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『マリア』

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監督:キャサリン・ハードウィック 
CAST:ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、オスカー・アイザック 他

エルサレム。ヘロデ王の厳しい税金徴収に貧しい人々は苦しい生活を強いられていた。そんな中、救い主が現れると言う預言に、ヘロデ王は怯え焦っていた。一方ナザレに住むマリア(ケイト・キャッスル=ヒューズ)はある日、天使から「神の子を授かる」と言うお告げを受け、その後ヨセフ(オスカー・アイザック)と婚約中でありながら身籠もる・・・

邦題では『マリア』となっているけど原題は『THE NATIVITY STORY』。 「キリストの降誕の話」ということ。
なので、決してマリアだけのことが描かれているわけではなく、神の子として生まれくる御子と、その母として
栄誉ある役目に選ばれたマリアを守る為に尽力するマリアの夫、ヨセフの献身的な姿も描かれています。

受胎告知・・・「精霊によって神の子を宿す」と、処女のマリアに天使ガブリエルが告げたと言う有名なエピソード。
フツーに考えると有り得ない話。
だけどこれが事実かどうかなんて考えるのはもちろん野暮で、それは釈迦が母親の右脇から、
「天上天下唯我独尊」と宣言しながら産まれたというエピソードと同様、神とされる人々にはこういう伝説が
あってこそ、神なのでして・・・
でもこの作品ではそんなエピソードが、一人の若い女性マリアに突然降ってきた一大事として、
ごくごく自然に描かれていて、本当にそう言うことがあったのかもしれない・・・とさえ思わされます。
そして、マリアと婚約していたヨセフ。
おそらく神は又、このヨセフという男がどういう人物かも分かった上でマリアの体にイエスを宿したのではないかと
思うぐらいの良い人。
そんなマリアとヨセフの神の子を守る旅・・・・長く険しい旅。そして、馬小屋での生誕。
その場面は、これはもう、何とも神秘的で感動的で・・・・
昔教会に少し通い詰めていた頃に良く聞いたキリスト降誕の話。
「神の子は、寂れた馬小屋で産まれた・・・」
その情景を初めてリアルに感じる事の出来た場面。
そして、見ている私達も、まるで神の御子の誕生を見守るベツレヘムの民の一人になったような、
劇場内全体がその降誕を祝福する光に照らされたような、何とも言えない空気に包まれました・・・

昔外国人の英会話の先生のお宅にクリスマスパーティにお招きいただいたとき、先生はキリスト降誕の
お話をスライドで見せながら、そのストーリーを静かに静かに話して聞かせて下さいました。
それは私達日本人がケーキをワイワイ食べながら騒ぐ・・・というものとは全く違っていて、
本当のキリスト教の方達のクリスマスというのはこういう物なんだなぁ・・・と、改めて本来のクリスマスの
意味を考えさせられたのです。
この作品はそう言う感じの作品。調度今、クリスマス前にはピッタリ。
様々な愛に守られこの世に降り立った神の御子・・・
その荘厳なまでに神秘的な誕生の場面を見てクリスマスを迎えるのも、なかなか素敵ではないかと思います


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