監督:クリストフ・オノレ CAST:イザベル・ユペール、ルイ・ガレル 他
STORY:17歳のピエール(ルイ・ガレル)は、最愛の美しい母(イザベル・ユペール)に会うためにスペインのカナリア島を訪れる。父も家を出て母と二人っきりになったが、ピエールの知らなかった母親が見えてくる・・・こりゃまた何とも不思議って言うか、なかなか理解に苦しむ作品だぁ~

これは、タイトルにもなっているジョルジュ・バタイユという思想家の有名な作品、
「聖なる神」の映画化だとか。
この人の思想は、三島由紀夫や岡本太郎にも影響を与えたらしい。
その辺のこと全く知識無く見ましたけれども、とにもかくにもこの作品、一言で言って
「エロい」です

でも多分、単なる「エロ」が描かれてるのではなく、「エロティシズム」とは何か、
人間の本能とは欲望とは、そして、「生」や「死」とは何か、人は堕落した時に何が見えるのか・・・
などなどが、愛する母の本来の姿に翻弄される多感な少年の目を通して描かれているのだと
思うのです。
偉大な思想家によって書かれた物語となるとまぁ、私なりにそう言う解釈も出来るんだけど、
まだまだ私もお子ちゃまなのか、誰にも共感しにくくて、どうもこういうの理解に苦しみます

とにかくエロくて、出てくる女優さんもいかにも!って感じで、
「この手のフランス映画、久々だなぁ~」なぁんて思いで見ておりました

non的お気に入り度:


Comment