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『陽暉楼』

陽暉楼陽暉楼
(2002/08/09)
池上季実子緒形拳

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監督:五社英雄 CAST:緒形拳、池上季実子、浅野温子 他

大正元年冬、太田勝造(緒形拳)を駆け落ちした呂鶴は、勝造との子供を残し追っ手に殺される。残された子供、房子は12歳の時、勝造に土佐で一番の遊興、陽暉楼に連れてこられ、いつしか房子は桃若(池上季実子)として陽暉楼一番の売れっ子芸妓として名を馳せる・・・

緒形拳さんレクイエムとして久々に鑑賞。
やっぱ良いなぁ~「陽暉楼」。五社さんの作品で一番好き
昭和初期の土佐や大阪の裏世界を描いたこの作品、リアル感があってすごく良い。
勿論その時代に生きていた訳じゃないからほんとにそうだったのか分からないけど、でもこの暗澹たる雰囲気が
当時の裏社会のリアル感を出している。
そして、役者さんがそれぞれ素晴らしい・・・・
緒形拳さんを始め今は亡き役者さん、当時の任侠映画でお馴染み、小池朝雄さんや成田三樹夫さんなど、
緒形拳さんに負けずみんな超格好いいのよねぇ、、、

しかしこの作品、緒形拳さんは勿論素敵だけど、男に翻弄されながら自分を貫こうとする女達の生き様が
一番の魅力。
曰く付きの生まれでありながら土佐で一番の芸妓となる桃若、桃若の母親の面影を追い続ける勝造を
思い慕う珠子などなど、男に身を捧げながら力強く生きていこうとする女達の熱いドラマにはグイグイ
引き込まれる。
桃若扮する池上季実子さんも美しく艶っぽく幸薄い芸妓を見事に演じているけど、この頃の浅野温子
さんの熱気を帯びた演技には圧倒される。
所謂トレンディードラマでの彼女より前の若いエネルギーが溢れている頃だけど、そのエネルギーそのまま、
亡き女を思い続ける男への嫉妬心、そこからくる桃若への思いを、パワーで演じてると言う感じ。
演技が上手いとか何とか言う前に、そのパワーにやられてしまう。
そんな、池上喜美子@桃若VS浅野温子@珠子のお手洗いでの決闘シーンは今見てもやっぱりすご~い
アレ、絶対本気、、、、浅野温子さん、池上さんの髪の毛引っ張り回してるよ~

って事で、『さくらん』なんて目じゃない女の対決が、そして女衒家業のどす暗い世界が見れるこの作品、
色んな意味で面白いのだっ
女は哀しく、そして強く・・・・それをまさに見せつけてくれる作品です。


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