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映画、読書感想などボチボチ書いていきます★
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『脳男』

脳男 (講談社文庫)脳男 (講談社文庫)
(2003/09/12)
首藤 瓜於

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連続爆破事件の容疑者が追われる中ある青年が逮捕される。
無表情で不思議なその青年と爆弾事件の真実を探るサスペンス。

来年映画が公開されるとか。って事で読んでみた。
まぁまぁおもろかった。
盛り上がりのシーンはそりゃ映像にしたら盛り上がるだろうなって感じで。

一応主人公は人間で、理由があって「脳男」な訳だけど、ちょいアメコミヒーロー
みたいな感じでもあり。
物語はそんな痛快な物じゃないけど脳男があまりに人間離れし過ぎてて…
哀しいヒーローみたいな。

本作品はいかにも続きがありそうな終わり…と思ったら『脳男2』があったのねw 
読んでみよ。

『マリリン7日間の恋』

マリリン 7日間の恋 [DVD]マリリン 7日間の恋 [DVD]
(2012/08/03)
ミシェル・ウィリアムズ、ケネス・ブラナー 他

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1956年、ローレンス・オリビエ監督「王子と踊子」の撮影の間のマリリンと、
第3助監督との秘めた恋の話。

マリリン大好きな私にとってはとても良かった。
マリリンの当時のギリギリな感じ、そして彼女が何故あんなに多くの人を魅了したのかが
良く分かる作品。

当時スクリーンで輝いてたマリリン。
しかし彼女は共演者やスタッフから二度と一緒に仕事をしたくないと言われていた。
何故そう言われていたのか、それもこの作品で良く分かった。
ほんとに脆い…脆過ぎる… 
そんな彼女が「王子と踊子」撮影中に心を許したのは、純粋な若い青年。

この作品を見ると、やはりマリリンは小悪魔…いや天使…男を翻弄したと言うのも納得。
輝く程美しく妖しく、そして繊細で少女の様にあどけない。
常に愛に飢えているマリリンは、ああして愛を求めては孤独に陥ってたんやな…
親の愛を知らず育ち、だからいつも愛を求めて傷ついて…

マリリン・モンローはスクリーンの中では天性の演技力を発揮する天才…
でもやっぱり彼女はハリウッドで生きていくには繊細過ぎた。

「すべてが天性だけですばらしい演技をしながら、自分はそれに気が付いていない。
 だからあれほどの芝居ができるし、あれほど不幸でもあるのだ。」
マリリンの事を語ったローレンス・オリビエのこの台詞に泣けた…

今頃マリリンが望んだように、普通の女の子に生まれ変わってるかな…そう思いたい。




『ステイ・フレンズ』

ステイ・フレンズ [DVD]ステイ・フレンズ [DVD]
(2012/10/03)
ジャスティン・ティンバーレイク、ミラ・クニス 他

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恋愛に破れた男女が出会い、恋愛感情抜きのセックスフレンドとして
付き合えるかどうかを描いた作品。

んーまぁだいたい想像通りの展開やったかな。
だいたいそれまで真面目に恋愛してきた者同士がいきなり割り切った関係を持続させるのは
難しいんちゃうかって感じで。

恋人や結婚するには最低、でも体の相性はバッチリって余程割り切れるならありかもだけど、
友人として一緒にいて楽しい関係でありながらSEXもありとなると、それって普通に
恋人やないかーい!って思うし。
体の相性良し、普通に話してて楽しい…もう結婚したらええやん(^^)

『楽園に酷似した男』

楽園に酷似した男楽園に酷似した男
(2005/01)
岩井 志麻子

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ベトナム、韓国、日本に愛人を持つ女流作家の日常が描かれた作品。

本作品もエロいけど、またも文章が独特でそのエロさが何となく誤魔化されている…気がする。
作者の遊び心か、全文句読点の無い長く独特なリズム。
それらは慣れるとなかなか心地良い。

ざっくり捉えれば、バツイチ子持ちアラフォー女性と若い愛人達とのめくるめく
性生活の話なんやけど、その中で描かれるベトナムの退廃的でエスニックな熱い空気、
韓国の閉鎖的な寒々とした空気、それぞれの文化、それぞれの男達の性質が非常に興味深い。

この主人公って著者自身の事かな…
志麻子さんが奔放な女性である事は何となく知ってたけど、40手前にしてなんと元気な…
しょっちゅう海を渡っては逢瀬を繰り返し、いやはや脱帽。
眉毛が無いと桂枝雀師匠に似てるらしい著者が何故そんなにモテるのか、真剣に考えてしまったw

『悦びの流刑地』

悦びの流刑地悦びの流刑地
(2003/03/05)
岩井 志麻子

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昭和初期、下町に暮らす盲目の弟は美しい姉との背徳の関係に耽りながら虚構の世界に堕ちていく… 

おもしろかった。
エロティックでありおどろおどろしくもありサスペンスチックでもあり。
村上春樹のエロスが凄く評価されるけど、私はこう言う感じの方が好き。 

近親相姦、殺人…人間の飽くなき欲望が生々しく描かれるも、それら全てが
美しい情景のように惑わされそうになる程の圧倒的な文章力。
日本語の美しさを実感する作品。

テレビでエロい事ばっか言ってる岩井志麻子さんって凄い作家さんやねんなって
改めて思い知らされました。