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『宮廷画家ゴヤは見た』

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監督:ミロス・フォアマン 
CAST:ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン、ステラン・スカルスガルド 他

18世紀末のスペイン、画家のゴヤ(ステラン。スカルスガル)は宮廷画家として任命される一方で、社会を批判する風刺画も描き続けていた。そんな中彼のお気に入りで商家の令嬢のイネス(ナタリー・ポートマン)が、ロレンソ神父(ハビエル・バルデム)が指揮する異端審問所に召喚され囚われのみとなってしまう・・・・

18世紀末、激動のスペインに生きた天才画家、 フランシスコ・デ・ゴヤ。
彼は宮廷画家である一方で圧制を敷いていた王家や、異端審問を批判する風刺画を描き続けていた。
この作品は残酷なスペインの歴史を背景に、彼が描いた二人のモデル、商家の美しい令嬢イネスと、強い権力を
持っていた神父ロレンソの波乱の半生を描いたもの。

いやまぁなんというか、、、、歴史物好きなんだけど、辛いのよね、、、
いつも映画が始まってからそれに気付くんですけど、、、

厳しい異端審問、フランス革命など、当時のスペインは権力の移り変わりが激しく、ゴヤも、そして人々も時代に
翻弄された。
美しい娘イネスはいわれのない異端の罪でとらえられ厳しい尋問を受け、そしてそんな彼女をとらえたロレンソは、
イネスの美しさに魅せられる・・・
二人は激しい時代の流れの中でそれぞれに波乱の人生を送ることになるけど、名誉に執着したロレンソは
どうあれ、イネスの人生を思うとやりきれない辛さでいっぱいになる。
思わず目を背けそうになる場面もあったりして
この作品がフィクションだとしても、当時この様な女性は多くいただろうし。
つくづくこの時代の異端審問などという文化に、この様な女性を生み出した社会に怒りが沸き、スペインの
哀しい歴史を痛感しました。

役者さんの演技が秀逸。
ハビエル・バルデムもナタリー・ポートマンも素晴らしかった
欲望に勝てない神父に扮したハビエル・バルデムは、この作品でもなんか超怖かった、、、
あんな神父様、何考えてるか分からなくてほんま怖いわ・・・
囚われ解放され、幻想の愛に生きる女に扮したナタリー・ポートマンの演技も哀しくて、哀しくて・・・
そして画家として社会を、彼らを見続けたゴヤに扮したステラン・スカルスガルドも、絶妙な存在感でした。


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