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映画、読書感想などボチボチ書いていきます★
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『ヤング≒アダルト』

ヤング≒アダルト [DVD]ヤング≒アダルト [DVD]
(2012/07/13)
シャーリーズ・セロン、パットン・オズワルト 他

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アラフォーでバツイチのゴーストライターがある日元彼からメールを受け取り、
元彼との愛を復活させるべく故郷に戻る…

面白かった…と思ったら『JUNO』の脚本&監督作品やったんやね。
うん、そんな感じ。
シビアなテーマだけど何だか笑えてしまうシニカルコメディ。

故郷を離れて都会で活躍する美人作家…と言えば聞こえは良いけど実は学生時代
あまり好かれていなかったという寂しい勘違い主人公にシャーリーズセロン。
確かにイタくて哀しい女やけど、シャーリーズセロンがめちゃくちゃ綺麗やからねぇ…
それだけで羨ましーなんて思えたw

勘違いしながらも自分のイタところもちゃんと分かってて、でもやっぱり高びーな
主人公はどうしても憎めない。
元彼に会う時と普段の主人公の見た目の落差が凄くて、それが一番笑えました。

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『クロク、ヌレ!』

クロク、ヌレ!クロク、ヌレ!
(2008/09/05)
真梨 幸子

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ある作家とその友人の画家志望の男、二人の友情を巡って描かれたミステリー。

本作品は珍しく女より男のドロドロを描いたもの。変な女もいっぱい出てくるけど。
一応これもミステリーだけど、その真相は結構どうでも良い感じなのは他の作品と同様。

真梨作品と言えば阿呆な女達の滑稽な程の醜い諍いが何より楽しいんやけど、
これはテイストが違ってたからかこれまで読んだ作品程にはハマらなかった。
相変わらず何が言いたいのかいまいち??やし。
でも、やっぱりどんどん読み進めてしまうって事で私は紛れも無く真梨ファン。

『クロク、ヌレ!』と言えばストーンズの「Paint it Black」で作中にもストーンズが
度々登場する。
特にバンド創始者でありながら脱退した故B.ジョーンズについて触れられている。
ブライアンが脱退に至るまでに抱いたであろう嫉妬や孤独を、登場人物の男達の心理に
ダブらせてる感じ。

そして何より真梨さんご自身がストーンズファンっぽい。
何故なら今日読み終えた真梨作品にもストーンズがちらっと登場するから。
だから私はこの人の作品に惹かれるのかもなぁって本作品を読んで思いました。
特に彼女はブライアンがお好きなのかもなぁ…

『マイティー・ソー』

マイティ・ソー [DVD]マイティ・ソー [DVD]
(2011/10/21)
クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン 他

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神の国アスガルドの王の息子、ソーが、その傲慢さ故に地球に追放される…
神話とヒーローを融合させたアメコミの実写化。

アメコミもの好きやしね、一応見とかないと。
まぁまぁ、何も考えずに見れてフツーにおもろかった。
ソーのキャラも立ってたし。好みちゃうけどw

映像は素晴らしいけど、でもちょっと全体的に雑な感じがしたな。
で、こう言う作品にAホプキンスとかナタリーポートマンとかSスカルスガルドとか
出はるんやねぇ…と思ったら監督がケネスブラナーやからか…分からんけどw 

虹の橋がマリオカートのレインボーロードみたいやった。


『更年期少女』(みんな邪魔)

更年期少女更年期少女
(2010/03)
真梨 幸子

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70年の少女漫画に心酔する中年女性達が作るサークル。
そのメンバー達の裏表の姿を描いたミステリー。

この作品は真梨幸子ドロドロ三部作のひとつ。
とにかくめーっちゃドロドロww 
真梨さんってなんでこう登場人物を虐めたいんやろうw

メルヘン満載の漫画を熱狂的に愛するおばさん達は、サークルで顔を出す姿と
実際とでは皆全く違っていて、その実際の姿の描写がそれぞれ酷過ぎる。
読んでて最初は気持ち悪くなる程やったけど、そのうち可笑しくなってきた。
そりゃ中年女は皆悩み多いけど、揃いも揃ってこれは酷いww

でも、同じ年代の女として全く分からないでも無い、どこか共感出来る部分もあるから
面白く読めてしまうのかもしれない。
こんなに酷い話にちょっとでも共感できてしまう部分があるのは認めたくないんやけど(笑)

真梨作品と言うのはだいたい結局はミステリーの謎解き物語。
でも推理とはちゃう。
登場人物の残酷な現実をたっぷり覗き見して、最後に突然答えに辿り着く感じ。
誰が真犯人やろうとか一応考えるけど、決してそれは重要では無い。
見栄っ張りな女達の醜態を楽しむのが彼女の作品。

しかし真梨作品を次々読みたくなる私っていったい…って思ってしまうぐらい
彼女の作品は何の救いも無く感動も無く醜い。
私が読んできたのはどれも、女の真っ黒な腹をぱっくり割ってぐちゃぐちゃにして
泥の中に投げ捨てると言う感じ。
でもここまで来るとこれはドロドロエンタテイメント。
勿論次も真梨作品です(^^;)

ちなみに本作品は、文庫本としては『みんな邪魔』として発売されています。

みんな邪魔 (幻冬舎文庫)みんな邪魔 (幻冬舎文庫)
(2011/12/06)
真梨 幸子

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『花の鎖』

花の鎖花の鎖
(2011/03/08)
湊 かなえ

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同じ町を舞台にした3人の女性の物語。同時進行に進む3人の女性の話。
住む町も出てくる店も同じだけど3人それぞれにドラマがあり、それぞれ先が知りたくなる物語。
3人の女性がどうなっていくのか読み進めていく内に…
「花の鎖」の本当の意味が見えてくる。

その本当の意味が見えた時、『イニシエーションラブ』の謎が解けた時…程では無くても
少しそれに近い感覚で目の前が開けた感じがあった。
そう言えばヒントになる部分あったのよねぇ…あたしが鈍感なのかw 

いずれにしてもその謎が解けるまで読者を惹きつけ、最後は感動させる湊さんはさすが。