

7年間小さな部屋に監禁されていた母と子が脱出に成功、その後の苦悩を描いた物語。
物語は小さな空間で母と子がそれなりに楽しそうに過ごしている場面から始まる。
しかしそこは小さな天窓から空が見えるだけの密閉空間…
母は7年前に拉致監禁され、子供は犯人との間にできた子供…
子供が5歳になったある日、母親が脱出計画を実行し成功。
しかし子供にとっては小さな部屋だけが彼の世界だった訳で、突然目の前に現れた
外の世界に戸惑うのは当然。
でも子供の方が強いんだよなぁ…世間からの好奇の目などで苦悩するのは母親…
凄く分かる気がする。
母親にとって監禁生活の中で唯一の希望だったのは子供の存在。
でも大切な我が子の父親は犯人で、世間もそれを知ってる。
自由になっても親子には様々な困難が待っているだろう事が想像できるけど、
母と子で支え合い乗り越えていこうとする姿に感動。
特に子供が可愛くて(^^)
深刻な事件からの物語だけど、想像力豊かに育まれた愛らしい子供の語りが
ほのぼのとして癒される。
オスカーを獲った母役のブリー・ラーソンも素晴らしいけど子供役の子にも賞あげて!
って思うぐらい。
初めて外界に出た時のときめき、戸惑いの演技が素晴らし過ぎ。
母は強し!そして母を思い支える子も強し!!の映画でした。