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映画、読書感想などボチボチ書いていきます★
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『メッセージ』



ある日突然世界各地にやって来た知的生命体の言語を解読するよう依頼された女性言語学者。
彼女が解読した知的生命体のメッセージとは…

ある日突然世界中の色んな所にやって来た大きな大きな未確認飛行物体。
そりゃ世界中はパニックで、さぁ宇宙人は何が目的なんや?何がしたいんや??
ってところまではSFで、勿論作品自体SFって事になると思うんだけど、そう言ったSF的な部分や
地球へのメッセージと言ったことより、主役の女性言語学者の人生…
彼女が知的生命体とコンタクトを取ったことによって、その後どう生きていくのか…
と言う部分への印象の方が強く残る作品。

人は、それを知っていても敢えて選ぶのか…
私だったら、違う選択をするかも…違う選択はありなのか?
なんて考えてしまって。

SFでありながら、人生とはを静かに壮大に描いた、ちょっと不思議な作品でした。

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『X-MEN:アポカリプス』



長い年月を経て突然目を覚まし世界を支配しようと画策する遥か昔の万能のミュータント
「アポカリプス」と、穏健派のミュータント、プロフェッサーX達との戦いを描いた作品。

最近公開されるXMENシリーズと言えばもう完全に過去に遡った若かりし日のXMENさん達で、
本作品も勿論そう。
で、本作品の一番の見どころはプロフェッサーXの頭がなんでつるつるになったかが明らかに
なる場面かな(^^)

一応XMENシリーズは全部見てるから本作に出てくるキャラクター、シリーズの最初から
登場するお馴染みのキャラクターの若い頃の設定はそれぞれ分かったけど、自分の記憶上では
辻褄が合わない部分があって少々混乱。
例えば本作品で大活躍するナイトクローラーとか、確か以前の作品に登場した時は、お馴染み
ミュータント達と初対面の設定で、でも本作品が彼らの過去にあるならとっくにミュータント達とは
顔馴染みなわけで。
で、調べたところ、『XMEN:フューチャー&パスト』で歴史が改変されてるとかで、その為に以前
描かれた設定と変わってるところがあるとかで。
あーもう前作の内容忘れてるしー(^^;
それ以外にも矛盾は色々あるらしく、でもそれらも歴史改変で説明がつくらしいけど、
これまでの作品の細かいところ自体はっきり覚えてないから結局ナイトクローラーぐらいしか
気にならなかったけど笑

映像はどんどん進化し本作品も戦いのシーンは面白かった。
しかしつくづく最初のシリーズでは謎めいていたミスティークが若返ってからのシリーズでは
凄い存在感たっぷりで、やはりミスティークは人気キャラなのだなと。

マカヴォイもマイケルファスベンダーも好きだからそれなりに楽しいけど、XMENシリーズとしては
やっぱり最初の3作品が好き。
ミスティークも、黙々とマグニートーの刺客として働いていた時の方が好きやなあ。
ローガンがちらっと出てきてくれたのは嬉しかった(^^)

『リリーのすべて』


世界で初めて性別適合手術を受けたデンマークの画家、リリー・エルベとその妻
ゲルダの献身的な姿を描いた作品。

リリー・エルベも妻のゲルダも実在の人物で、リリーが世界初の性別適合手術を受けたのも事実。
なので実話っぽいけど、本作品はリリー・エルベが生前書いた日記を基にかなり脚色され、
内容自体は殆どフィクションと思っても良いらしく実際はもっと色んな部分で違ってたみたいだけど
まぁそんなことは置いといてとにかく映像も物語も美しく、そして役者の演技が素晴らしい作品。
リリーとゲルダ二人が暮らす家の中や様々な場面が全て本当に綺麗で、トム・フーパー監督らしい、
『英国王のスピーチ』でも特徴的だった登場人物の映し方など、全てがまるで絵画のよう。
そして、切なくも深い深い愛を描いた美しい物語は涙失くして見れなかった。

自分の中に違和感を感じながらも男性として生き結婚もしたリリーは、ある日遊びで女装
したのをきっかけに自分の中の本当の自分に気付き、それ以降は自分を抑えられなくなる。
愛する夫が男でなくなっていく、その時妻はどうすればいいのか…

昔、性同一性障害に対しての理解が無かったであろう時代に、苦しみながらも本当の自分を
貫き生きようとしたリリー、そして彼を、彼女を受け入れ見守るゲルダ、本作品はこの二人の
生き様がそれぞれにとても見応えがあり、特に妻のゲルダ役を演じたアリシア・ヴィキャンデルは
この役でアカデミー助演女優賞を獲ってるけど、この役はもう主演と言ってもいいぐらい。
それぐらいゲルダの役どころは大きく、この作品は性別適合手術を受けた夫を見守る妻の物語…
でもある。

当然アリシア・ヴィキャンデル、主演のエディ・レッドメインの演技は最高でした。

『ジェームス・ブラウン ~最高の魂(ソウル)を持つ男~』



「ファンクの帝王」「ミスター・ダイナマイト」と称された伝説のソウルシンガー、
ジェームス・ブラウンの半生を描いた作品。
製作にミック・ジャガー。

ストーンズ初め多くのアーティストに影響を与えたレジェンド、ジェームズ・ブラウンを
初めて知ったのは確か高校の時。
ロッキーのテーマ「Living in America」がヒットした時。
なのですっかりおじさんなJBだったけど、ファンクでソウルフルでかっこ良かった。
そんな彼の半生を描いた本作。
苦労した幼少期からスターになり、傲慢故に長年支えてくれた友人を失い、暴れて逮捕され、
最後は友人と再会するまで。

何よりJBに扮した主演のチャドウィックボーズマンが良かった。
お顔自体はJBに似てるとは言えないけどLIVEシーンは十分見応えあり。
見事JBステップを再現してくれてるし歌もとてもお上手。
JBファンならずとも、ブルーノマーズの音楽の源と言ってもいい人なので
若い洋楽ファンも楽しめるかな。