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映画、読書感想などボチボチ書いていきます★
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『深く深く、砂に埋めて』

深く深く、砂に埋めて深く深く、砂に埋めて
(2007/10/16)
真梨 幸子

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どんな男も虜にしてしまう元美人タレントの周辺で起きた事件を追う物語。
その事件のキーになるのは美人に翻弄され身の破滅を招く男たち。
何故男はそれ程までにその女に夢中になるのか、事件の真相は…
色々謎だらけで先を知りたくなるから一気読みは出来る。

でも結末は何となく無理やりそこに持って行ったって感じで、突っ込みどころも。
なんで?だから?それで結局何が言いたいんやあ~みたいな。

でも真梨作品っていつもドロドロしながらテンポ良く面白くもあるんだけど、
最終的にイマイチ何も見えてこないこと多いw

『ユリゴコロ』

ユリゴコロユリゴコロ
(2011/04/02)
沼田 まほかる

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恋人が去り母親を亡くし父親は余命僅かと言う現実に悩む主人公が、
ある日実家で衝撃的な話が書かれたノートを見付ける… 

久々のまほかる作品。ずっと読みたくてなかなかげっと出来ずようやく出会えた。
面白かった。でもちょっと期待し過ぎたかな。

まほかる作品って事でドロドロを期待し過ぎた(笑)
確かに主人公が見付けたノートの中身はサイコスリラー的だったけど、その行きつく先は
意外と感動的なものだった。
いや感動的で大いに結構なんやけど、感動の中にもやりきれない残酷さを期待してた私は
どんだけやねんw 

ちょっと腑に落ちないような…ちょっと無理のある部分もあったけど、
でも一気読み出来たし面白かったです。

『冷たい熱帯魚』

冷たい熱帯魚 [DVD]冷たい熱帯魚 [DVD]
(2011/08/02)
吹越満、でんでん 他

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崩壊した家族を持つ熱帯魚店の店主が猟奇殺人に巻き込まれる… 

園子温監督作品って良く考えたら初めて。
いやぁなんちゅうか…こう言う作品あんまり見ないからなんちゅうか…
殺人エンタテイメント?めちゃくちゃ残酷でグロいけど、でんでんさんの
演技にこっちの頭もカオス。

変態猟奇殺人犯の闇は深く、そして事件に巻き込まれた男の闇も深くつつけば
狂気に繋がると言う…
人の弱さと恐ろしさがまざまざと描かれている。

とにかくグロ映像が…そりゃ子供には見せられへんわw 
これ見た後お肉は食べれなそう…
まぁ今は立ち直ってすっかりお腹空いてますが(笑)

『女ともだち』

女ともだち女ともだち
(2006/06/23)
真梨 幸子

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高級マンションで起きた連続殺人事件の謎を女性ライターが追うミステリー。

『殺人鬼フジコの衝動』『みんな邪魔』と本作が真梨作品のどろどろ三部作だそうで。
どろどろと言うかグロテスク…あ、それってどろどろかw 
私的には『弧虫症』の方がどろ度が高い様に感じる。

女友達同士の関係のどろどろが強く描かれてると思ったけど、それよりは孤独な女達の
哀しい事件みたいな感じ。
登場人物の持つ闇があまりに濃過ぎて友人関係云々はあまり印象に残らない。
そして事件の真相が見えそうで見えない展開に焦らされて一気読みしてしまう。
そこら辺は流石と言うか。

真梨さんってほんと女のどろどろ書くのがお好きみたいで特に高級マンションを舞台にされる。
一見勝ち組に見える女達の本当の姿みたいな。
私が彼女の作品を手にしてしまうのは、自分もかつてそう言う世界にいて今はそこから
抜け出しているからかも。
私が居た世界も結構などろどろやったし。

『ドラゴン・タトゥーの女』

ドラゴン・タトゥーの女 [DVD]ドラゴン・タトゥーの女 [DVD]
(2012/06/13)
ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ 他

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スウェーデン映画『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』のリメイク。
ジャーナリストのミカエルが資産家から依頼されて一人の少女の行方不明事件を
ハッカーのリスベットと共に追う。

結末知ってるからか…思いの外ドキドキ感が無かった。
やっぱりどうしても比べてしまう。

ストーリー展開もオリジナルの方がテンポが良くて面白かったし微妙にリスベット像が違うし。
まぁそこは全く一緒にする必要は無くて別物として見た方が良いのかもしれないけど。

フィンチャー版リスベットの方が暗くて女性っぽい感じがしたな。
ま、それはそれで魅力的だけど。
オリジナルのリスベット役の女優さんは体つきも男っぽくてほんとに男嫌いの
レズビアンって感じだった。
ルーニーちゃんはもちょっとしなやかなんだよね。
だから男性はルーニーリスベットの方が良いかもw 
と、どうしてもリスベットに尽きてしまうのでした。

『影法師』

影法師 (講談社文庫)影法師 (講談社文庫)
(2012/06/15)
百田 尚樹

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江戸時代、厳しい身分制度故の理不尽な世の中にあって潔く生き抜く武士達の生き様、
友情などが描かれた時代小説。

号泣はしなかったけどホロっと泣けた。
侍の心の美しさに泣けた。
光と影…そのどちらもが美し過ぎて泣けた。
しかしどっちかって言うと男性向きの物語。

江戸時代、武士間にも激しく理不尽な身分制度があった。
主人公やその友人達はそんな中でも常に前を向いて侍然とした生き方を貫く。
その姿は現代に生きる私達では勿論理解し難いもの。
どうかすると切腹、何をするにも命を賭す。
しかしこれが日本人の「美」のひとつだったのだろうと思う。

本作品は百田さんが思う究極に格好良い男の作品。
我を失くして相手を立てる事のカッコ良さが描かれた物。
実に惚れ惚れする程素敵な男達だ。
じゃあ今ここまで出来る男はそうはいないとは思うけど、家族の為、友の為、愛する者の為に
身骨砕く男はいるはず。
だから、働くお父さんは皆侍です。

最後に袋とじがあり。
それを読むのは自由で、読むなら本文を読み終えた数日後にして欲しいと百田さんは
述べられてるけど、確かに読んだらまた感想変わってくるかな…
百田さんの仰る通り要らんと言えば要らんけど、あったらあったで改めて感動する人もいるやろな…

 

『龍神の雨』

龍神の雨龍神の雨
(2009/05)
道尾 秀介

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継母、継父と暮らす2組の兄弟達を巡る物語。

道尾さんらしく本作品も終始陰鬱。
台風上陸の日から始まり物語の終わりまで降り続く雨を背景に描かれた、哀しい兄弟達のお話。
物語中ずっと雨続き&昨日は実際台風上陸で、いつも以上に風の音が重く感じられた。

暗くて重いし決して読みやすくは無かったけど面白かった。
サスペンス的にも予想外の展開が待ってたし。
そしてその結末は、やりきれなさの中にも一筋の光が差した感じがしてホロっときた。

雨のせいではない…信じるべき人を信じなければならない… 

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』

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(2012/07/18)
ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント 他

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「猿の惑星」シリーズの前章。
アルツハイマー治療薬の研究員がチンパンジーに新薬を投薬。
結果、高度な知能を有したチンパンジーが生まれる… 

面白かった。
長ったらしくなく分かりやすいし、何よりとにかくCGが凄い。お猿たちが凄い!!

チンパンもゴリラもオランウータンもリアル過ぎ… 
主役とも言えるほぼ人と同様、あるいはそれ以上の知能を持ったチンパンに至っては、
体はお猿、目は人間と言う感じで繊細な表現もお見事。

いや~お猿が最初に「NOおおお!!」言うた時は見てるこちらも驚愕でしたわ(^^;)

『セカンドラブ』

セカンド・ラブ (文春文庫)セカンド・ラブ (文春文庫)
(2012/05/10)
乾 くるみ

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真面目な青年と美しく育ちの良い女性が出会い恋におちる。
ある日青年は、恋人と酷似した女性がもう一人存在する事を知る… 

「イニシエーションラブ」を読んで以降、乾さん作品を手にする度に
あの面白さをつい期待しまってきたけど、未だあの程の感動には巡り合えず…
その中でもこの作品は比較的「イニシエーション…」に近いのかも…
いやでもあれ程の面白さは勿論無いけど、本作品も又なんちゅうか、何とも言えない怖さが…
「イニシエーション…」よりも怖いかも。

謎が解けるまで焦れたけど、解けたからと言って痛快さは無い感じ。