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映画、読書感想などボチボチ書いていきます★
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『火花』



又吉直樹著。第153回芥川賞受賞。
若手漫才師と先輩漫才師の芸人としての日々が描かれた物語。

芸人又吉らしい、芸人とは、漫才師とはを主人公の感情を通して追求したお話。
相方の綾部は自虐してるけど、漫才師生活を経てこその作品なので綾部の存在は
無駄じゃないって思ったw

本作品が芥川賞受賞に値するかとかはさっぱり分からん。
芥川賞作品はいくつか読んだけど、私が面白く感じたのは「苦役列車」だけで
それも受賞に値してるのか分からんし。

で、本作品が楽しめたかと言うと…
まぁ、大阪育ちでお笑い好き、昔から破天荒で破滅的な芸人さんを見てきたって
点では入りやすかったかも。

当然純文学なので眠くなる人は眠くなるかもしれない。
でも、情景描写がとても美しくそれが芸術的と言えばそうで、それを芸人又吉直樹が
書いたと思えば凄いなって素直に思った。
内容的にそこそこ楽しめたものの、結末があまりに意外過ぎてそれをどう捉えるべきかが
難しいところやなぁ…
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『XMEN:フューチャー&パスト』



ミュータント絶滅の危機を回避する為にウルヴァリンが過去に送られ戦いが繰り広げられる。

いつの間にこうなったの?XMENシリーズどっかで飛ばした??って思ったぐらい前回見た時より
未来になってて、ミュータントヤバくて最初はちょっと戸惑った。

でもなんだかんだ、やっぱり好きやなぁXMEN。
過去のマグニートえげつないし、マカヴォイ可愛いし♥
ストーリーはさておき結局楽しめてしまう。
懐かしいミュータントも登場でラストはほっこり。
過去のXMEN見てないと楽しめない作品かな。

『私の男』



桜庭一樹著同名小説の映画化。
津波被害で家族を失った少女と彼女を娘として育てる男との歪んだ関係の物語。

原作ファンがこの作品見たらおそらくがっかりでしょう。
私もがっかり。
原作とは別物と思って見ようにも、腹立つぐらい違う。
私は原作の大ファンなのでほんと残念(´・_・`)

映画を忠実に原作通り描く必要は無いと思うけど、世界観を壊されるとやはり辛い。
だから原作は読まない方が良いんだろうけど、原作を知ってて映画を見た作品で
ここまでのがっかりはあまり記憶に無い。
主人公の親子それぞれなんか違う、見せ方が安っぽいなどなど色々不満。

二階堂ふみちゃんは上手いけど、この物語の娘はあんな色っぽい必要は無い。
ラストの言葉を聞こえないようにした演出も意味不明。そんな演出すべき台詞か?
でもこの映画を作った人はそう捉えたんだろな。
血の雨の中での絡みシーンは「エンゼルハート」にもよく似たシーンがあるのね。
あのシーンで完全に萎えた…

『ノア 約束の方舟』



旧約聖書に記された「ノアの方舟」の映画化。

ノアの方舟に関してざっくりとしか知識が無かったので、知らなかった事を知れたって
意味では面白かったかな。
作品としては相当好みが別れると思うけど。
神話だけどリアルな人間臭い場面もあり、そこは感情移入してしまった。

作品としてはさておき、映像とキャストは素晴らしかったと思う。
特にジェニファー・コネリーとエマ・ワトソンは良いわ。
エマ・ワトソンはハリポタでしか知らんかったから、この作品見て素晴らしい女優さんなんだな
ってつくづく。
子を守ろうとする二人の女優の演技は凄味があった。

ジェニファー・コネリーは元々大好きな女優さん。
ラッセル・クロウとは『ビューティフルマインド』でも夫婦役で大変な旦那様を支える奥様
やったけど、また大変な旦那さんに翻弄される奥さんやってるーって思ってしまいましたw

『her/世界でひとつの彼女』



近未来のLA、離婚協議中で傷心の男性が人工知能OS、サマンサと恋に落ちるお話。
takaもお勧めの作品。

なんかとっても不思議な感覚になった。
近未来だから色々今と違うけど、でもあとちょちょっとしたら本当にこんな時代が
来るんじゃないかとも思えて…

そりゃ都合が良い。
自分の為だけに仕事をしてくれて話を聞いてくれる人工知能OS。
秘書であり友人であり、場合によっては恋人にも。
声は色っぽく表現はエモーショナル。
ただ体が無いってだけで遠距離恋愛してるみたいな気分になる。
また声がスカーレット・ヨハンソンやからそりゃ殿方はそそられるわな^^;
私もあんな話相手、恋人じゃ無くて(笑)話相手ほしーわ―って思ったもんw

主人公は結局のところ、相手が人工知能でも現実の人間関係同様思い悩む事に。
相手が人間かどうかが問題じゃない。
恋愛をするには、誰かと向き合うには自分がどうあるべきかだと気付かされる。
ちょっと不思議で、でも色々考えさせられる良い作品でした。

『ダラス・バイヤーズクラブ』



HIVに罹り余命宣告されたカウボーイが、HIV患者の為に無認可薬を密輸販売し
奔走する物語。実話。

面白かった。
元々ゲイを差別してるような男がHIVに感染し、ゲイと交流を持ち変わっていく様子、
彼らの人間模様、生き様が生々しくて見応えがあった。

余命宣告されても絶対に生きてやる、そして同じ苦しみを持つ者達の為に
なんとしてでも良い薬を…と言う主人公の姿は、痩せ細っていても生き生きとして、
人間の生命力ってほんと凄いって思わされた。
なかなかああは出来ないよなぁ…

オスカーを獲ったマシュー・マコノヒーとジャレッド・レトは言うまでも無く素晴らしく、
二人とも激痩せしての迫真の演技でした。
ジャレッド・レトは最近では私的には30STMのボーカルやったけど、実はとっても
良い役者なんだよね^^;
オネエ役、綺麗でした。

『ブルージャスミン』



夫の犯罪によって落ちぶれた元セレブマダムの悲哀を描いた作品。
ウディアレンさんの映画だったのね。全然知らんかったw
これってコメディと思って良いのかな…シニカルコメディか。
笑えるんやけど、主人公が悲惨で笑えない…
ま、登場人物皆滑稽で色々おかしいんやけど。

元々超セレブだから落ちぶれてもプライドが邪魔しててそこが面白い。
悪い女でも無さそうで、だから憎めない。
時々独り言言ったりマジでおかしくて、ラストも悲惨でなんか可哀想…
そう思わせるのはオスカーを獲ったケイトブランシェットさんのせいかしら…
彼女知的だし良い人そうなんだもんなぁ…

ケイトブランシェットの演技はさすが。
脇の役者さんも楽しかったけど、ケイトブランシェットのぐちゃぐちゃの演技は
ほんとに素晴らしかった。
もちょっと憎たらしくても良かったかもだけど、彼女がああいう役をやるからこその
面白さもあるんでしょう。
作品としても長くないし楽しめました。

『そこのみにて光輝く』



事故で仕事を辞めトラウマを抱えた男と、その男が出会った貧しく不幸な家族の話。
その貧しい家では長女が家族の為に自分を犠牲にして生きていて、男はその女に
惹かれ出す。
結局その二人のラブストーリーではあるんだけど、ラブストーリーと言うには重すぎる話。

主人公も暗いけど彼が惹かれる女が不幸過ぎ。
どうにも幸せになれない彼女を何とかしてやりたいと願いながらやっぱり不幸な
結果になる。
そんな彼らにも光は差すのか…光り輝くのか…
彼らがどうなるかは分からないけど、決して後味は悪くない。
それはラストの夕日だろうな。

陰鬱としたストーリーながらも退屈では無く映像も良い。
何より役者陣が素晴らしい。
一番印象に残ったのが女の弟役の菅田将暉くん。素晴らしかった。
池脇千鶴は言わずもがな。
綾野剛も良かったけど、彼らに引き立てられてるって感じがしたな。

『キル・ユア・ダーリン』



実在の詩人、アレン・ギンズバーグが学生時代に体験した事件を描いた作品。
事件と言うか、アレンが同級生(男)に惹かれ翻弄される話。
主演はダニエル・ラドクリフ。ハリー・ポッターじゃないラドクリフ。
しかもゲイと言う大変な役、頑張ってました。
結構合ってると思ったなw

アレンを翻弄する友人役が、アメイジングスパイダーマンでハリーをやったデイン・デハーン。
偶然2本連続で彼を見たけど、本作ではハリーと違ってヨーロッパ風なとても美しい青年。
この作品ではほんとに綺麗でちょっと見入っちゃったな。
ナイーブで暗い感じが何とも魅力的。

ラドクリフも頑張ってたけど、デイン・デハーンが美しいし演技でも食っちゃってたかなぁ…
「オスカーワイルド」のボジー@ジュードみたいな役どころやしね。
ラドクリフくんはビジュアルが…彼がアップになる度に、
昔は可愛かったのに…と思ったのでした(´・_・`)

『アメイジング・スパイダーマン2』



サムライミ版信者ですが1に続き一応。
内容はいつも通り、普通の人間が何らかの原因で怪物になって、そいつと
スパイダーマンの決闘。

とにかく格闘シーンの映像が凄い。
電気男になったジェイミーフォックスとの格闘シーンは見応え充分。
街は破壊されまくりですけどw

そして親友で敵のハリー登場やけど、サムライミ版のフランコさんとは全然違った
キャラで随分神経質そうな男。
なんかブライアンジョーンズに似てるやないかw

でもこのマークウェブ版はよりダークやもんね。
闇を抱えたハリーって事でなかなか良かったと思う。

『セッションズ』



ドラムの映画じゃない方の映画w 
幼少期ポリオによって首から下が麻痺した男性が、異性と如何にして関係を持てるように
なるかまでを描いたお話で実話。

首から下が動かないだけで意識や知能、感覚はごく普通なので、彼は恋もすれば
恋した相手と結ばれたいとも望むようになる。
ヘルパーや友人等に励まされながら、指南役の女性に導かれ思いを叶える主人公。
そして、恋人を作り結ばれ旅立った…

体が不自由でも勇敢でいつも明るい主人公は本当に魅力的で、登場人物皆彼に
魅了されていくように見てるこちらも彼に惹かれる。
感動的でコミカルで大人な作品でした。

『東京家族』



小津安二郎監督の「東京物語」を山田洋次監督がリメイクした作品。

東京に住む3人兄弟の元に広島から両親が訪ねて来る物語。
オリジナルは1953年公開らしいけど、その内容は今でも変わらず多くの人にとって
共感出来るものだと思う。
老いた両親、自分達の生活…

最初は兄弟皆ウェルカムだけど、数日経つとどうしても親達はいつ帰るのかと言う
話になってくる。
子供達は各々自分達の生活に追われていて、だから両親を愛していて何とかして
あげたくても何もしてやれない。
そんな、どこの親子にもある現実が優しく静かに描かれている。

自分の立場とは多少違うけど、まさしく私も親のこれからの事を考えなければならない
年齢なだけに共感しきりだった。
だから最後は涙なくしては見れなかったな。
って言うか最近ドラマとか映画で泣き過ぎなんですけど(*_*)

『舟を編む』



ある出版社の辞書編集部が新辞書を作り上げるまでの物語。

世の中に漂う言葉の波から一つ一つ掬いあげその言葉に意味をつけていくと言う
気の遠くなる様な辞書編集の様子が、主人公の成長や彼を取り巻く人間模様と
並行して描かれている。

面白かった。登場人物皆魅力的で味のある作品。
静かではあるけどどこかコミカルで、笑えるし心が温かくなる。

外国の映画と比べたら邦画はまだまだと言われるけど、こう言う作品素晴らしいと思います。
任された仕事に対して決して妥協を許さない人達による緻密で繊細で完璧な仕事、
これこそ日本の誇り、日本の美しさだと思う。
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