昨年の直木賞受賞作品。父親を亡くし、母と父方の祖父と共に暮らす孤独な少年の物語。
これまで道尾さんの作品はちょこちょこ読んできたけど、直木賞作品だけあったやはり
一番面白かった。
孤独な少年達がその小さな胸で抱く人生の悲哀に、また泣けた…ほんま最近よう泣くww
祖父の苦痛、女である母への思い、唯一心を通わせた同じく孤独な少年との友情、
淡い恋心…子供目線からの恐怖、謎、感動、嫉妬…不器用で繊細な主人公の少年の
心の中に蠢くそれら様々な感情が、道尾さんらしい、陰鬱感たっぷりに重く描かれている。
賛否分かれるだろうけど私は結構好き。
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