ホームレス中学生ホームレス中学生
(2007/08/31)
麒麟・田村裕

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お笑い好きなワタクシ、最近流行の芸人本は全部とは言わないけど、面白そうなのは必ず読むように
しております。
そしてこの「ホームレス中学生」は、あらゆる芸人本の中でも記録的売り上げとなり、読まないわけには
いかん!とGETです

著者はご存じ、漫才師の麒麟の片方、田村裕。どっちかというと格好良くない方。色の黒い方の彼。
芸人さんってものすごい貧乏育ちの人が多くて、だからこそそう言う経験が芸に繋がってる人が多いんだけど、
その中でも彼の経験は凄まじい。
何と言っても中学生の頃に親に捨てられてるんですから・・・・
そしてその後一ヶ月を公園で暮らすという、いわゆるホームレスをやった彼の経験談は、これまでも
あらゆるバラエティー番組である程度語られていたので知っていました。
その彼の貧乏体験談を改めて本にして、何故そこまでウケているのか正直不思議でした。

そして読んだ結果・・・・何度も泣きそうになってしまった・・・
そう・・・泣けるんです。この本。
まず、とても読みやすい。ま、田村君が書いたんだから当然ですが、この時代では考えられない彼の
中学から高校にかけての壮絶な体験と、そして何故彼が数々の困難を乗り越えてこられたかが、
実に明快に書かれています。
もちろん流石芸人!と思わせる上手い表現も所々に使われていて笑える部分も多々あり。
そして、彼の出会った人達への感謝の思い、そして何より、彼が小学校の頃になくなったお母様への思いに
胸が熱くなる・・・泣けてくるんですよね・・・

この本は、私のようにある程度年を重ねた人間が読んでも胸に響くけど、何より若い人達に読んで欲しい。
確かに田村君自身の明るく純粋な性格による人徳も彼の人生を助けてるとは思うけれど、
人との出会いがいかに大切か暖かい家があって美味しいご飯が食べれてと言う当たり前だと
思っている事がどれだけ有り難い事なのか
、そしてどんな困難があっても決してクサらない事が人を明るい道に
導いてくれる
言うことを改めて教えてくれます。
後半にもなると随分文章が上手くなっていて、田村君自身が書いてる内に物書きとして成長してると
言うことも見えてくるこの本は、面白くて切なくて暖かい気持ちになる、とても素敵な作品です。





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