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Something Better

映画、読書感想などボチボチ書いていきます★
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『イニシエーション・ラブ』



乾くるみ著のベストセラー小説の映画化。
80年代後半、当時ヒットした曲が流れる中描かれる若い男女の恋愛劇…
だけど単なるラブストーリーでは無く、大きな謎が隠されたお話。

原作ファンの私はこの作品がどの様に映像化されて観客を騙すのかだけに興味があって観た。

で、なるほどそう来ましたかと。
ちょこちょこっと原作を変えて観客を騙そうと。
んーでもちと無理があったかもw
それと、ラストは要らんでしょ。
原作のラストで私は??になってネタばれ調べてからほおおおとなったんだもん。
映画ではご親切に謎解き全部しちゃって。
わざわざ時系列遡って、それはやり過ぎ。
それと登場人物の絡ませ方も。

原作同様、映画観た人が映画館出た後に、あれってどういうこと?ああそうか!って
わいわい話すのも映画の楽しみなんやで!って、ラストまでに色々見えちゃって
謎解きするまでも無かったかもやけどな(^-^;
どっちにしても、ラストまでに謎が分かっても原作知らない方が楽しめるでしょう。

主人公の前田敦子がなかなかいい。
彼女深夜ドラマでも良かったけど、男に翻弄される役上手いわね。
可愛過ぎず不細工過ぎず、どこか儚げでメンヘラチックで。
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『ルーム』



7年間小さな部屋に監禁されていた母と子が脱出に成功、その後の苦悩を描いた物語。

物語は小さな空間で母と子がそれなりに楽しそうに過ごしている場面から始まる。
しかしそこは小さな天窓から空が見えるだけの密閉空間…
母は7年前に拉致監禁され、子供は犯人との間にできた子供…

子供が5歳になったある日、母親が脱出計画を実行し成功。
しかし子供にとっては小さな部屋だけが彼の世界だった訳で、突然目の前に現れた
外の世界に戸惑うのは当然。
でも子供の方が強いんだよなぁ…世間からの好奇の目などで苦悩するのは母親…
凄く分かる気がする。

母親にとって監禁生活の中で唯一の希望だったのは子供の存在。
でも大切な我が子の父親は犯人で、世間もそれを知ってる。
自由になっても親子には様々な困難が待っているだろう事が想像できるけど、
母と子で支え合い乗り越えていこうとする姿に感動。
特に子供が可愛くて(^^)
深刻な事件からの物語だけど、想像力豊かに育まれた愛らしい子供の語りが
ほのぼのとして癒される。

オスカーを獲った母役のブリー・ラーソンも素晴らしいけど子供役の子にも賞あげて!
って思うぐらい。
初めて外界に出た時のときめき、戸惑いの演技が素晴らし過ぎ。

母は強し!そして母を思い支える子も強し!!の映画でした。

『セッション』



名門音学校でジャズドラムを学ぶ青年と厳しい教師の物語。
オスカー監督デイミアン・チャゼルの話題作。

面白かったーめっちゃ面白かった!
主人公のドラムシーンにJKシモンズ扮する鬼教官の凄まじさ!
二人の狂気と気迫に圧倒される1時間47分。
素晴らしかった!!

音楽映画としても十分見応えがありながら、教師と青年の凄絶な対決物語が秀逸。
二人がどういう結末を迎えるのか最後まで目が離せない展開、
どんでん返しのどんでん返しで見終わった後は面白さと爽快感で満足、お腹いっぱい。
映画見た後こういう気持ちになったの久々。

鬼教官と青年と言えば愛と青春の旅立ちの軍曹思い出したけどあんなもんちゃう。
オスカー獲ったJKシモンズさんの演技は圧巻で、暴力上等パワハラ満載、
こんな先生おったら問題になってるやろーってw
そして主人公のマイルズ・テラーの鬼気迫る演技も本当に素晴らしい。

つくづくドラムってかっこいいなーすごいなーとも思わせてくれた。
音楽映画好き、ジャズ好き、パーカッション好きの人にもお勧めの作品。
鬼教師にはちょっと胸糞悪くなるけど(^^;

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』



全てが無くなり荒廃した世界で生き残ろうとする人達、と言うか化け物みたいになった
人達もいっぱいやけど、そんな中での主人公イモータンジョーのサバイバル活劇。
彼と共に戦うのがシャーリーズ・セロン扮する女戦士でめっちゃかっこよかった。

マッドマックスと言えばど派手なカーチェイスを含めたアクション、
とにかく漫画の世界そのものでえげつない迫力に引き込まれる。
しかしもしかしてマッドマックスシリーズこれが初見なんだな。
友人がめちゃくちゃ好きで色々聞かされ続けてはいたけど。

とにかくぐいぐい引き込まれ夢中になって気が付くと何だか体が熱かったけど、
翌日体調崩したのは関係ないと思います(-_-;)

『キャロル』



1952年のアメリカ、若い女性と人妻との禁じられた愛の物語。

ルーニー・マーラとケイト・ブランシェット、お二人ともほんとに美しくて魅せられた。
ラブシーン見た感じ、大きくてかっこいい背中をしたケイト・ブランシェットの方が
男性役と見て良いんでしょうかね(^^;