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『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』

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監督:ポール・トーマス・アンダーソン CAST:ダニエル・デイ・ルイス、ポール・ダノ、ディロン・フレイジャー 他
アカデミー賞主演男優賞 他受賞

石油ブームに沸く20世紀初頭のアメリカ。ダニエル(ダニエル・デイ・ルイス)は息子のH.W(ディロン・フレイジャー)と共に石油採掘事業を展開していた。ある日ダニエルは、ポール(ポール・ダノ)という青年から石油発掘の情報を聞きつけ、その場所に息子と共に行く・・・

長いです!この作品。ほんと長い。役者さんの演技が良かったので退屈はしなかったけど。
欲にまみれた孤独な男の生き様をガッツリ味わったという感じ。

主人公は石油の発掘に命をかけ、それだけが生き甲斐の男、ダニエル。
人を決して信じず、富を得ることだけに邁進している。
愛する息子も自分の意に反すると切り離してしまうし。
そんな欲深く恐ろしい人だけど、私には本当の愛を手にすることが出来ない哀れな男にも映りました。
息子との確執も彼の本意ではないように見えたし。
しかし、愛する人をとどめておく術すら知らない彼に残されたのは、金と屋敷と狂気だけ・・・・
「富」とは何なのか、人の幸せとは何なのかを考えさせられます。

この作品、とにかく役者さんの演技に尽きます。
オスカーを獲ったダニエル・デイ・ルイスの演技は文句無くお見事
それと、ダニエルに異論を唱える発掘地の牧師のイーライを演じたポール・ダノも、負けずに素晴らしかった~
『リトル・ミス・サンシャイン』や『キング』で陰のあるお兄ちゃんだったポール君。
今作品での裏のありそうな妙な牧師の役、すごぉくはまってました。
ダニエルとは対照的な位置であるはずなのにどこが怪しくて確実に欲深くい牧師イーライは、ダニエルと全く違う
キャラとも思えない。
そんな2人の対決は生々しくおぞましく、彼らのどす黒い部分が剥き出しになる場面で見応え十分です。

裕福なことは決して不幸なことではない。でもそこに愛がなければどうでしょう。
人は金だけでは人として生きていけないってことなんやね・・・


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