Something Better

映画、読書感想などボチボチ書いていきます★
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3月の気になる映画

少し気温も上がってきて、ようやく春の兆しが見えてきました
でも実は春って苦手・・・・体調も崩しやすいし気分も凹む・・・・
そんな悪い予感を吹き飛べすべく、3月公開の気になる映画をチェックしていきまぁす

『ボビー』

ボビー BOBBY ボビー BOBBY 
(2007/08/10)
アンソニー・ホプキンス;デミ・ムーア

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監督、脚本:エミリオ・エステベス CAST:アンソニー・ホプキンス、デミ・ムーア、シャロン・ストーン 他

1968年、6月。由緒あるLAのアンバサダーホテル。様々な人間ドラマが行き交うそのホテルに、
アメリカの希望を一身に受けたロバート・F・ケネディがカルフォルニアの予備選挙後、スピーチする事になっていた・・・・

ロバート・F・ケネディ・・・・兄のジョン・F・ケネディと同様多くの人に慕われ希望を託され、そして凶弾に倒れた人。キング牧師が暗殺されベトナム戦争は泥沼化し、人種差別を避難する人達や反戦を訴える若者達と
政府は対立し、混沌としていた1968年のアメリカ。
そんな中で国民にとっての希望の光となった”ボビー”・・・ロバート・ケネディ。
貧しく差別を受ける人々のところへ自ら足を運び、ベトナムからの名誉ある撤退を強く訴え、多くの人が
彼にアメリカの未来を託そうとしていた。
しかし彼も兄と同様、暗殺されてしまう・・・アンバサダーホテルで。
この作品はロバート・ケネディが暗殺されるまでのアンバサダーホテルの1日が描かれています。
ホテルは様々な人が行き交う場所。そこにはそこに居る人の数だけドラマがある。
ドアマンをやめた後も家のようにホテルにやってくる老人、未来の大統領と目された大スターを迎え入れるべく
緊張感に溢れた支配人、ベトナム戦争への徴兵を避けるために結婚するカップル、酒浸りの歌手、厨房で
働く有色人種達・・・・
彼らの多くはボビーが大統領になり、明るい未来をもたらしてくれるものと信じ、彼が予備選挙で圧勝したことを
喜んでいた・・・・なのにまたも、暴力が未来を奪ってしまう・・・

ラストのその時の様子は、その頃ヒットした映画『卒業』の主題歌、サイモン&ガーファンクルの
「Sound of silence」をバックに、当時のリアルなフィルムが織り交ぜられながら衝撃的に描かれています。
ボビーの死は夢が消えたのと同じ・・・・多くの人のショックと哀しみが伝わってくる場面でした。

この作品の脚本を書き監督をしたのがかつての青春俳優、エミリオ・エステベス。
まぁ、こんな作品の監督するぐらい立派になられていてちょっと驚きでしたが、この作品にも出演している
彼の父親、マーティン・シーンがケネディ家の支持者だったこともあり、その日エミリオは父に手を引かれて
アンバサダーホテルに行ったのだとか。
なのでロバート・ケネディの最期というのは、彼自身にとってとても思い入れのある事のようで。
キャストは何とも豪華。
アンソニー・ホプキンスを始め、シャロン・ストーン、デミ・ムーア、ヘレン・ハントなどなどなど・・・
私的には、大昔恋人同士だったデミ・ムーアとエミリオが夫婦役で出てるのが感慨深かったりするんだけど。
ちなみにデミの現夫、アシュトン・カッチャーも出てます。
それと、シャロン・ストーンとデミのツーショットを見て、自分も年をとるはずや・・なんて思ってしまった・・・

「報復は報復を呼ぶだけ。お互いが尊重しあい共存すべき。」
40年前にボビーが語った言葉が、暴力や憎しみが蔓延る今の世界にも重く響きます・・・



non的お気に入り度:



『ヘンダーソン夫人の贈り物』

ヘンダーソン夫人の贈り物 デラックス版ヘンダーソン夫人の贈り物 デラックス版
(2007/11/21)
ジュディ・デンチ;ボブ・ホスキンス;クリストファー・ゲスト;ケリー・ライリー

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監督:スティーブン・フリアーズ CAST:ジュディ・デンチ、ボブ・ホスキンス 他

1937年、夫を亡くしたヘンダーソン夫人(ジュディ・デンチ)は、膨大な遺産でロンドンのウィンドミル劇場を買い取る。そしてショービジネスのプロ、ヴァンダム(ボブ・ホスキンス)をマネージャーとして雇いミュージカルを始める。が、観客は減りだし、ヘンダーソン夫人は女性のヌードレビューを思いつく・・・
イギリスで初めてヌードレビューを上演した実在の劇場のオーナーを描いた物語。

ジュディ・デンチはほんとに上手い!
こわ~い役から地味な役、そしてこんなコミカルで元気なおばあちゃんまで、何でもキッチリこなしてくれる。
それに共演がボブ・ホスキンスだし、安心して楽しめました

この実在した女性、ローラ・ヘンダーソン。何ともエネルギッシュな未亡人です。
女ってほんと、夫が逝っちゃってから輝き出すんだな・・・・はは
マネージャーと衝突しながらもいつも前向き。
そんな彼女の原動力は、第一次世界大戦で若くして亡くした息子への思い。
そんな彼女の愛に彩られたウィンドミル劇場がロンドンの上空を飛び交う第二次大戦の暗い陰を
追い払い、舞台に立つ名も無き女性達、そしてそれを見つめる若い兵士達はその時の命を輝かせていた・・・
ヌードレビューはヘンダーソン夫人から若者達への贈り物です。

ヘンダーソン夫人の偉業に感動すると同時に、戦争で散っていく若い命に切なくもなります。
でも、ジュディ・デンチとボブ・ホスキンスの軽快な演技で決して暗くなくコミカルで、元気をもらえる作品でした


non的お気に入り度:






第80回 アカデミー賞発表!!

セレモニー中止かも・・と囁かれていた中、無事今年度のアカデミー賞が発表されました~

作品賞                  『ノーカントリー』
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監督賞             ジョエル&イーサン・コーエン 『ノーカントリー』 

主演男優賞          ダニエル・デイ=ルイス 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

主演女優賞          マリオン・コティヤール 『エディット・ピアフ/愛の賛歌』

助演男優賞          ハヴィエル・バルデム 『ノーカントリー』

助演女優賞          ティルダ・スウィントン 『フィクサー』

脚本賞             ディアブロ・コディ  『JUNO/ジュノ』

外国語映画賞         『ヒトラーの贋札 』(オーストリア)

主題歌賞            "Falling Slowly" by グレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァ  『Once』

長編アニメーション映画賞  『レミーのおいしいレストラン』 (ディズニー)

『いつか眠りにつく前に』

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監督:ラホス・コルタイ 
CAST:ヴァネッサ・レッドグレーブ、クレア・デインズ、トニー・コレット パトリック・ウィルソン 他

死の床にある老婦人アン(ヴァネッサ・レッドグレーブ)は、娘2人が見守る中うなされながらある事を語り出す。「ハリス(パトリック・ウィルソン)という男性を愛し、それは過ちだった・・・」と。アンは夢の中、親友の結婚式に出た頃を思い出す・・・

何だかとてもジーンと来た・・・・涙がボロボロこぼれるわけじゃないけど、ゆっくりゆっくりジュワ~っと来る・・・・
そう言う作品でした。

ある1人の天に召されようとしている女性の、愛と悔恨の思いから始まるこの物語。
重い病の床でのアンの告白は、親近者の聞いたことの無い名前ばかりが登場し、まるでうわごとのよう・・・・
でもそれは確かに、アンにとって最も心に引っかかっていた事。
忘れられないほど愛した人がいた・・・でも、忘れられない悔やまれる事件が起きた・・・
死の床でアンの胸に去来するのはその時の事・・・・そして、娘2人のこと・・・
娘達姉妹もそれぞれが違う道を行き、それぞれが苦悩を抱え、迷いながら生きている。
死を前にした母、娘達の知らない頃の出来事に思いを馳せる母を見て、彼女達も又、同じ女として、
子供の母として、自らを見つめ直すのです。

誰にも必ず訪れる「その時」。その時、一体何を思うのだろう・・・・
今は勿論そんな時の事を考えることもなく、日々あくせく過ごしているだけ。
良いことがあったり嫌なことがあったり・・・
時には誰かを傷つけたり、自分も傷ついたり、全てを放り出してしまいたいことも。
そしてまた、「本当にこれで間違っていないのだろうか」「子供にはこれで良いのだろうか」など迷って困惑したり、
「あの時あの選択をしていたら」「あんな事を言わなければ」などの後悔の思いに苦しんだりして・・・。
それでも「その時」が来れば、ちゃんと思えるんだろうか。
・・・・失敗はなかった・・・・と。
どんなに苦しい最期でも冷静に自分の人生をそう振り替えれれば、そして我が子に最大の愛を示せれば、
最高に幸せな人生の終幕ですね。

メリル・ストリープやグレン・クローズなどの名優もチラッと顔を出して、キャスト陣が豪華なのもこの作品の魅力。
特に、トニー・コレットやヴァネッサ・レッドグレーブなどの名女優達の演技が素晴らしかった~
トニー・コレットはやっぱ良いわ~
この人の演技は自然でありながらすごく説得力があるというか、いつも見入ってしまいます


non的お気に入り度:




『ライラの冒険 黄金の羅針盤』

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監督:クリス・ワイツ 
CAST:ダコタ・ブルー・リチャーズ、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ 他

人間界とよく似た平行世界の“オックスフォード”の寄宿生である12歳のライラ・ベラクア(ダコタ・ブルー・リチャーズ)は、一心同体の守護精霊“ダイモン”という動物といつも行動をともにしていた。その不思議な世界で謎の組織に子どもたちが誘拐される事件が続発、親友を誘拐されたライラは自ら捜索に乗り出・・・

この手のファンタジー作品にあまり大きな期待もしなくなったけど、なんか見ちゃうんだなぁ・・・。
で、特に退屈すると言うこともなく、滅茶苦茶面白いわけでもなく、フツー。
何と言ってもコレも三部作の第一部で、思いっきりプロローグの部分。
だから今作だけでは何とも言えないって感じかな・・・
ライラの冒険の行方や様々な謎の部分について、まだまだこれから分かってくることだらけだろうし。
ニコール・キッドマンやダニエル・クレイグ、ファンタジー作品のお決まりのヒール、クリストファー・リーなどの
名優達の活躍も、次作からが本番でしょう。

沢山の動物が登場するけど、それらを描いたCG技術は素晴らしい
ほんとにそこにいるみたいでした。
ニコール・キッドマンのダイモンのお猿には、あまりにリアルで変な顔で笑いそうになったわ

ちなみに私のダイモンは・・・Aenadというヤマネコでした う~ん・・・ヤマネコって・・・
私は、気まぐれ、柔らかい口調、孤独、社交的、競争心の強い・・・だって・・・
ビミョーに当たってるやないの・・・

ダイモンを調べるのはこちらから


non的お気に入り度:




『ロング・エンゲージメント』

ロング・エンゲージメントロング・エンゲージメント
(2006/08/04)
オドレイ・トトゥ、ギャスパー・ウリエル 他

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監督:ジャン=ピエール・ジュネ CAST:オドレイ・トトゥ、ギャスパー・ウリエル 他

第一次大戦下、死刑宣告をされた5人のフランス軍兵士が敵との中間地帯に放り出される。その中の1人、マネク(ギャスパー・ウリエル)の婚約者、マチルダ(オドレイ・トトゥ)はその事を聞き、マネクの消息を追う・・・

戦死したかも知れない婚約者の生存を心から信じ、足の悪い女の子が懸命に真実を探る物語。
母を訪ねて三千里の恋人版・・・みたいな・・・
戦闘シーンが結構リアルなのね。
その一方で、オドレイ・トトゥ扮するマチルダのマネクへの思いがとても健気で愛らしかったり、
彼女に協力する周囲の人達の優しさも暖かくて素敵だったり、その両面が極端に描かれているところが
なかなか面白い。映像もとても綺麗だし。
マチルダとマネクが戦争で引き裂かれるのはとても哀しいことだけど、決して後ろ向きにならず、ひたすら
自分の直感を信じながらマネクの生存を信じるマチルダの姿には元気をもらえます。
ただちょっと長く感じたな・・・
マネクを見付ける糸口になる人物が現れたりしてどんどん真実に近づく辺りは面白いんだけど、
その人物が肝心な事以外の事をベラベラ話したりして、「そんな話いらん!」とイラチな私は思わず
叫んでしまいそうになった・・・
で、その現れる人達の相関図も分かりにくかったりして、正直少々混乱してしまったわ。
ただま、ラストは良かったですけども。ジョディ・フォスターの登場にはビックリ。

しかし何よりギャスパー目当てで見た訳で、そう言う意味では正直物足りなかったぁ・・・
この作品でのギャスパーは、マチルダが心から愛してやまない男の子にピッタリのキャラ。
何だか弱々しくて優しくて、彼にもマチルダしかいない・・・そんな男の子。もちろん超可愛いんだけど。
でも台詞も少ないし、この作品を最初に見てたらギャスパーのことは気にならなかったかも。
やっぱり彼はどちらかというと、個性のキツイ役の方が魅力を放つ人だな。


non的お気に入り度:


と、これでギャスパー祭りは終宴・・・だって、彼の作品見れないんだもん・・・
あちらでは去年、『Jacquou le Croquant(ジャクー・ル・クロカン)』という作品で主演して公開済み。
こちら

こりゃまた復讐劇だとか・・・ そしてギャスパーの逞しいbodyも見れそ・・・
しかし日本では未公開・・・日本語訳のDVDもまだ見れない・・・
はよ見てぇ~


♪イメージバトン♪

まだまだ寒い日々が続きます・・・風邪もはやってるしプラス花粉・・・私は大丈夫だけど、家族が・・・
お陰でこの季節、我が家の洗濯物はしばらく室内干しなのです

と、話は変わって、バトンです。
いつも大変お世話になっております「我想一個人映画美的女人blog」migさまより頂きました、
「イメージバトン」です
migさん、いつもありがとうございますね~ バトン大好きなので、感謝感謝です

イメージバトンってコレまでにも色々あったけど、この度の「映画のキャラと俳優をイメージ」というのは
初なので、 チャレンジで~す

『エリザベス:ゴールデン・エイジ』

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監督:シェカール・カプール CAST:ケイト・ブランシェット、クライヴ・オーウェン、ジェフリー・ラッシュ 他

1585年、エリザベス1世(ケイト・ブランシェット)はプロテスタントの女王としてイギリスを治めていた。一方カトリックの国、強国スペインはイギリスを敵視し、彼女の失脚を画策する。そんなある日航海から戻ったばかりの冒険家、ウォルター・ローリー卿(クライヴ・オーウェン)が女王の前に現れる・・・

前作『エリザベス』に引き続き同じ監督とキャストで、イギリスが平和な黄金期を迎える前の困難を切り抜ける
エリザベス1世を描いた作品。
この手の歴史物語は、豪華絢爛に再現された当時の衣装やセットを堪能しながら、歴史絵巻に酔いしれれば
私としてはそれでOK。
歴史上の人物を感動的に描くと言う事、周知の史実を面白く描くと言うことはなかなか難しいものだし。
で、この作品はと言うと・・・話としてはやはり、前作の方が面白かったかな。
内容的にも仕方ないかも知れないけど。
今回は主に女王としてのエリザベスの苦悩・・・・普通に恋愛出来なかったり好きなことが出来ないことへの
ジレンマや、自らに降りかかろうとする危険に怯えたりという姿が描かれていて、
まぁ、それはそれで面白いんだけど。スペインとの戦いの場面もそれなりに迫力はあったし。

でも一番の見所は、エリザベスのファッションじゃないでしょうか。
ヴァージンクィーンと言われたエリザベス女王、独身であることを外交の駆け引きに利用していたらしく、
その為身なりもかなり気にしていたとか。
数々のドレスとウィッグ。とっかえひっかえの女王のスタイルは実にゴージャス
特にウィッグは面白いわね。あんなのが流行ってたのねぇ・・・なかなか見応えがあります。

苦悩するエリザベスだけどもホントに強い女性・・・・鉄の女・・・です。
大国との戦いを前にした時の彼女の決断と覚悟は最早男性より男らしく、何とも頼れる君主。
そんな女王に扮したケイト・ブランシェットの演技は言うまでもなく素晴らしいです


non的お気に入り度:




スキー!

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マイナスイオン!
天気が良くて気持ちいい~♪

で、売店でGET
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キューピーハイジ~激カワ

第31回 日本アカデミー賞発表!

第31回 日本アカデミー賞各賞が発表されました!!

最優秀作品賞  『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

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最優秀監督賞     松岡錠司監督 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

最優秀主演男優賞  吉岡秀隆 『ALWAYS続・三丁目の夕日』

最優秀主演女優賞  樹木希林 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

最優秀助演男優賞  小林薫  『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

最優秀助演女優賞  もたいまさこ 『それでもボクはやってない』

最優秀脚本賞     松尾スズキ 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

主要部門は以上です。

『ハンニバル・ライジング』

ハンニバル・ライジング スタンダード・エディションハンニバル・ライジング スタンダード・エディション
(2007/08/24)
ギャスパー・ウリエル;コン・リー;リス・エヴァンス;ケビン・マクキッド;ドミニク・ウェスト

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監督:ピーター・ウェーバー 
CAST:ギャスパー・ウリエル、コン・リー、リス・エヴァンス 他

1944年、リトアニア。名門レクター家の長男ハンニバルは、ドイツ軍の爆撃で両親を失い、妹のミーシャと2人で寂れた小屋で暮らしていた。その後、グルータス(リス・エヴァンス)率いる脱走兵達が小屋へやってきて妹を連れ去っていく。そして終戦後、ハンニバル(ギャスパー・ウリエル)は叔母のレディー・ムラサキ(コン・リー)の世話になりながら、、毎夜妹の夢にうなされていた・・・
トマス・ハリス原作のハンニバル・レクターシリーズ最新作。

ギャスパー祭り開催中

やっと見たぁ。って言うか、全然大丈夫やんか・・・・トドメはちゃんと映ってないし、全くグロく無かったわ。
ハンニバルシリーズは『ハンニバル』を除く作品は一応鑑賞済み。
と言うのも、『ハンニバル』は鑑賞した友人からそのエグさを聞いて、見るのを止めてしまった
内容は概ね知っていますが。
で、シリーズ第1作の『羊達の沈黙』は言うまでもなく秀逸。っていうか他作品とは別格。
不気味で知的で優しくて、そしてこの上なく猟奇的ななハンニバル・レクターが、アンソニー・ホプキンスの名演で
見事に再現され、ジョディ・フォスター扮するFBI捜査官と対峙するシーンなどは実に素晴らしい。
彼女に犯人像のヒントを与えながら、彼女自身の中に蔓延るトラウマにまで詰め寄ると言う、
人の心の奥底まで読み悟る知的な精神科医レクターが、一方で何故あれほどまでに残忍なのか・・・
・・・芸術のように人を殺し、肉を食べる・・・
この『ハンニバル・ライジング』は、その猟奇的殺人犯、ハンニバル・レクターの原点が描かれた作品です。

この作品、評価が別れてますね。
確かに、我々からすれば滑稽極まりない日本が満載。またか・・・欧米が描く変な日本像。
なんやねん・・・・ありゃ・・・・コン・リー扮する叔母さんの名前と言い、鎧と言い・・・
剣道シーンなんて、「おいおい」とマジでツッコミ入れそうになったワイ
それに、原作をご存じの方にはおそらくかなりのギャップもあったでしょう。
でも、原作を知らず、『羊達の沈黙』とは全く別物と考えて見たら、そんなにつまらなくもなかったな。
って言うか完全に主演のギャスパー見たさに見てますんで、どうしても贔屓目になってしまうけど・・・はは

ギャスパーは良かった~
彼はフランス人でおまけにまだ経験も浅いというのに、この大作に、そしてどえらい個性のキツい
キャラに抜擢されて、母国語でもない英語を操りながらよくぞあそこまで演技をしたと思います。
元々華奢な体に少々体重を増やし、アンソニーレクター博士の独特な歩き方を真似て、そしてギャスパーが
出せる100%の色気と狂気とインテリジェンスを存分に発揮してくれたと(べた褒め)。
もちろん最初から最後まで綺麗なギャスパー。ほんと、目が癒される~眼福、眼福
こんな殺戮シーンがあっても癒される・・・っておかしいですが・・・
あんな風に上目遣いに見つめられてひく~い声で囁かれたら、怖いどころか素敵すぎるでしょ!
私の方から襲うわ(爆)
何と言っても殺人シーンのギャスパーは格別美しい・・・
苦手なシーンを直視できたのは、彼の顔のお陰もあったのかな。
爽やかなきれ~いな顔で澄んだ空気を吸って・・・・・・介錯・・・・・・

女性との愛より悪魔になることを選んだ男・・・愛する者を残忍な方法で奪われたトラウマから殺人を犯し、
いつしかそれが彼の生きるエネルギー、美学となっていった・・・ってとこなのかしら。

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キラキラしたつぶらな瞳が時々イッちゃってる人にも見える。
幼い頃に犬に咬まれたという頬の傷跡も、不気味さを出すのね・・・


non的お気に入り度:(ギャスパーの美しさに1個)



心に残る「キスシーン」

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3月公開の『マイ・ブルーベリー・ナイツ』の試写会募集企画と言うことで、私が見てきた映画の中の
「心に残るキスシーン」を書いてみたいと思います。

ブルーリボン賞発表!

今週末のアカデミー賞を前に、ブルーリボン賞が発表されました!

作品賞      『キサラギ』(佐藤祐市監督)
監督賞     周防正行監督 『それでもボクはやってない』
主演男優賞  加瀬亮 『それでもボクはやってない』
主演女優賞  麻生久美子 『夕凪の街 桜の国』
助演男優賞  三浦友和 『松ヶ根乱射事件』 『転々』
助演女優賞  永作博美 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
新人賞     新垣結衣 『恋するマドリ』『ワルボロ』『恋空』
特別賞     故植木等さん
外国映画賞   『ドリームガールズ』(パラマウント映画)


周防監督、加瀬君、またやったね
作品賞は『キサラギ』でした。これも評価高かったもんね~
1週間レンタルになったら見よ。

皆さんおめでとうございます

いい男はやめられない・・・

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『THE LAST DAY』

THE LAST DAYTHE LAST DAY
(2007/10/26)
ギャスパー・ウリエル

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監督:ロドルフォ・マルコーニ CAST:ギャスパー・ウリエル 他

18歳のシモン(ギャスパー・ウリエル)は、クリスマスで実家に帰る途中ルイーズという少女で出会う。その後2人はシモンの部屋で寝起きすることになる。一方シモンの家族は母親以外は何故かシモンに冷たく、不穏な空気が流れていた・・・

これ、ギャスパーが見たいとかでは無く、何となく借りて見た作品。
見ていてしんどくて集中力途切れたからレビュー書くのやめようかと思ったんだけど、一応書きます。
フランス映画ってね、ほんとにダメなときはダメ
殆ど無音でず~っと同じシーンが流れていたり、起承転結がハッキリしていなくて、登場人物の台詞や
表情だけでは何のことかよく分からなかったりって言う作品があったりするでしょ。
そういう、間を読まなければならない作品って見ていてキツイ事がよくあるんです。
もちろんそうじゃないのもあるんだけど。その「間」が寧ろ良い感じのもある。
だけどこの作品は、残念ながら苦痛に入る部類のものだった
あ、でも、こういうのが平気な人には決して駄作では無いと思います。
ギャスパー扮する主人公の家族への思い、友人への思いがどれも上手くいかず、彼の苦悩を思うと
とても切ない物語。
ルイーズという美しい少女とは恋人とまでは行かず、逆にシモンが思いを寄せていた親友と
仲良くなってしまい2人ともシモンの元を離れてしまう。
また、家族間でもシモンの知らない真実があり、彼は最終的に誰にも愛されていない・・・
と言う孤独に陥ってしまう。そして衝撃的なラスト・・・・
長~いワンシーンはそれぞれ美しくてとても詩的で、まるでファッション誌を見てるみたい。
登場人物もみんな綺麗だし。
特に主人公のギャスパーの美しさは眩し過ぎる・・・ 
彼のルックスは嫌と言うほど堪能できるけど、それだけでは・・・ねぇ・・・
いくらイケメン好きだからと言ってもそれだけでは耐えられない事に気付いたのでした・・(爆)
thelastday-90.jpgきれ~いなギャスパーのPVみたいだった・・・

non的お気に入り度:

『かげろう』

かげろうかげろう
(2004/07/14)
エマニュエル・ベアール、ギャスパー・ウリエル 他

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監督:アンドレ・テシネ CAST:エマニュエル・ベアール、ギャスパー・ウリエル 他

1940年第二次大戦下のフランス。夫を戦争で亡くした未亡人のオデール(エマニュウエル・ベアール)は、戦火を逃れて2人の子供を連れてパリから南へ移動していた。しかしその道中、ドイツ空軍の一斉狙撃に遭い、オデール家族はイヴァンと名乗る1人の少年に助けられる。そしてオデール家族はイヴァンが見付けてきた森の奥にある空き家に住むことに・・・

なんだかとても哀しい話だわ・・・切ないというか何というか・・・
未亡人と若者の恋・・・と言えばありきたりなロマンスな感じだけど、一言でラブストーリーと言える様な
物語でもない。
未亡人オデールは夫を亡くし、戦争という事態の中子供2人を抱え、ギリギリの状態で生きていた。
子供を守らなければならないのは自分だけ。しかし所詮は女・・・
そんな心細さがエマニュエル・ベアール扮するオデールの哀しげで疲れ果てた表情からヒシヒシと
伝わってきます。
そんな時に出会った少年イヴァン。青白く美しい顔をした、まだまだ子供な感じのするぶっきらぼうな
男の子だけど、これが何とも生活力のある少年。
オデールの長男はそんなイヴァンに同じ男として憧れの思いを抱くも、お堅いオデールは、
イヴァンに対して警戒心でいっぱい。
そんな彼らの共同生活は一時戦争という現実を忘れさせ、その安心感がオデールの心を溶かしていき、
気が付くと、オデールはイヴァンを気に掛けるようになります。
そして、イヴァンは知的なオデールに惹かれ、オデールは若くても頼もしく、影のあるイヴァンに惹かれていく・・・

分かるなぁ~オデールの気持ち。子供が2人いるとは言え、まだまだ女盛り。
戦争の中女手一つで子供を守るため、緊張で張りつめた日々を送り、そんな時に出会った男が自分達を
守ってくれたら・・・・それが随分年下でも、「男」として見ちゃうよなぁ・・・おまけにイヴァンに扮してるのは
イケメン、ギャスパー君ですからね(爆)
でももしかしたら、オデールのイヴァンを思う気持ちは、母性の部分も大きかったかも知れないけど。
戦争はどんな恋人もどんな家族も不幸にしてしまう・・・
だけど、戦争だったからこそ出会った人がいて、芽生えた思いもある・・・
オデールとイヴァンの出会いは運命とも言えないほどのほんの一時でも、切ない思いに胸が苦しくなるような、
一生忘れることの出来ないものだったのかもしれません。

ちなみに、ギャスパー・ウリエル君、こんなイケメン放っておく訳にはいきません。
『ハンニバルライジング』は痛そうで見てないから最近になって知ったんだけど、彼は本当に美しいわね 
まだいたんやなぁ~こんな綺麗な子が。若い頃のランベール・ウィルソンをもっと鋭くした感じ?
ホッペに幼い頃に犬に咬まれたとか言う傷跡があってそれが特徴的だけど、あれがあるから
灰汁の強い役も出来ちゃったりするんだろうね。
声も低くて良いし~ 
そうそう、この『かげろう』でも、顔は少年なのに声が低くてドキッとするんですわ・・・
これからが楽しみや~


non的お気に入り度:

『潜水服は蝶の夢を見る』

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監督:ジュリアン・シュナベール CAST:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ 他
第60回カンヌ映画祭 監督賞他受賞
第65回ゴールデン・グローブ賞 最優秀監督賞、最優秀外国語映画賞受賞
第80回アカデミー賞 監督賞ノミネート

ELLEの編集長としてバリバリ働いていたジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)は病院のベッドで昏睡状態から目を覚ます。そしてジャン=ドーは、左目以外が全く動かないことに気付く・・・
主人公、ジャン=ドミニク・ボビー著の自伝を映画化。

・・・もし左瞼しか動かなくなかったら、ある日突然そうなったら、何を思い何を感じ、どう生きていくのか・・・
主人公ジャン=ドミニク・ボビーは、その時が訪れるまで、男として第一線を生きていた。
有名なファッション雑誌、私も大好きな雑誌ELLEの編集長であり、美しい恋人がいて、可愛い子供達の
父であり、そして父親から誇られる息子であり。
そんな彼がある日突然、左瞼以外が動かない人になってしまった・・・・

作品は、冒頭主人公がベッドで目覚めた直後から殆どの部分で彼の視点から描かれていて、
否応なくその苦痛がこちらにも伝わってきます。
周りは見えて音も聞こえているけれど、全く動かない頭や手足、発せない声。
何もかも理解できていているのに伝わらない思い。
それはまるで、視界の悪い深海で、重~い潜水服を着てただ1人何も出来ず漂っているよう・・・
本当に想像しただけで胸が苦しくなってくる・・・
それでも生きなければいけない彼は苦しみ絶望するけど、周囲の人が彼を支え、いつしか左瞼だけでの
表現を身に付けていきます。
蝶の様に様々な世界を漂い、夢を見、過去に戻っていきながら・・・

めっちゃ泣いてしまった 彼自身に、そして彼と彼の周囲の人達との愛に・・・
でも決してお涙頂戴が押しつけがましく描かれているのではなく、彼の発する心の声や妄想が
可笑しかったり皮肉たっぷりだったり、コミカルな部分もあったりします。
そして映像が実に美しい。特に彼の左目に映る女性はとても綺麗なの・・・

極限状態で感じる人生の哀愁や人の愛が、主人公ならではのユーモアと独特な映像美を通して描かれ、
人間の底に潜む力強い逞しさ、生きるパワーに驚かされ感動しました。


non的お気に入り度:






『パリ、ジュテーム』

パリ、ジュテーム プレミアム・エディションパリ、ジュテーム プレミアム・エディション
(2007/10/24)
ナタリー・ポートマン;イライジャ・ウッド;ジュリエット・ビノシュ;スティーヴ・ブシェミ;ウィレム・デフォー;リュディヴィーヌ・サニエ;ファニー・アルダン;ジーナ・ローランズ;ベン・ギャザラ;ミランダ・リチャードソン

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監督:トム・ティクヴァ、ガス・ヴァン・サント、ジョエル&イーサン・コーエン、アルフォンソ・キュアロン、ウォルターサレス 他
CAST:ナタリー・ポートマン、;ジュリエット・ビノシュ、スティーヴ・ブシェミ、ウィレム・デフォー、リュディヴィーヌ・サニエ、ファニー・アルダン 他

パリのあらゆる場所で見られる人間ドラマを1話約5分、全18話で描くオムニバス映画。

オムニバス映画って余り見ないんだけど、たまには良いもんです
この映画は、全て舞台はパリ。物語は、そのパリのあらゆる場所で繰り広げられる18の人間ドラマ。
男女の恋愛模様だったり、子供を亡くした女性のお話だったり、パリに旅行に来た人の物語だったり・・・
話の内容は本当に様々で、見せ方も多種多様。
フツーに展開される物もあれば、ホラーチックだったりファンタジックだったりする物もあって、その辺も
なかなか面白い。
どの監督のどの作品が好き・・・とか、改めて自分の映画の好みが見えてきたりして。

5分の中に物語の要点を、完結に、かつ印象的に描くってほんとに難しいと思います。
中には???なのもあったのはあったけど、すごく面白いのもあったし、泣けてくるのもあったり、
かなり強く印象に残る作品もあったりして、映画って長さじゃないんだな・・・ってつくづく。
私的にはパントマイムのお話がお気に入り。とても不思議な感じなんだけど、ラストがとても良い~
あと、コーエン兄弟のも面白かった。スティーヴ・ブシェミが板尾さんに見えて仕方なかったけど・・

人々の悲喜劇を包み込むパリを舞台に、世界の巨匠達が存分に腕を振るった濃密な5分×18の物語。
何とも贅沢でゴージャスな映画です
『ハンニバルライジング』のギャスパー・ウリエル君など美しいメンズが出てたのも良かったわん


non的お気に入り度:



「ホームレス中学生」

ホームレス中学生ホームレス中学生
(2007/08/31)
麒麟・田村裕

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お笑い好きなワタクシ、最近流行の芸人本は全部とは言わないけど、面白そうなのは必ず読むように
しております。
そしてこの「ホームレス中学生」は、あらゆる芸人本の中でも記録的売り上げとなり、読まないわけには
いかん!とGETです

著者はご存じ、漫才師の麒麟の片方、田村裕。どっちかというと格好良くない方。色の黒い方の彼。
芸人さんってものすごい貧乏育ちの人が多くて、だからこそそう言う経験が芸に繋がってる人が多いんだけど、
その中でも彼の経験は凄まじい。
何と言っても中学生の頃に親に捨てられてるんですから・・・・
そしてその後一ヶ月を公園で暮らすという、いわゆるホームレスをやった彼の経験談は、これまでも
あらゆるバラエティー番組である程度語られていたので知っていました。
その彼の貧乏体験談を改めて本にして、何故そこまでウケているのか正直不思議でした。

そして読んだ結果・・・・何度も泣きそうになってしまった・・・
そう・・・泣けるんです。この本。
まず、とても読みやすい。ま、田村君が書いたんだから当然ですが、この時代では考えられない彼の
中学から高校にかけての壮絶な体験と、そして何故彼が数々の困難を乗り越えてこられたかが、
実に明快に書かれています。
もちろん流石芸人!と思わせる上手い表現も所々に使われていて笑える部分も多々あり。
そして、彼の出会った人達への感謝の思い、そして何より、彼が小学校の頃になくなったお母様への思いに
胸が熱くなる・・・泣けてくるんですよね・・・

この本は、私のようにある程度年を重ねた人間が読んでも胸に響くけど、何より若い人達に読んで欲しい。
確かに田村君自身の明るく純粋な性格による人徳も彼の人生を助けてるとは思うけれど、
人との出会いがいかに大切か暖かい家があって美味しいご飯が食べれてと言う当たり前だと
思っている事がどれだけ有り難い事なのか
、そしてどんな困難があっても決してクサらない事が人を明るい道に
導いてくれる
言うことを改めて教えてくれます。
後半にもなると随分文章が上手くなっていて、田村君自身が書いてる内に物書きとして成長してると
言うことも見えてくるこの本は、面白くて切なくて暖かい気持ちになる、とても素敵な作品です。





『ラスト、コーション』

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監督・:アン・リー CAST:トニー・レオン、タン・ウェイ 他
第64回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞、金オゼッラ賞受賞

1940年前後、香港。大学生のワン・チアチー(タン・ウェイ)は、学校の演劇仲間に誘われ抗日運動に身を投じる事になる。チアチーの役目は輸入業者の妻の振りをして、敵対する機関のリーダー、イー(トニー・レオン)に近づく事。が、イーを暗殺するという目的を達せられないまま、イーは上海へ行ってしまう・・・・

LUST・・・肉欲 そして、CAUTION・・・警戒
そのタイトルの通り、警戒心と肉欲の間で揺れる男女の話。
男は抗日運動家達に命を狙われるイー、女はその男を誘うスパイ、チアチー。
男は騙されるまま誘いに乗り、女の虜になり・・・
そして、いつしか二人は互いの孤独を埋めるように激しく求め合う・・・

これも『アメリカン・・』に続き長尺だったけど、退屈はしなかった。
イーとチアチーの繊細で危険な探り合い、そして彼らがどうなっていくのかに目が離せませんでした。
再現された当時の上海も素晴らしかったし。
しかし見せ場はやはり話題になっている「濡れ場」。かなり大胆。ボカシなんて久々に見たわ~
あんな格好やそんな格好までしちゃって・・・なぁんて思ったけど、このベッドシーンは激しく大胆だからこその
意味があるんでしょう。
チアチーは彼との逢瀬を重ねる内に彼の中にある彼の素の部分を見付け、少なからず惹かれていった・・・
敵と味方でも孤独は同じ、地獄も同じ・・・・
殺さなければならない相手と分かっていながらも、その時だけは彼女が「女」になれる瞬間。
そして彼らが「生」を感じられる瞬間。
だから激しく求め合った・・・戦争も、愛国心も何もかも忘れるように・・・

アン・リー監督作品って、見てる時に何かを感じると言うより後になってじわじわ来る物が多いんだけど、
この作品の場合今のところあまり余韻は残ってないかな・・・・ 
それにしてもアン・リーさん、『ブロークバック・・』では同性愛をリアルに描き、この度は男女の交わりを大胆に描き、
ほんと、チャレンジャーですわね・・・
しかし主演のチアチーを演じた女優さんは頑張ってた~。初映画らしいけど、この体当たり演技にはあっぱれ。
美人と言うより童顔で独特な雰囲気のある女優さん。難しい役所を演じきっていまいした。


non的お気に入り度:


『アメリカン・ギャングスター』

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監督:リドリー・スコット CAST:デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ 他

1970年代初頭、ハーレムを仕切っていたボスの運転手をしていたフランク(デンゼル・ワシントン)は、ボスの亡き後東南アジアから純度の高い麻薬の密輸を始め、麻薬王として君臨する。一方腐敗しきった警察組織の中で悪に手を染めない刑事、リッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)は、麻薬ルートの解明に必死になっていた・・・
実在した麻薬王、フランク・ルーカスの半生を映画化。

見応えのある骨太な作品。 157分と長い上映時間でちょっと腰痛くなったけど、面白かった。
ベトナム戦争により混沌としていた1970年代初頭のアメリカ。
警察組織も腐敗し、セレブから一般市民まで麻薬がはびこっていた時代。
そう言えば当時のロックスターと言えばみ~んなジャンキーだったし、命を落とす人も少なくなかったなぁ。
そんな時代の麻薬王の富への執念と、悪をあぶり出そうとする刑事の執念の対峙が描かれている
サスペンスドラマ。

フランク・ルーカスという男は大物ギャングの運転手という立場から、頭と力を使い自ら誰にも使われることのない
麻薬王へとのし上がっていきます。
ファミリーだけを信じ、ファミリービジネスで富を得たギャング。
その術はシチリアマフィアから学んだそうで。なるほど、ドン・コルレオーネみたいやな・・・
そう、この作品で描かれているフランク・ルーカスのストーリーは、まるで『ゴーッドファーザー』の
黒人バージョンって感じ。
そのフランクに扮したのはデンゼル・ワシントン。彼の演技がは安心して見れるわ
そして一方ラッセル・クロウ扮するのは、賄賂を一切受け取らず浮いた存在の刑事リッチー・ロバーツ。
私生活では色々とあるけど、警察としては実に清廉潔白で強い信念を持つ男。
この男が見えない相手を追い詰め麻薬ルートを解明しフランクにたどり着くまでの展開は緊迫感に溢れ、
退屈することなく見入ってしまいました。
そして、彼ら2人が初めて出会うシーンは見物。
「Amazing Grace」の荘厳な音楽が効果的にそのシーンを盛り上げています。
また、緊張感張りつめる展開の中にも、フランクとその母や妻とのやりとりなど、家族愛に胸が熱くなったりして・・・
どんなにリッチでも悪いことはあきまへん・・・


non的お気に入り度: