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『蛇にピアス』

蛇にピアス [DVD]蛇にピアス [DVD]
(2009/01/23)
吉高由里子高良健吾

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監督:蜷川幸雄 CAST:吉高由里子、ARATA、高良健吾 他

19歳のルイ(吉高由里子)はある日クラブで、スプリットタンという舌が二股に割れた男、アマ(高良健吾)と出会い同棲を始める。そんなアマに影響を受け肉体改造に興味を持ったルイは、アマの紹介で彫り師のシバ(ARATA)を紹介して貰い、自らも舌ピアスを入れる・・・

芥川賞を受賞した金原ひとみ著の同名小説を映画化。

原作は既読済み。正直、私のような人間にはピント来ないストーリー・・・・
空虚な主人公が、肉体改造を施しながらアンダーグラウンドで生きる人達と出会い影響を受ける・・・
と言うお話で、で、だから何??って感じ。
本としては確かに一気読み出来た訳だから退屈はしなかった。
でもそれは、自分が絶対に見ることのない、関与することのない世界の人達のお話だから興味津々なので
あって、結局登場人物の誰にも共感出来る訳は無いから何の感情も沸かなかったって言うのが感想。
ただ、「痛い」・・・・やたらと痛い。心の痛みではなく、体の痛み。
スプリットタンを作り上げて行くまでの過程の描写がとにかく痛そう。
主人公が「痛み」を感じることに「生」を実感してるというのが分かったのと、娘にこうなってもらっちゃ困る!
という思いを抱いただけ。

で、そんな小説が映像になったこの作品を見て・・・・・原作読んだ後と同じ感じかな・・・
主人公に扮した吉高由里子ちゃんは思い切ったヌードも見せてくれてかなり頑張ってたと思うし、他の役者さんも
悪くなかったと思うんだけど、もっとドロッとしてても良かったのかも。
あれでも綺麗過ぎたのかもしれない。

主人公のルイは、もっとエロい子じゃないかな・・・・痛み=SEXって子。
その両方が彼女の空虚感を埋めるものだったと思うし。
だから、アマよりアブノーマルなシバにはまっていったんだし。
シバにしばかれてる(ダジャレじゃないです)時のルイは、しばかれながら本気で興奮して良いはず。
でも映画だと、マジでただ苛められてるだけに見えた・・・・
あ・・・あれ以上リアルにすると、美しくなくなるからダメなのかな・・・・

「痛み」と「SEX」って、要するにどちらも「生」ってこと。
東京のど真ん中で、たった19歳で何の希望も持たず生きる主人公がとにかくそれらを求め、それらを追及し
という生活を描いたこの物語の中で、彼女が痛みを感じ、また危険なシバと交わるシーンは唯一彼女が
「生きる」事を実感してる部分。
そしてそれらを追及する事は結局虚しい事で、「求め合う人の気持ち」の方が大切だという事に目覚める
と言うのも又、この作品の大切な部分なんだと思う。
そういうところをもっとちゃんと感じたかったけど、原作自体が終始淡々と書かれてるし、結局何でも覚めてる
今の子風って事で、映像にしてもあんな感じになってしまうのかも知れない・・・

いずれにしても普通の人生を歩んできた私のようなおばちゃんにはなかなか響きにくい作品ですが、見る人が
見ればグッとくるんじゃないかしら。
原作にピント来なかった私も何だかんだ言って、映画見てこうやって改めて考察することによって、あの作品の
深い所に少し触れた気がするし・・・ってことでは、映画見て良かったかな
スプリットタンのCGはすご~くリアルでした。
ちなみに私、痛いのは苦手ですけど、耳ピアスは大好きです
そして、最上の「痛み」と同時に「生」を感じるのには、やっぱり「出産」が一番ですわ


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