太夫になる事を選ぶ糸里。
愛らしくて健気で、そして逞しい女性・・・
そんな女性を本当に可愛らしく演じてくれていました。京都弁というか、花街言葉もちゃんと聞けたし。
最後土方との別れのシーンは思わずホロッと来ちゃったなぁ
あ、土方@伊藤英明も格好良かったけど、ちょっと線が細いよなぁ・・・

このお話では糸里他、同じく新選組に翻弄された女性が描かれています。
しかしほんとに昔から、「事件の陰に女有り」ですなぁ・・・


堂島ロールゲット~♪♪

doujimaroll.jpg
ラゾーナ川崎のMon chouchouで、堂島ロールゲット~
お休みの日に行くといつもめいっぱい並んでて諦めてたんだけど、
今日行くことが出来てラッキー

実は大阪人のくせにこのスィーツを知らなかったワタクシ・・
本日が初、堂島ロールでございます。
生クリームがフワフワで、ミルクなお味。飽きの来ない美味しさですわね

『サッド ヴァケイション』

sadvacation_main.jpg
原作、監督、脚本:青山真治 CAST:浅野忠信、石田えり、宮崎あおい 他

STORY:幼い頃母親に捨てられた健次(浅野忠信)は、ある日運転代行の仕事である運送会社に行く。そこには社長の妻として、健次の母親、千代子(石田えり)がいた。その後健次は千代子のいる運送会社で共に生活することに・・・

哀しくて、でもどこかユーモラスで、そしてやっぱり残酷・・・そんな作品。
幼い頃に母親に捨てられ父親も自殺した男、健次。
浅野忠信さん演じる健次は一見静かで優しく、でもどこかに尖った刃を隠し持っているような、そんな男。
彼はそう言う役所、ほんと上手いですね。
ソフトな物腰に反した鋭い眼光が、いつ何が起こるか分からない不安を煽ります。

おそらく母親に捨てられた事へのトラウマと共に生きてきた健次と、何十年ぶりかに再会した母親との暮らし。
それもどこか妙。
父親違いの弟の存在、そして素性も分からない流れ者の住む運送会社の面々。
そんな中での生活で、健次の心はどう動くのか・・・
親子とは・・・人と人との繋がりとは・・・
この作品中に私が共感できる登場人物はなかなかおらず、正直感想を書くのも難しいのです。
でも、血が繋がっているからこその残酷さ、切なさは感じました。
親子なのに、兄弟なのに、いや、親子だから、兄弟だから、そこには起こるはずのない悲劇が起こる・・・

石田えりさんが演じた、艶やかでそしてどこまでも強かな母、千代子がとても良かったですね~
石田えりさんって久々に見たけど、相変わらずお美しくて、その演技もとても印象的でした。
オダギリは運送会社の社員の一員として登場
『アカルイミライ』以来の浅野さんとの共演で嬉しかったけど、ちょっとだけの登場だったな・・・
もちろんインパクト強いですけど。
で、オダギリはいつまであんな髪型なんだろう・・・


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嵐が過ぎて、そして秋の空・・・

sky.jpg
日本を直撃したこの度の台風。
久々に私もその驚異を感じました。
夜はゴーゴー唸る風の音で熟睡できなかった~

そして今日は台風一過。
夏日が逆戻り。暑かったです。
でも、夕方になると涼しげで、空は秋の色に・・・

『ロード・オブ・ドッグタウン』

ロード・オブ・ドッグタウン (UMD Video)ロード・オブ・ドッグタウン (UMD Video)
(2006/07/26)
エミール・ハーシュ、ヴィクター・ラサック 他

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監督:キャサリン・ハードウィック 
CAST:エミール・ハーシュ、ヴィクター・ラサック、ジョン・ロビンソン、 ヒース・レジャー 他

STORY:1970年代に人気の出た「Z-BOYS」に関しての実話を映画化。
1975年、カルフォルニア、ヴェニスビーチの周辺、通称ドッグタウンで毎日サーフィンとスケートボードに明け暮れている3人の少年、ジェイ(エミール・ハーシュ)、トニー(ヴィクター・ラサック)、ステイシー(ジョン・ロビンソン)は、サーフショップを営むスキップ(ヒース・レジャー)の仲間になりたがっていた。ある日スキップは、ジェイ達をメンバーにしたスケートボードのチームを結成する・・・・

陸上週間も終わったし、これからは通常モードで映画みるで~
なんつって、イケメンアスリートを鑑賞した後でまだ若いいい男の余韻にひたりたくてこの作品。
ではなくて、以前から見たかったんです

これはスケボー好きにはたまらない作品ですわね。
でも、特にそんな事に興味が無くても、ちゃんと内容はあるので見応えもありました
家庭に恵まれない少年達がスケボーを通してそれぞれ成長していく、いわゆる青春物語
友人達で連みながらちょっと悪い先輩に憧れて、その内それぞれが自立して仲違いして。
でもやっぱり大事なのは友情で・・・と、実話とは言えだいたいよくある甘酸っぱい青春ストーリー。
でも、これを20年前に見ていたら、きっと胸にズンズン来るんだろうな~って思います。
主人公の3人は可愛いし、スケボーやってる姿は超格好いいしね~

この作品のもう一つの魅力は、とにかく音楽がグ~なこと
70年代のクールな音楽が随所で流れて、この時代の音楽好きにもたまらんラインナップ。
ジミヘンやイギー・ポップ、ボウイ、ブラックサバスなどなどなど、あの時代に流行った
ハードロックからグラムロックまでを、痛快なスケボーシーンと共に鑑賞できます
それが何とも格好いい・・・・やっぱりあの頃の音楽は最高やぁ~


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世界陸上in大阪 閉幕

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暑くて熱かった、世界陸上大阪大会が終わりました~