

1945年8月15日、太平洋戦争終戦の日、玉音放送が流されるその時までの
天皇陛下、軍や首相などの苦悩と葛藤を描いた作品。
重い、重い作品。
でも、日本人として一度は見ておきたい映画のひとつだと思う。
太平洋戦争末期、殆ど死に体となっていた日本。
ポツダム宣言受諾を迫られる中、降伏か尚突き進むかで揺れるそれぞれの思惑…
軍のプライド、国民を案じる天皇陛下…
改めて、軍が独自で力を持ってしまう事の恐ろしさを思い知った。
彼らのプライドは国民を置き去りにする。
敗戦の責任を取る形での、役所広治扮する阿南惟幾の潔い自決シーンがとても印象的。
淡々と、そしてリアルに描かれている。
きっと実際あんな感じだったんだろう。
あと、若い将校達のクーデター未遂がサスペンスタッチに描かれてる部分も見応えがあった。
モッくんの天皇陛下だけど、当然実際の昭和天皇とは結構、いやかなりビジュアルは
違いますが、彼なりの天皇陛下、難しい演技やったと思うけどとても良かったです。
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