 | グッド・シェパード (2008/05/15) マット・デイモン.アンジェリーナ・ジョリー.ジョン・E・タートゥーロ.アレック・ボールドウィン.タミー・ブランチャード.ビリー・クラダップ.ロバート・デ・ニーロ
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監督:ロバート・デ・ニーロ CAST:マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、ウィリアム・ハート 他
1961年、キューバのカストロ政権転覆を狙ったアメリカの上陸作戦の秘密情報がCIA内部のどこからか漏れ、失敗に終わる。その後作戦を指揮していたエドワード(マット・デイモン)の元に、情報漏れの原因と思われるテープが届く・・・
国家に身を捧げた1人の男の半生を通して、CIAがいかに誕生したのかが描かれた重厚な作品。
ハッキリ言って・・・
長っ
でも、こういうストーリー、嫌いじゃないんです。しかし・・・・長すぎ

こういう作品って真剣に腰を据えて見ないと集中できない。それぐらい気合い入れないとしんどい作品。
デ・ニーロさん、ようここまで長いの撮らはったわ・・・・

CIAって言うのは映画でもよく描かれてるしどういう団体なのかは何となく分かる。
アメリカの国家機密を握り様々な隠密活動を担っている人達で、果ては恐ろしいことまで平気でやっちゃう・・・・
っていうイメージ。
ほんと、もめ事の火消し役なのか焚き付け役なのか分からない人達だけど。
主人公のエドワードはそんなCIAの誕生に大きく関わった人物で、第二次大戦以降国家のためにあらゆる
駆け引きに応じ、秘密工作に従事た人物。
すこぶる優秀で表情は一切出さない、まさに秘密組織に向いた人。
国家のための仕事と家族の板挟みに苦悩し、それでも尚秘密工作員として国家を最優先する彼はまさに
グッド・シェパード・・・・国家の忠犬。
そんな男に扮したのはマット・デイモン。終始一貫寡黙な男を頑張って演じてました。
ただ、アンジーとの夫婦役はミスマッチだったなぁ・・・
映画全体を通しては要するにスパイ映画なので物語はサスペンス。
今日の味方は明日の敵・・・っていう世界なので、誰が誰を欺いているのかとか、その辺は面白い。
でも色んな人が出てくるし、時系列が前後するのでほんとしっかり見ないと混乱しそうだけど。
そしてこの作品って、なんか『ゴッド・ファーザー』っぽいわぁ~
同じ組織の中にいて昨日まで信頼していた人物でも、裏切っていたと分かった途端に即処罰。
それは時には家族にも向けられたりして、そして結局誰も信じられない孤独な人間になっていく・・・
まさしくこれは『ゴッド・ファーザー』・・・・・
結局、デ・ニーロ自身の演技が評価されたあの名作へのオマージュ作品かと思えたほどです

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