ある資産家に家庭教師として雇われた女が、その家の庭に住む
解離性同一性障害の男に翻弄される物語。
この話しの面白い所は、主人公が解離性同一性障害の男を病気だと、
多重人格だと分かっていながら、その男の中の一人の人格と恋に落ちてしまうところ。
顔かたちは同じでもその時々によって、プリズムの様に全く違う個性を見せる男…
その中に棲む完璧な人格を好きになってしまう主人公。
また、男の中に棲む何人かの人格も主人公を好きになり、
ほんとは一人の女と一人の男の話なのに、まるで一人の女と複数の男の
ややこしい恋愛みたいな感じ。
解離性同一性障害がどういう病気か、原因、症状、治療法なども詳細に綴られつつ
多重人格者との複雑で儚い恋物語が描かれなかなか面白かった。
でも私、百田さんの作品は実はあんまり好きく無いかもしれない…
話は面白いんやけど、表現があんまり好みじゃないかも…
百田作品は3作目なのでもうちょい読んだらまた変わるかもやけど。
登場人物の気持ちの流れの描写とかいまいち…
話は面白いけど登場人物に魅力を感じにくい…
百田さんは普段は汚い関西弁を吐くおっちゃんやけど小説は美しくと言う人なので、
その綺麗さがあかんのかしら…
私が汚いからなぁw
『永遠の0』は素晴らしいです。
夢中で読んだし泣けたんやけど、実は私の好みかと言えば違う。
ただ、あの作品は小説として面白い云々と言うものでは無く、
一度は読んだ方が良いって言う種類のもの、私の中では。
ま、また機会があれば他のも読んでみる。
Comment
面白そう(^o^)
Tomoyaくん風邪気味だって言ってたのに、今日は漫画三昧みたいだね(笑)
ホントはちゃんと寝てた方が良さそうなのに。
(^-^;)
いつもコメントありがとうございます☆
百田さんの作品、私はアンマリ好みじゃないけど読みやすいので好きな人は多いと思います。
是非読んでみてね。
Tomoya、ケビンさんって人と同じように風邪ひいてるね^^;
お家でじっとしてるとどうしても漫画読みたくなるんだろうねw