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監督・:アン・リー CAST:トニー・レオン、タン・ウェイ 他
第64回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞、金オゼッラ賞受賞

1940年前後、香港。大学生のワン・チアチー(タン・ウェイ)は、学校の演劇仲間に誘われ抗日運動に身を投じる事になる。チアチーの役目は輸入業者の妻の振りをして、敵対する機関のリーダー、イー(トニー・レオン)に近づく事。が、イーを暗殺するという目的を達せられないまま、イーは上海へ行ってしまう・・・・

LUST・・・肉欲 そして、CAUTION・・・警戒
そのタイトルの通り、警戒心と肉欲の間で揺れる男女の話。
男は抗日運動家達に命を狙われるイー、女はその男を誘うスパイ、チアチー。
男は騙されるまま誘いに乗り、女の虜になり・・・
そして、いつしか二人は互いの孤独を埋めるように激しく求め合う・・・

これも『アメリカン・・』に続き長尺だったけど、退屈はしなかった。
イーとチアチーの繊細で危険な探り合い、そして彼らがどうなっていくのかに目が離せませんでした。
再現された当時の上海も素晴らしかったし。
しかし見せ場はやはり話題になっている「濡れ場」。かなり大胆。ボカシなんて久々に見たわ〜
あんな格好やそんな格好までしちゃって・・・なぁんて思ったけど、このベッドシーンは激しく大胆だからこその
意味があるんでしょう。
チアチーは彼との逢瀬を重ねる内に彼の中にある彼の素の部分を見付け、少なからず惹かれていった・・・
敵と味方でも孤独は同じ、地獄も同じ・・・・
殺さなければならない相手と分かっていながらも、その時だけは彼女が「女」になれる瞬間。
そして彼らが「生」を感じられる瞬間。
だから激しく求め合った・・・戦争も、愛国心も何もかも忘れるように・・・

アン・リー監督作品って、見てる時に何かを感じると言うより後になってじわじわ来る物が多いんだけど、
この作品の場合今のところあまり余韻は残ってないかな・・・・ 
それにしてもアン・リーさん、『ブロークバック・・』では同性愛をリアルに描き、この度は男女の交わりを大胆に描き、
ほんと、チャレンジャーですわね・・・
しかし主演のチアチーを演じた女優さんは頑張ってた〜。初映画らしいけど、この体当たり演技にはあっぱれ。
美人と言うより童顔で独特な雰囲気のある女優さん。難しい役所を演じきっていまいした。


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