Something Better

映画、読書感想などボチボチ書いていきます★
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『マネーボール』

マネーボール [DVD]マネーボール [DVD]
(2012/03/21)
ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル 他

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資金潤沢な球団に主力が出ていった弱小球団アスレチックス。
資金の少ないチームをいかに強くしていくのか、GMのビリー・ビーンが
「マネーボール理論」を導入する。

言わずもがな面白い!映画としても、そして勿論野球ファンとしてもめちゃくちゃ楽しめる。

GMって監督と同様、いやそれ以上の力を持ってチームの未来を左右する。
この作品見てると、監督って何?って思ってしまうw 
選手起用、意識、全てをGMが指示している。
NPBではGMのいる球団でもやっぱりまだ全然、現場に関しては監督に任されてると思うけど
どうなんだろ。

メジャーでプレーしたい…アメリカのグラウンドでプレーしたいと夢見る選手を
応援してるのもあり、この作品は色々と思うところがあった。
まぁ分かってはいた事だけど、そう言う選手の夢はさておき、やはりメジャーリーグは
ドライな戦場…選手はあくまでも「商品」に過ぎない。
でもGMはチームを強く愛している。
だからチームを勝たせる為に、彼は熱い。
しかし一方で、トレード期限ぎりぎりまで自チームのどの選手と他球団の誰を交換するのか、
あるいは買うのか、誰を解雇するのかと言う駆け引きを繰り返し判断を下すと言う冷徹な
務めもこなさなければならない。

主演のブラピは最高っす。渋いしカッコイイし。
シーモアホフマンが監督役って言うのはちょっと勿体無かったかな… 

「人は野球に夢を見る」…ドライな世界のGMも、そしてチームを応援するファンもみんな同様に、
グラウンドに夢を見続ける。
改めて、野球って深くて面白いって痛感♥

  

『ミルク』

milkmilk.jpg

監督:ガス・ヴァン・サント CAST:ショーン・ペン、ジェームズ・フランコ 他
第81回アカデミー賞主演男優賞、脚本賞受賞

1972年、アメリカ。保険業界で働きながら40歳まで同性愛者であることを隠して生きていたハーヴェイ・ミルク(ショーン・ペン)は、スコット(ジェームズ・フランコ)と出会い恋に落ち、同性愛者として堂々と生きていくことを決意。2人は新天地を求めサンフランシスコに移り住み、差別されないように新しい商工会を結成する・・・

ハーヴェイ・ミルクって人、結構有名な人なのね・・・知らなかったけど。
harveymilk.jpgこの人
同性愛者として、初めて公職に就いた人。
同性愛者、その他のマイノリティーの人達の正当な権利を得るために立ち上がった人。
そんな彼がカミングアウトし、凶弾に倒れるまでを描いたこの作品、とても良かった~

実在の人物を題材にした映画って好き
でも、作品によってはただ淡々とその人が何をしてきたのかが描かれていたりして、時々退屈だったりする。
この作品は2時間を超える上映時間だけど、全く飽きなくて、最後まで興味深く見れた~
それはやはり、オスカーも獲ったショーン・ペンの演技と優れた脚本に寄るところが大きいんだろな・・・

同性愛の人達が今よりもっともっと差別されていた当時、カミングアウトなんてとんでもないことだったはず。
カミングアウトしようものなら、会社を解雇され、世間から白い目で見られ、挙げ句の果ては精神病院へ
送られ兼ねない。
しかし彼らは自らを偽りながら生きることに苦しみ藻掻き、そんな彼らに希望を与えてくれたのが、
ハーヴェイ・ミルク。
命の危険を感じながらも、自らと同じ苦しみを味わう人達のために戦ったミルク。
彼のその勇敢で温かい人柄は、ショーン・ペンのさすがの名演からヒシヒシと伝わってくる。

しかしまぁ、ショーン・ペンってほんと凄い!素晴らしい役者さんや~
ほんと色んな役に染まり、この度もガッツリとのっけからゲイという難しいキャラクターになりきってた。
で、彼のお相手に、久々のジェームズ・フランコ 
久しぶりにフランコ君のちゃんとした演技見れたわ~
ショーン・ペンと恋人なので・・・
James-in-Milk-james-franco-4537593-704-384.jpgこんな場面も勿論ありで、、、
おっと・・・ってところですが、でもこの作品のフランコ君、ミルクに影響を与え支える恋人として、良い役どころ
でした

何でも最初に行動を起こすのは、恐ろしく、そして受け入れられない。
でも、その最初の一歩が本当に正しい一歩であれば、いつしか大きな大きな波になる。
ハーヴェイ・ミルクの最初の一歩は、同性愛者に限らず、世間の片隅で差別を受けるあらゆる人々が、
人として正々堂々と生きるべき!誰もが同じ権利を保持して生きるべき!と公言できるようになった、
大きな大きな価値ある一歩。
残念ながらその一歩がこれから・・・という時に凶弾に倒れたミルクだけど、「命を懸けた」彼のムーブメントは、
その後も多くの人々から支持され、その遺志は、オスカーを獲ったこの作品の脚本家のダスティン・ランス・ブラックや
監督のガス・ヴァン・サント、作品に関わった全ての人に確実に受け継がれている・・・
オスカー受賞の際に感動的なスピーチをした、ダスティン・ランス・ブラックやショーン・ペンの熱い熱い思いが
伝わる、心を動かされる素晴らしい作品でしたグー!


non的お気に入り度:






『マンマ・ミーア!』

mamma_mia_10.jpg
監督:フィリダ・ロイド 
CAST:メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライト、ピアーズ・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド 他

エーゲ海に浮かぶ小島でホテルを営むドナ(メリル・ストリープ)の一人娘、ソフィ(アマンダ・セイフライト)の結婚式が近づいていた。自分の父親を知らないソフィは、バージンロードをエスコートしてもらう為、かつてドナが同時期に付き合っていた、父親かもしれない3人の男性をこっそり結婚式に招待する・・・
大ヒットした同名ミュージカルの映画化。

面白かった~ ABBA最高~~
ミュージカルは昔から基本的に好き。でもいつも書いてますが、時々鳥肌が立ちそうなぐらい不自然なのもある。
でもそんな不安はどこへやら、ABBAのヒットナンバーを小声で口ずさんでしまうぐらいノれた~
って事で、実はABBAってだけでポイントUPです。

舞台はとても美しいギリシャの小島。
そこで暮らす母と娘をめぐっての、パパ候補の3人の男やママの親友、地元の人達みんなで大盛り上がりの
どたばた劇。
笑いどころもあり、そして母と娘の愛にホロッと来ちゃったりする、心が暖かくなる楽しいミュージカル

キャストがめっちゃ良いし。
ソフィ役のアマンダちゃんは健康的で可愛いし歌うまいし、このヒロインにピッタリ
そして、メリル・ストリープ!
このおばちゃん、ほんま何でもやらはるわぁ~ つくづく感心してしまった・・・
演技が素晴らしいのは言うまでもない女優さんだけど、この作品では踊って歌って弾けまくり
ほんとに楽しそ~だったぁ。
正直メリル・ストリープがABBAを歌うってちょっとどうなのかなって少し思ったんだけど、さすが名女優。
自分の気持ちをしっとりと、「The Winner Takes It All 」に乗せてを歌うシーンなんかはめちゃくちゃ良くて・・・
フツーに台詞言ってるみたいにとても自然で、感動しちゃったわ。

そして、パパ候補に、ピアーズ・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドですわよ!!
どれも良い役者さんで・・・
papa.jpg
この3人の絡みがまたとっても楽しいんだけど、私的には少々ショックな映像も・・・・
あのコリン・ファース様がよ・・・・・あんな格好して・・・・・ 
正直ちょっと正視しにくかったわぁ~はは

いやとにかく、何度も言いますが何だかんだ言ってやっぱりABBA万歳!なのでして・・・
昔からABBAも大好きで良く聴いてきたけど、ほんとに良いわぁ。
そんなABBAのヒットナンバーが、『アクロス・ザ・ユニバース』のように歌詞に登場人物の気持ちをうまく
リンクさせて奏でられてる。
きっとABBAをよく知らない人でも、どこかで聴いたことのある曲が殆どじゃないかな。
どの曲も美しい旋律で、ほんと心が洗われるのよねぇ・・・・

ってことで、またしばらくABBA漬けになりそうで~す


non的お気に入り度:


「Mamma Mia」by ABBA






『殯の森』

殯の森殯の森
(2008/04/25)
ますだかなこ斎藤陽一郎

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監督:河瀬直美 CAST:うたしげき、尾野真千子 他
カンヌ映画祭 カメラドール賞受賞

奈良、山間部のグループホームでは、軽度の痴呆症の老人達が介護スタッフと共に暮らしていた。 その中のしげき(うたしげき)は、妻を亡くした事の悲しみを引きずりながら過ごしていた。そんな中で新米介護スタッフ、真千子(尾野真千子)も又、辛い思いを抱えていた・・・

カンヌで評価されたこの作品。まさにカンヌで評価されたらしい、感じる映画・・・と言った作品で、正直感想を
書くのが難しい・・・見る人を選ぶ作品です。
とても良いけど、退屈・・・・・分かるけど、分からない・・・神秘的であり、現実的・・・・
実に複雑な思いが巡ります。

終始青々とした美しい日本の自然を背景に、愛する妻を失った老人と幼い子供を亡くした若い女性の苦しみ、
嘆きが描かれています。
河瀬監督のお知り合いという全く素人の老人と、『クライマーズ・ハイ』でも良かった尾野真千子の自然な演技で
展開される物語はまるでドキュメンタリーの様で、台詞も殆どささやき声みたいに小さく見ていてとても不思議な
気持ちに囚われます。
そして、クライマックスでの暗い森の中でのしげきと真千子の「殯(もがり)」の時。
愛する者を亡くした者同士の死者を憂う儀式・・・
その二人の姿を正直どう解釈すべきか、実は未だによく分からないでいます。
彼らは何をしたかったのか、そして彼らの思いは浄化されたのか・・・・・
しかしそんな事を考えるのは野暮というもの。
そう、この作品は考えてはいけない、感じる作品だから・・・・
とは言え、何を感じたかと言われれば、それもどう答えて良いか分からないんだけど。

ただ、濁流の中に無言で向かっていくしげきに、「お願いやから、いかんといて~!」という断末魔のような真千子の叫びには何故か涙がこぼれたのです。
それは、愛する者を亡くしながら哀しみに蓋をしている真千子の魂の叫びだったからか・・・・
真千子やしげきの思いは本来私には共感しにくい事ではあるけど、その叫び声は確実に私の琴線に
触れた様でした。


non的お気に入り度:

『ミスト』

the-mist-2.jpg

原作:スティーヴン・キング 監督:フランク・ダラボン
CAST:トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン 他

ある夜窓を突き破るほどの嵐が起きる。その翌日、デヴィッド(トーマス・ジェーン)は息子と隣人と共にスーパーに買い物に出かけるが、そこに突然「助けてくれ」と1人の街の住人が逃げ込んでくる。その内スーパーは濃い霧に覆われ始める・・・・

それなりにツッコミどころもあったりするけど、霧の中に残された人間達がどうなるのか気持ち悪かったりドキドキ
させられながらのアッという間の2時間。
結局結構楽しんじゃったけど、何とも言えないやり切れなさが残る色んな意味で怖い作品でした。

何も見えない不気味な霧・・・・・そこから見え隠れする得体の知れない物・・・・・
・・・・そしてそれらに翻弄される人々の心・・・・
この作品は、突然ある得体の知れない謎に覆われ命の危険を感じるというパニック映画ではあるけども、
それと同時に閉鎖的な状況下で追い詰められた人々の生々しい姿が描かれたものでもあります。

人間は窮地に追い込まれるとどれだけモラルを、自分を保持し続けることが出来るか・・・・
日頃お互いに陰口を叩き合う隣人。出会うのはスーパーでだけ。
そんな彼らが同時に同じ場所で命の危険にさらされたら、そこではどんな現象が起きるのか。
彼らはどういう道を選択するのか。
協力し合うか、決別するのか、あるいは神に願うのか・・・・

人というのは弱いもので極限状態にさらされると自分を見失い、何を信じて良いのか分からなくなります。
そんな時に、それが真実であるかどうか分からなくても、ある強い言葉に身を委ねたくなったり、そして
ストレスをどこか一つに集中させ何かを犠牲にしたくなったりする。
その理由がどんなに理不尽であっても。
それはまさしく、イエス・キリストを磔にした民衆であり、仲間を一人一人犠牲にしていったかつての若者達
であり。
これはいわゆる集団心理というやつ。
この作品ではその集団真理の恐怖がマザマザと描かれ、極限状態の人の心のもろさにゾッとさせられます。

勿論、この物語の恐怖の元となっている霧の中にいるクリーチャーも恐ろしい・・・
って言うか超キモイ 虫嫌いの人には覚悟の映像です


non的お気に入り度:



『マイ・ブルベリー・ナイツ』

my_blueberry_nights.jpg

監督:ウォン・カーウァイ 
CAST:ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ 他

失恋したリジー(ノラ・ジョーンズ)は近くのカフェにのオーナーのジェレミー(ジュード・ロウ)に、要らなくなった鍵を預ける。その後リジーはそのカフェに出入りするようになり、ブルーベリーパイを食べながらジェレミーと頻繁に話すようになる。そんなある日リジーは、自らの再出発のために突然旅に出る・・・

ジュード祭り第一弾

いい男とデートで、しかも夜に見たい・・・そんな映画。ちなみにもちろん真っ昼間に1人で見ましたが・・・
音楽と映像が文句無しで美しく、とてもおしゃれ。全てのシーンがどれも壁に飾れそうな程スタイリッシュ
さすが、ウォン・カーウァイ作品です。

失恋して旅に出る女の子、リジーに扮するのが、これが映画デビューのノラ・ジョーンズ。
歌手としては有名すぎるぐらい有名な彼女が主演!って事にちょっと驚きのキャスティングだったけど、
なかなか新鮮で可愛かった。演技もイケてたし。
それにやっぱり声が良くて、彼女の語りは何とも心地言い響きでこの作品に合ってました。
そしてそんな彼女を甘いブルーベリーパイで慰めるカフェのオーナーがジュード。
久々にジュードのいい男っぷりを堪能したわ~
ほんとに素敵な役で、彼だからこそこのお洒落な映像にシックリきたんだろうなぁ・・・・
そして、リジーが旅の先々で出会う人達に扮するのが、コレ又なかなか名優揃いで、デイヴィッド・ストラザーンや
レイチェル・ワイズ、そしてナタリー・ポートマン。
それぞれが美しい映像の中でさすがの存在感を放ち、哀しく切ない人間ドラマを見せてくれました。
レイチェル・ワイズもナタリー・ポートマンも、ほんと綺麗だったぁ・・・

ちなみに私の場合、失恋してもあんな美味しいケーキといい男が私を慰めてくれるなら、アッという間に立ち直れる
自信がありますが、なにか?


non的お気に入り度:









『魔法にかけられて』

enchanted02.jpg

監督:ケヴィン・リマ 
CAST:エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、ジェームズ・マースデン 他

アニメのおとぎ話の世界に暮らすプリンセス、ジゼル(エイミー・アダムス)は、夢が叶ってエドワード王子(ジェームズ・マースデン)と結婚することに。それを知った王子の継母、魔女のナリッサ女王がジゼルに魔法をかけて人間の世界、ニューヨークに追放してしまう・・・

面白かった 笑いどころもいっぱいだし動物は可愛いし(虫除く)、暖かい気持ちにもなれて楽しめました

よく見るディズニーアニメの中のプリンセスが、ある日突然実写になってニューヨークにやって来た!!
もう、めちゃくちゃでんがな・・・
おとぎ話の世界しか知らないお姫様が人間界にやってきたら、それはただのイタイお嬢さん。
愛を伝えるのは全て歌・・・歌って踊って怒ることを知らない・・・それがディズニープリンセス
空気読めないどころか違う空気も作っちゃうプリンセス。
ほんまに笑えまんねん・・・ フツーにどこででもミュージカルやっちゃいますから
でもとても心の優しいジゼル。愛情深く、あらゆる動物に愛され(虫にも愛され)、私達が持つ妬みや
嫉みも煩悩も無い彼女といると、側にいるだけで本当に夢は叶うのかもって思わされる・・・
そりゃそうよね・・・・おとぎ話のお姫様はみんな善人ですからね。
しかし人間界は厳しい・・・こんな世界に降り立ったジゼルは、本当の愛にたどり着くことが出来るのでしょうか・・・

白雪姫、眠れる森の美女、シンデレラと、あらゆるプリンセス物語のパロディーを織り込みながらというか、
茶化しながらの現代のドタバタおとぎ話。
笑えて癒されて、ほんとにその一時、現実を忘れてしまえる楽しいお話でした

ちなみに一番イタかったのがこの人
enchanted10.jpgエドワード王子@ジェームズ・マースデン
おめでた過ぎてウケた~


non的お気に入り度:



『ママの遺したラヴソング』

ママの遺したラヴソング スペシャル・エディションママの遺したラヴソング スペシャル・エディション
(2007/09/07)
スカーレット・ヨハンソン

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監督:シェイニー・ゲイベル 
CAST:スカーレット・ヨハンソン、ジョン・トラボルタ 他


フロリダで怠惰な生活を送っていたパーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、長年会っていなかった母親、ロレーンの訃報を聞き、ニューオリンズの生家に帰る。しかしそこには、二人の見知らぬ男、元教授のボビー(ジョン・トラボルタ)と作家志望のローソンがいた・・・

シンミリと、心が暖かくなる作品。
母の愛を知らず人生を半分投げやりに生きている若い女の子パーシーと、挫折から酒に溺れ
夢の中でしか生きられない男達の出会い・・・
パーシーの母、ロレーンが亡くなったことによってによって引き合わされた彼らのスタートは摩擦だらけ。
しかしその出会いこそ、娘を愛することの出来なかった母の遺した贈り物・・・
彼らはいつしか愛に触れ絆を見付け、生きる喜びを知るのです・・・・

主人公に扮したスカーレット・ヨハンソンは、ほんとにいつ見ても女性として完璧。
ハスキーな声に色っぽい唇、輝くブロンドに白い肌、小柄ながらグラマーな体型
綺麗な色の背景の中だと、ホントに映えるんだなぁ~この子。
フェロモンがそのまま服を着てるような彼女、どうしても男性に好かれる役柄のイメージが強いけど、
私的にはこういう感じの役の方が好き。
でもこの作品、何と言ってもあの・・・・『ヘアスプレー』であんなだった、ジョン・トラボルタがとても良い!
教授でありながらその人生を棒に振り酒に溺れ、作家志望の若者に夢を託しながら生きる哀しい男を
見事に演じています。
そしてこの作品中に流れるブルースの何とも良いこと・・・
ニューオリンズののどかな自然を背景にして流れる音楽が、実に効果的に作品を盛り上げています
あとね、トラちゃんの歌、素晴らしい~~


non的お気に入り度:




『マリア』

maria_sub3.jpg

監督:キャサリン・ハードウィック 
CAST:ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、オスカー・アイザック 他

エルサレム。ヘロデ王の厳しい税金徴収に貧しい人々は苦しい生活を強いられていた。そんな中、救い主が現れると言う預言に、ヘロデ王は怯え焦っていた。一方ナザレに住むマリア(ケイト・キャッスル=ヒューズ)はある日、天使から「神の子を授かる」と言うお告げを受け、その後ヨセフ(オスカー・アイザック)と婚約中でありながら身籠もる・・・

邦題では『マリア』となっているけど原題は『THE NATIVITY STORY』。 「キリストの降誕の話」ということ。
なので、決してマリアだけのことが描かれているわけではなく、神の子として生まれくる御子と、その母として
栄誉ある役目に選ばれたマリアを守る為に尽力するマリアの夫、ヨセフの献身的な姿も描かれています。

受胎告知・・・「精霊によって神の子を宿す」と、処女のマリアに天使ガブリエルが告げたと言う有名なエピソード。
フツーに考えると有り得ない話。
だけどこれが事実かどうかなんて考えるのはもちろん野暮で、それは釈迦が母親の右脇から、
「天上天下唯我独尊」と宣言しながら産まれたというエピソードと同様、神とされる人々にはこういう伝説が
あってこそ、神なのでして・・・
でもこの作品ではそんなエピソードが、一人の若い女性マリアに突然降ってきた一大事として、
ごくごく自然に描かれていて、本当にそう言うことがあったのかもしれない・・・とさえ思わされます。
そして、マリアと婚約していたヨセフ。
おそらく神は又、このヨセフという男がどういう人物かも分かった上でマリアの体にイエスを宿したのではないかと
思うぐらいの良い人。
そんなマリアとヨセフの神の子を守る旅・・・・長く険しい旅。そして、馬小屋での生誕。
その場面は、これはもう、何とも神秘的で感動的で・・・・
昔教会に少し通い詰めていた頃に良く聞いたキリスト降誕の話。
「神の子は、寂れた馬小屋で産まれた・・・」
その情景を初めてリアルに感じる事の出来た場面。
そして、見ている私達も、まるで神の御子の誕生を見守るベツレヘムの民の一人になったような、
劇場内全体がその降誕を祝福する光に照らされたような、何とも言えない空気に包まれました・・・

昔外国人の英会話の先生のお宅にクリスマスパーティにお招きいただいたとき、先生はキリスト降誕の
お話をスライドで見せながら、そのストーリーを静かに静かに話して聞かせて下さいました。
それは私達日本人がケーキをワイワイ食べながら騒ぐ・・・というものとは全く違っていて、
本当のキリスト教の方達のクリスマスというのはこういう物なんだなぁ・・・と、改めて本来のクリスマスの
意味を考えさせられたのです。
この作品はそう言う感じの作品。調度今、クリスマス前にはピッタリ。
様々な愛に守られこの世に降り立った神の御子・・・
その荘厳なまでに神秘的な誕生の場面を見てクリスマスを迎えるのも、なかなか素敵ではないかと思います


non的お気に入り度:



『モーツァルトとクジラ』

モーツァルトとクジラモーツァルトとクジラ
(2007/06/29)
ジョシュ・ハートネット、ラダ・ミッチェル 他

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監督:ペター・ネス CAST:ジョシュ・ハートネット、ラダ・ミッチェル 他

ドナルド(ジョシュ・ハートネット)はアスペルガー症候群のために普通の日常を送れないでいた。ある日、彼が立ち上げた同じ症状の仲間が集まるグループに、イザベル(ラダ・ミッチェル)が入る。そしてドナルドはイザベルと恋に落ちる・・・

『イカとクジラ』の次は『モーツァルトとクジラ』・・・
で、このお話は、自閉症という障害を持った男女の純粋なラブストーリー。
自閉症・・・いろんな症状があって、本当に幅が広い。
私の周りにも何人かそういう子供さんがいるけど、本当に千差万別。
主人公のドナルドのように、やたら数字に強くて知能指数は高いけど、人とは普通にコミュニケーションを
とれなかったり、イザベルみたいに自我を抑制できなくて思ったことを何でも言っちゃったりやっちゃったり・・・
そんな二人の恋は危なっかしくて、でもピュアで可愛くて、見ていて心から応援したくなります。
劇的に感動するストーリーではないけど、暖かい気持ちになれる作品

主人公のジョシュ、なかなか上手いです
人と目を合わせられないというのは自閉症の特徴的な症状で、その辺上手かったんじゃないかな。
同じグループの、他のメンバーに扮した役者さん達の演技もグ~です


non的お気に入り度:


『めがね』 & 舞台挨拶

glass.jpg
監督、脚本:萩上直子 
CAST:小林聡美、もたいまさこ、光石研、市川実日子、加瀬亮

春。旅をするタエコ(小林聡美)はある海辺の宿にたどり着く。そして、自然がいっぱいののどかなその宿で、風変わりな人達に出会う・・・

ラッキーなことに、川崎チネチッタにて、久々に舞台挨拶有りの上映会を鑑賞できました~
で、まずは映画感想から・・・

『かもめ食堂』
のスタッフによる、南の島のたそがれ話
そうです。あの感じ・・・とわわ~んと、の~んびりと、ゆった~りとしてるのです
とは言っても『かもめ食堂』とはまた違った味わいがあり、これまた何とも独特。

『かもめ食堂』は異国の街での日本人の様子がゆったりしたテンポの中ユニークに描かれ、その何とも言えない
穏やかで微笑ましく、温かな感じに癒されました。
そしてこの『めがね』は、更にゆっくりと、更に更に違う世界へ誘われるような、まるで時間が止まっているような、
そんな感覚を覚えるものとなっていました。
登場人物がそれぞれが一体どういう人なのかとか、そこがどこなのかとか、何故そこにいるのかなどは
殆ど分からないんだけど、とにかくいたくなる。来たくなる。ただひとときたそがれる為のその場所に・・・・・
そして会いたくなる。たそがれを教えてくれたその人達に・・・
確かにね、私もそう言う場所ほしいな・・・何も考えずたそがれたいよなぁ・・・・

そして、『かもめ・・』と共通して、またまた美味しそうだった~食事がっ!!!
とにかくね、このスタッフさんの作品、「食」なんですよ!「食」!!
あの目玉焼きの絶妙な美しさ、たらこの頃良い焼き具合、それだけでお腹グーグー
新鮮な魚や野菜、さざ波の音を聞きながら食べる甘い氷小豆
優しい人が作る食事は食べる人の心を溶かしてくれる・・・
やっぱり大事よね・・・食べるって・・・(と、自分を慰める

それにしてもこの作品、さすがにちょっとゆったりし過ぎかも・・・。
眠っちゃう人もいるだろうなぁ・・・・
しかし、海が大好きな私は、この作品を見て本気で久々に海を見たくなりました


non的お気に入り度:




そして上映後、荻上監督、小林聡美さん、光石研さん、もたいまさこさん、加瀬亮くん、市川実日子さんの
舞台挨拶ぅ~ 
続きはから。

『ミス・ポター』

misspotter.jpg
監督:クリス・ヌーナン CAST:レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー 他

1902年、ヴィクトリア王朝時代の封建的なロンドン。上流階級の女性、ビクトリアス・ポター(レニー・ゼルウィガー)は、幼い頃から描いていた動物たちの絵を元に念願叶って絵本を出版することに。そしてその時、編集者のノーマン(ユアン・マクレガー)に出会う・・・
ピーターラビット生みの親、ビクトリアス・ポターの半生を描いた作品。

なんて、なんて優しい作品・・・
美しい風景や音楽愛らしい動物達、そして逞しく可愛らしい主人公、ビクトリアス・ポター・・・
その全てが実に優しくて柔らかくて暖かくて、ほんとに心が洗われました

こういう作品って結構好みが別れちゃうのかな。
私は大好物でして、「赤毛のアン」のようにこの時代の女性の頑張る姿が大好き
女は貞淑に、が常識だった時代に、職業を身に付けそしてどんな困難にも負けない女性は
永遠の憧れであり、そして見ていると元気をもらえます
ビクトリアス・ポターは確かに作家という確固とした地位を得るわけだけど、決して男勝りなのではなく、
あくまでも女性らしくメルヘンチックで、いつも頭の中は可愛い動物たちが繰り広げる物語でいっぱい
そんな彼女の描く動物たちの絵はほんとにほんとに可愛くて、映画の中では時々アニメーションになりながら
ポターの相手をします。
それがとても効果的で、いかに彼女が自然や動物を愛した心の美しい女性だったかが分かります。

そして、この美しく優しいお話の主人公が、レニー・ゼルウィガーとユアン・マクレガーというのが又良い!!
この二人の共演なら安心して見れて、心配無用って感じですわ

愛を知り、そして深い悲しみを乗り越えながらいつも希望を捨てることなく動物や自然を愛し続けたポター。
彼女の書いた作品、そして彼女の成し遂げた事は永遠に語り継がれるでしょう・・・

non的お気に入り度: