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2008.05.10
『ミスト』

原作:スティーヴン・キング 監督:フランク・ダラボン
CAST:トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン 他
ある夜窓を突き破るほどの嵐が起きる。その翌日、デヴィッド(トーマス・ジェーン)は息子と隣人と共にスーパーに買い物に出かけるが、そこに突然「助けてくれ」と1人の街の住人が逃げ込んでくる。その内スーパーは濃い霧に覆われ始める・・・・それなりにツッコミどころもあったりするけど、霧の中に残された人間達がどうなるのか気持ち悪かったりドキドキ
させられながらのアッという間の2時間。
結局結構楽しんじゃったけど、何とも言えないやり切れなさが残る色んな意味で怖い作品でした。
何も見えない不気味な霧・・・・・そこから見え隠れする得体の知れない物・・・・・
・・・・そしてそれらに翻弄される人々の心・・・・
この作品は、突然ある得体の知れない謎に覆われ命の危険を感じるというパニック映画ではあるけども、
それと同時に閉鎖的な状況下で追い詰められた人々の生々しい姿が描かれたものでもあります。
人間は窮地に追い込まれるとどれだけモラルを、自分を保持し続けることが出来るか・・・・
日頃お互いに陰口を叩き合う隣人。出会うのはスーパーでだけ。
そんな彼らが同時に同じ場所で命の危険にさらされたら、そこではどんな現象が起きるのか。
彼らはどういう道を選択するのか。
協力し合うか、決別するのか、あるいは神に願うのか・・・・
人というのは弱いもので極限状態にさらされると自分を見失い、何を信じて良いのか分からなくなります。
そんな時に、それが真実であるかどうか分からなくても、ある強い言葉に身を委ねたくなったり、そして
ストレスをどこか一つに集中させ何かを犠牲にしたくなったりする。
その理由がどんなに理不尽であっても。
それはまさしく、イエス・キリストを磔にした民衆であり、仲間を一人一人犠牲にしていったかつての若者達
であり。
これはいわゆる集団心理というやつ。
この作品ではその集団真理の恐怖がマザマザと描かれ、極限状態の人の心のもろさにゾッとさせられます。
勿論、この物語の恐怖の元となっている霧の中にいるクリーチャーも恐ろしい・・・
って言うか超キモイ
虫嫌いの人には覚悟の映像です

non的お気に入り度:




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