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「ララピポ」

ララピポ (幻冬舎文庫 お 13-2)ララピポ (幻冬舎文庫 お 13-2)
(2008/08)
奥田 英朗

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奥田英朗著のこの作品、来年映画化されるらしい。しかも脚本が中島哲也で。
それだけの情報による興味で内容についての知識は何も無く読んでみましたよ。
そしたら、まぁこりゃあ何ともお下劣&エロ極まりなく・・・・でも面白いからアッという間に読み終えたけど

「ララピポ」とは、「lot of people」って事。主人公は渋谷に住む多くの人達「lot of people」の中の6人。
有名大卒ながら対人恐怖症のフリーライター。NOと言えないカラオケBOX店員。AV・風俗嬢のスカウトマン。
コンプレックスだらけの中年官能小説家。片付けられない専業主婦でありながらAV女優。デブ専裏DVD女優のテープリライター。
この6人、何らかの形で繋がっていて、共通点はどこか人生を投げていること、そして「性」の欲望に逆らえない
こと。
渋谷という一種独特な文化が息づく街で自らが底辺を歩いている事を認識しつつ、性欲を満たす事だけに
生きる実感を感じている人達。
そして彼らに関わる人間達も又同様で、皆地を這いながら性欲に溺れていく。
そんな彼らの生活振りは目を背けたくなるほど最低で薄汚くはあるんだけど、でも、彼らの気持ちが皆目
分からないかと言われればそうではないかも知れないから、だからきっとこの物語は面白いんだと思うのです。

100%自分の思ったとおりの人生を歩んでいる人なんて、この世の中に一体どれぐらいいるんだろう。
どんなに学歴があってもどんなに誇れる物があっても、どこかで間違った選択をしてしまったら人生の歯車なんて
簡単に狂い出す。
人は皆弱い物・・・・人生がつまらなければつまらないほど欲望の魔の手に負けてしまう・・・それが人間。
でもそれに負けてしまうと、ここまで墜ちるかって言うくらい人は墜ちていくのかも・・・
もうそこまで来たら、笑うしかないんだな・・・・何て事を思わされる物語。

そう言えば、デブ専女優の役に森三中の村上がやるんだって。
そして彼女、この役をやるから旦那様と出会えたのよね。
映画にするとこのエログロ物語どうなってるのか今から楽しみです。

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