キャンディキャンディ
(2008/02/22)
ジェフリー・ラッシュ、ヒース・レジャー 他

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監督:ニール・アームフィールド 
CAST:ヒース・レジャー、アビー・コーニッシュ、ジェフリー・ラッシュ 他

詩人志望のダン(ヒース・レジャー)と画家志望のキャンディ(アビー・コーニッシュ)は強く愛し合っていた。しかしダンはドラッグ常用者で、キャンディもドラッグの世界にのめり込んでいく。2人は結婚するが、ドラッグを手に入れるためにキャンディは娼婦になる・・・

なんて、なんて浅はかで痛々しい恋人達・・・・
本当に愛し合っているはずなのに、結局彼らを強く結びつけたのはドラッグ・・・
ドラッグは体験したことのない世界を見せてくれて、あるいっときは最高な時間を過ごせるのかも知れない。
でもそれは人として生きていくのをやめる事でもあって、若い2人は自堕落に生き地獄に墜ちていく・・・

彼らの姿は、60年代後半から70年代にかけてのロックミュージシャンと恋人によくあった姿を連想させます。
その当時、オーバードーズで破滅した、命を落とした恋人達ってきっとこんなだったんだろうなって。
最初は男と女として恋に落ち、共に色んな事を共有する。
ドラッグはその内の一つだけど、いつか2人にとってはそれこそが2人を結びつける最大の要因となっていく。
「ドラッグを体に入れた後のセックスは素晴らしい・・・」
彼らはそう言いながらどんどんその世界に引き込まれ、人としてのモラルを、心を、体を失っていく・・・
そこは本当に、本当に、足を踏み入れてはいけない世界。
まやかしの天国、真実は地獄。
それがジャンキーの世界です。

しかし、フツーの女の子があそこまで墜ちるものなのだろうか・・・
キャンディは恋人とドラッグを打つために平気で体を売るようになり、男はそんな彼女を守ることすら出来ない。
寧ろドラッグのためならそれも良しとしている。
何故彼女はそこまでになったのか・・・・彼のため?自分のため?母親と仲が悪かったから?
この2人が何故か強く惹かれ合ったであろう事は分かるけど、そこに至るまでの理由はよく分からなかった。
母親との長い間の確執から自暴自棄気味になっていたのかもしれないけど、あそこまで墜ちるものなのかしら。
その姿は娘を持つ親としてとても恐ろしいものでした。

この作品を見ると、ヒースがもういない事が信じられなくなります。
それぐらい、役者としてまだまだ輝いているヒース。
ヒースが扮したダンは優しくてもろくてダメ男だけど、実際ヒース自身の中にこの男がいたんじゃないかな。
こういう男をさせるとほんとに上手い。
ドラッグやセックスに溺れる男も、彼女を愛しすぎて哀しむ男も、ヒースだから良い。
繊細な演技が絶妙に上手いヒース。
繊細過ぎて、不器用で、生き急いでしまったんやね・・・


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