nemuri.jpg

監督:ラホス・コルタイ 
CAST:ヴァネッサ・レッドグレーブ、クレア・デインズ、トニー・コレット パトリック・ウィルソン 他

死の床にある老婦人アン(ヴァネッサ・レッドグレーブ)は、娘2人が見守る中うなされながらある事を語り出す。「ハリス(パトリック・ウィルソン)という男性を愛し、それは過ちだった・・・」と。アンは夢の中、親友の結婚式に出た頃を思い出す・・・

何だかとてもジーンと来た・・・・涙がボロボロこぼれるわけじゃないけど、ゆっくりゆっくりジュワ〜っと来る・・・・
そう言う作品でした。

ある1人の天に召されようとしている女性の、愛と悔恨の思いから始まるこの物語。
重い病の床でのアンの告白は、親近者の聞いたことの無い名前ばかりが登場し、まるでうわごとのよう・・・・
でもそれは確かに、アンにとって最も心に引っかかっていた事。
忘れられないほど愛した人がいた・・・でも、忘れられない悔やまれる事件が起きた・・・
死の床でアンの胸に去来するのはその時の事・・・・そして、娘2人のこと・・・
娘達姉妹もそれぞれが違う道を行き、それぞれが苦悩を抱え、迷いながら生きている。
死を前にした母、娘達の知らない頃の出来事に思いを馳せる母を見て、彼女達も又、同じ女として、
子供の母として、自らを見つめ直すのです。

誰にも必ず訪れる「その時」。その時、一体何を思うのだろう・・・・
今は勿論そんな時の事を考えることもなく、日々あくせく過ごしているだけ。
良いことがあったり嫌なことがあったり・・・
時には誰かを傷つけたり、自分も傷ついたり、全てを放り出してしまいたいことも。
そしてまた、「本当にこれで間違っていないのだろうか」「子供にはこれで良いのだろうか」など迷って困惑したり、
「あの時あの選択をしていたら」「あんな事を言わなければ」などの後悔の思いに苦しんだりして・・・。
それでも「その時」が来れば、ちゃんと思えるんだろうか。
・・・・失敗はなかった・・・・と。
どんなに苦しい最期でも冷静に自分の人生をそう振り替えれれば、そして我が子に最大の愛を示せれば、
最高に幸せな人生の終幕ですね。

メリル・ストリープやグレン・クローズなどの名優もチラッと顔を出して、キャスト陣が豪華なのもこの作品の魅力。
特に、トニー・コレットやヴァネッサ・レッドグレーブなどの名女優達の演技が素晴らしかった〜
トニー・コレットはやっぱ良いわ〜
この人の演技は自然でありながらすごく説得力があるというか、いつも見入ってしまいます


non的お気に入り度:




写真ブログ「sweet*photo」 もよろしくお願いします。