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『火宅の人』

火宅の人火宅の人
(2003/06/21)
緒方拳

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監督:深作欣次 CAST:緒形拳、石田あゆみ、原田美枝子、松坂慶子 他

作家の桂一雄(緒形拳)は後妻のヨリ子(石田あゆみ)と5人の子供と暮らしていた。そんな中一雄は家に出入りしていた新人女優の矢島恵子(原田美枝子)と関係を持つようになる。次男が日本脳炎にかかり手足に障害が残るようになり、ヨリ子と一雄の関係は一層悪化する。一雄は恵子と同棲生活を始めながら自らの私生活を小説にする・・・・

壇一雄著の同名小説の映画化。
この作品未見だったので、レンタル屋で発見して早速鑑賞

主人公、桂一雄の自身の生い立ち、正妻や子供達のいる家庭の様子、愛人との生活などが赤裸々に、
生々しく描かれた作品。
主人公桂一雄とは、作品の原作者で女優壇ふみさんの実父、壇一雄さんのこと。
この方、実に才能豊かでありながら、どうしようもなく自由な男・・・・
5人の子供を妻に任せっぱなし、おまけにその1人は重い障害があると言うのに自分は他の女と同棲したり、
何ヶ月も家を空けて放浪し、その時も又別の女と一緒だったり。
でも一方で、彼が魅力的なのも何となく分かる気がしてしまう。
実際作家としては有能で知的。暖かくて優しくて、そしてどこか可愛げがあって、、、、
だから最後まで正妻も彼の家を守り続けたんだろうなぁ・・・

そんな主人公を拳さんが演じるからまた余計に魅力的なんだけど・・・・
この頃の拳さんは、欲深くて自分勝手で可愛い男を演じさせたら、ほんと最高
勿論この作品でも拳さん、女優さんとガッツリ絡んでます。エロいです。
そして拳さんと絡む女優陣もとても良い。
愛人役の原田美枝子さん、松坂慶子さんは実に美しく艶めかしい。
そして、勝手な夫を待ち続ける繊細でありながら気丈な妻を演じる石田あゆみさんが実に素晴らしくて、
この夫婦の物語が私には一番印象深かった。
愛人との甘い生活の一方で見せつけられる主人公の現実・・・・
子供に降りかかる不幸、そして妻との関係が、人生の悲哀、苦悩を人間の業の深さの裏側でジリジリと
焙り出しています。

それにしても緒形拳さんの作品を見ていつも感じるのが「女の強さと美しさ」。
この作品中の女性もみんな、美しく、そして逞しい女ばかりでした。


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