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『悼む人』

悼む人悼む人
(2008/11/27)
天童 荒太

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第140回直木賞受賞作品

主人公は1人の青年。日本中で亡くなった人々を悼む旅を続ける青年。
彼は何故か、事故や事件、あらゆる理由で亡くなった人が亡くなった場所を訪ねては、
自らのやり方で悼み続ける。
それが時には遺族を傷つけても、青年はその足を止める事無く旅を続ける。

その旅の理由は家族にさえ明らかにされず、本当のところは誰にも分からない。
主人公は一体何の為に見ず知らずの人の死を悼み続けるのか…
彼の行為は善なのか悪なのか…
その主人公を取り巻く人々が、彼の悼む旅の真意を探っていきながら、『死』とは何なのか、
延いては『生きる』とは何なのかを考えさせられると言う物語。

この作品好き嫌いが分かれそうだけど、私には良かった。
久々に読んだ後、しばらく感動に浸れた。
とても深く、そして実にシンプルに、人が生きる事と死ぬ事について改めて考えさせられた。

人生は辛い。世の中は欲にまみれ、醜い。
でもどんなに辛い人生でも、最期のその時を、自分は生きてる間に確かに誰かに愛され
必要とされていた事があったと実感しながら迎える事が出来るのなら、それは人生の
幕引きとしては最高なのかもしれない。

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