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映画、読書感想などボチボチ書いていきます★
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『二度はゆけぬ町の地図』

二度はゆけぬ町の地図 (角川文庫)二度はゆけぬ町の地図 (角川文庫)
(2010/10/23)
西村 賢太

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内容は「貧窶の沼」「春は青いバスに乗って」「潰走」「腋臭風呂」の4編。
いずれも著者の若い頃のお話。

面白い!やっぱり西村作品好き!
前に読んだ『どうで死ぬ身…』の方が高く評価されていてそれは分かるけど、
私は本作品の方が読みやすいし好き。

本作品中には著者が慕う藤沢清造氏の事は出てこなくて、若い頃の話ばかりが書かれている。
お馴染のそのキャラクター…無気力で怠惰でありながら強欲、天才的な責任転嫁、
滑らかに口をつく暴言の数々…
でも大罪を犯す勇気も無い気の小さい著者らしいその結末はいずれもやはりどこか滑稽。

特に「腋臭風呂」がおもろかった。
銭湯での体臭のきついおっちゃんとの出会い、その数十年後のやはり体臭のきつい風俗嬢との
出会いの話はほんとウケたw 
体臭のきついおっさんの件などは、ドリフ大爆笑を思い起こさせるほどユーモアに溢れてたわ。
下品な言葉のオンパレードだけどw

『三面記事小説』

三面記事小説三面記事小説
(2007/09)
角田 光代

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実際に起こった事件を元に書かれたフィクションオムニバス。

面白かった。怖かった。
実際に起きた事件の背景を角田さんが脚色。
そこには切なく哀しく理不尽な人間ドラマが繰り広げられ、本当にその様な背景があって
起きたのではないかと思わされる。だから怖くなった。

角田さん小説は結構読んできたけど、これまではどちらかと言うと感動したり爽やかな余韻が
残る事が多かった。
でもこれは違う。
やりきれなくて恐ろしくて後味が悪い。
だって、中には私自身覚えてる事件もあって…フィクションとはいえ怖い。
やっぱり角田さんは凄い。お勧めの一冊。

『17歳の肖像』

17歳の肖像 コレクターズ・エディション [DVD]17歳の肖像 コレクターズ・エディション [DVD]
(2011/01/26)
キャリー・マリガン、ピーター・サースガード 他

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名門大学を目指しつついつかお堅い家や街から飛び出したいと思う少女の挫折と成長を描いた作品。

目標に向かい勉学に勤しみながらも日々に退屈する少女。
大人の男と出会い刺激を受け背伸びをし、親や教師を全否定…
でも最後には、自らの未熟さと人生に近道はないと気付く…

退屈もしなかったけどめっちゃ面白いと言う訳でも無く普通。若い頃に見てたら感想変わったかも。
子供のくせに人生全て分かったと勘違いする年頃…自分にもそんな時があったっけ…って
少し懐かしくはなったけど。
でもあたしはどうにもおっさんとはよう付き合わへんかったやろうけどw

いつも怪しいピーターサースガードさんが良い男役で出てきたから、ん?って思ったらやっぱり…
でそんなとこにウケた(笑)