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『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]
(2009/02/27)
坂井真紀ARATA

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監督:若松孝二 CAST:坂井真紀、ARATA 他

1960年代、激化していた学生運動を経て、何名かの若者が「連合赤軍」と称した集団を作り革命を実践しようと山岳ベースで集団生活を始める・・・・
1972年2月、長野県のあさま山荘で警察と銃撃戦を展開した連合赤軍の、そこに至るまでを描いた作品。

DVD化されないって思ってたけど良かった~ この作品、見たかったんです。

1972年、あさま山荘で繰り広げられた数人の若者と警察の激しい銃撃戦。
その様子がテレビで生放送され死者も出た、国民皆が注目した大事件。
逮捕されたのは、5人の若者・・・・「連合赤軍」と称された集団の若者。
1960年の安保闘争から始まった学生達の権力への激しい抵抗は、「共産主義革命」という大儀の元
武装化し、激化していき、そして起きた「連合赤軍事件」・・・・・
赤軍派と革命左派が合体して成り立つ集団が起こした、ショッキングな事件。
私は何故か、昔からこの事件に興味があった。

彼らの多くは有名大学を卒業したエリート。そんな彼らが様々な政治的イデオロギー、思想を持ち、国の
方針に疑問を抱くのは理解できる。
高等な教育を受けているからこそそういう疑問も持つのだろうし反発するのも分かるけど、何故人を殺めるまでに
至ったのか・・・・しかも、同じ志を持った仲間達を・・・・
彼らが逮捕されて以降激しい学生運動が沈静化していったのは、あさま山荘立てこもり事件だけではなく、
その後すぐに明らかになった、「山岳ベース事件」によるものが大きいだろう。
それは、リンチによって多くの若者が命を落とした内ゲバ事件・・・・

様々な経緯を経て赤軍派と革命左派とで合流し、「連合赤軍」を作った彼らは革命を遂行すべく山中で
アジトを作り、武装訓練を始める。
リーダーは、元赤軍派の森恒夫と元革命左派の永田洋子。
寒く狭いベースの中での彼らの共同生活は、激しい思想を掲げるリーダーの元、いつしかヒステリックに
なっていく・・・・
rengousekigun.jpg

彼らリーダーは、やたらと「総括」という言葉で、同志達に自らのそれまでの行動を自己批判する事を強要した。
「総括」を迫られたメンバー達は自分なりの総括をするも森や永田は納得せず、更に追い込み、最終的に
「暴力が同志の総括を援助する」なんていう訳の分からない理由を付けて、総括を迫られたメンバーに対し、
他のメンバーが暴力を振るうよう強制しだす。
そうして最初の総括を迫られたのは、恋人と連合赤軍に参加し、キスをしているところを永田に見つかって
しまった2人。
2人は激しい暴力を受け、極寒の屋外に放置される。
その後も次々と何だかんだ理由を付けられ総括を迫られ、中には「死刑」と言う事でその場で殺される
メンバーも出てくる。

永田洋子という人は、女性にしてリーダーでかなり激しい気性の持ち主。男性も驚くほどの残酷な面を持ち、
一方では幼児的な面も。と言うか、幼稚だからこそ残酷なんだろうけど。
お洒落などにも全く興味が無く自身の容姿にコンプレックスを持つ彼女は、美人の同志などに激しく嫉妬する。
ただそれだけ・・・・ただ美しいだけ、ただ永田より美しいだけで、鏡を見ただけで、髪を伸ばしただけで、
「総括」され命を落としたメンバーも。
森恒夫は、連合赤軍が出来る以前の運動の最中逃亡し、自己批判によって赤軍に戻ってきたという経歴
を持ち、良く分からない持論を高圧的な激しい口調でまくし立てては連合赤軍内においてカリスマ性を
発揮させようとしていた。
元々確固とした思想など無い彼は、おそらく自らの立場を保持するために、「総括」を開始したのだろう。

「共産主義革命」を遂行すると言いながら、仲間達を次々とを消していく彼ら。
勿論その意図は全く分からない・・・何故そこまでしなければいけないのか理解できない。
只分かるのは、そこにあるのは劣悪な環境の中で生まれた究極のストレスによる狂気だということ。
「総括」という名前が付けられたリンチ行為がリーダー達の、そしてメンバー達のストレス発散方法となり、
また、それをしないと自分もやられるという恐怖を生み、だから誰も止めることが出来ずにいた・・・
あさま山荘に立てこもり追い詰められた場面で、唯一未成年で参加していた少年が、「俺達みんな勇気が
無かったんだ!」と叫ぶシーンは印象的。
実際彼がそんな事を言ったかどうかは分からないけど・・・・

12人の仲間が命を落とした後、森と永田は町に降りてアッサリと逮捕され、その他の数名のメンバーも逮捕。
長い間入浴を禁じられていた彼らはその異臭で見つかったのだとか。
そして残った5名が追い詰められ、あさま山荘にたどり着き、立てこもり、あの有名な銃撃事件を起こす・・・

優秀で、でもどこか未熟な若者達が、自分達の力で国を変えれるかも知れないと熱くなったあの時代。
今の若者達からすれば考えられない事で、それは勇敢で頼もしくも見える一方で限りなく恐ろしい。
ある宗教団体が起こした事件と同様、強い思想やストレスを持った人間達が他人の目の届かないところで
集団を作ると、いつしか独裁者が現れ狂気の世界となっていく。
何がルールなのか、何が善なのか悪なのか・・・・その価値観が歪んでいく。
その最も代表的な事件がこの、「連合赤軍事件」。
高度成長期の日本、明るい希望を抱いて猛勉強をして有名大学に入り親を喜ばせた生真面目な彼らが、
そのエネルギーを注いだ方向を誤ったために起こった哀しい事件。
「強い革命戦士になるため」という思いから、本来理不尽なはずの「総括」を強く拒否できないまま命を
落としたとされる被害者達は、安らかに眠れているだろうか・・・
彼らと比べると冷めているようで少し頼りなげに見える今の若者達だけど、それでもその事件以降学生達が
過激な政治思想を声高に語らなくなったことが、唯一の救いなのだろうか・・・・

ところで映画としては、あくまでも「連合赤軍」側からの視点で、そしてかなりリアルな描写で描かれていてるので、
この事件を知る、知らないに関わらず興味深く見れるものではないかな。めっちゃ長いけど・・・
有名俳優さんは殆ど出ていなくて、有名なのは坂井真紀ぐらい。
彼女は永田に最も嫉妬され最も屈辱的に命を落としていった被害者の役柄で、衝撃的な演技を見せてくれた。
又他の若い役者さんも皆、熱のこもった良い演技でした。


non的お気に入り度:





『レールズ&タイズ』

レールズ&タイズ [DVD]レールズ&タイズ [DVD]
(2009/01/07)
マーシャ・ゲイ・ハーデンケヴィン・ベーコン

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監督:アリソン・イーストウッド CAST:ケヴィン・ベーコン、マーシャ・ゲイ・ハーデン 他

鉄道技師のトム(ケヴィン・ベーコン)は、末期癌で余命僅かの妻メーガン(マーシャ・ゲイ・ハーデン)と向き合えないでいた。ある日トムが操縦する列車に車が飛び込んできて、女性が死亡。その後、謹慎となったトムの所に、事故で母親を失った息子のデイビーが訪れ、彼を引き取ることに・・・・

未公開だしあまり情報が無いんだけど、映画ブロガーさん達の評価が良かったので見てみました

クリント・イーストウッドの娘、アリソン・イーストウッドの初監督作品。
パパは言わずと知れた名俳優で名監督。
そんな娘さんの作品って事で、これがデビューと言えどなかなか素敵な、私好みの作品だった~

ケヴィン・ベーコン扮する鉄道技師のトムは、ぶっきらぼうで不器用で、妻の病気とも向き合えない男。
マーシャ・ゲイ・ハーデン扮する妻のメーガンは愛の溢れる女性。でも、余命僅かな自分と向き合えない
夫に辟易し、2人の関係もぎくしゃく。
そんな2人の所に突然やって来る1人の少年・・・・トムが操縦していた列車で轢死した母親の子供・・・

本来関わってはいけないその少年に余命僅かなメーガンは母性を感じ、彼を引き取ることに。
母を目の前で失った少年、その死に関与した男、そして余命僅かなその妻・・・・
そんな、希有な関わりを持った3人の生活が始まる。

そしてその生活の中でいつしか生まれる「愛」・・・・「死」だけが目の前にあった彼らの中に芽生えた「愛」。
見えてきた、「生きること」の意味。
人は愛する人を失っても、「愛」があれば、深い「絆」があればまた、強く生きていける・・・・
そんなメッセージが静かに、力強く伝わってくる。

ケヴィン・ベーコンやマーシャ・ゲイ・ハーデンの渋い演技は言うまでもなく、少年役の子も滅茶苦茶上手いのよ
やっぱり子供の演技には泣かされるわ~

とっても静か~だけど、深いストーリーに涙無くしては見れない作品。
娘イーストウッド監督の今後にも期待です


non的お気に入り度:


『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』

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監督:サム・メンデス 
CAST:ケイト・ウィンスレット、レオナルド・ディカプリオ、キャシー・ベイツ 他
ゴールデングローブ賞 主演女優賞受賞

1950年代のアメリカ。レボリューショナリーロードと言われる高級住宅街に、フランク(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)という子供を2人持つ夫婦が家を購入した。彼らは美しいカップルで、周りから特別な目で見られ理想とされていた。しかし彼らはお互いに若い日に夢見たことを胸に秘めながら日々を過ごしていた。そんな日々に嫌気が差したエイプリルは、ある日思い切ってパリに引っ越すことをフランクに提案する・・・

安定した収入に大きな家。ハンサムなパパと美人のママ、可愛い子供達。
これ以上何を望むの?っていう人達にも、他人には言えない悩みはあって・・・・・
と言うか人間というのは決して現状に満足できる動物ではなくて、一つ何かを達成すると次、またその次と
欲はどんどん増していくもの。

フランクとエイプリルのような夫婦は私の周りにもフツーにいるような気がする。
彼女達ほど夫婦で激しくぶつかる事は無くても、内心この現状から逃げたい・・・そう願う主婦は少なくないだろう。
現に、特に大きな夢があった訳ではない私だって何度そう思ったことか・・・・・
結婚しなければ・・・・もし子供をつくらなければ・・・・
そして、ここを出て他の場所で住みたいというのは、今もずっと思っていることで。

昔は良い人と結婚して、子供産んで・・・・それが女としての当然の幸せだって思ってた。
勿論そうなんだろうけど、特に子供が出来てからは多くのことが犠牲になったり、自分が望まない人間関係に
巻き込まれたりして、思い描いていた人生とは何だったのか分からなくなることがあったりして。
まぁ私なんかは結局子供が病気したりすると、「子供が幸せなのが一番幸せ!」って思い直したりして
その疑問も終わるんだけど
そもそも主婦やってたら、「夢」とか「本当に何がやりたいか」とか改めて考えない方が良いし。
そんな事改めてじっくり考えたら、やってられませんから
でも自分の「人生」について真剣に考えてしまうのって、皮肉なことに結婚して子供が出来てからなんだな・・・

この作品ではタイタニックで思いっきりロマンティックな男女を演じた2人が、それとは真反対の現実的な夫婦を
演じていて、とにかく彼ら2人の感情のぶつかり合いが作品の殆どを占めている。
レオとケイト・ウィンスレットの演技なのでその辺りは実に見応えがあり、愛し合って結婚した夫婦でありながら
ギリギリであやふやな関係を見事に見せてくれている。
一見理想的に見える彼らの周囲の人間もまた微妙に彼らの心に影響を与え、この夫婦がどうなってしまうのか、
最後まで目が離せなかった。

許したり、妥協したり、諦めることはそんなに格好悪いことではないんだけど、どうしても諦められない何か
にすがりたい気持ちも痛いほど分かる・・・・・
それにすがっていることが生きがいになる事もある。
しかしそれを本当に諦めなければならなくなった時、そこを人はどう乗り越えるのか・・・
受けとめて心を入れ替えるか、全てを投げ出すか・・・・

人としての生き方や、夫婦のやり取りなど、色々と考えさせられる作品でした。


non的お気に入り度:



『ラースと、その彼女』

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監督:クレイグ・ギレスピー 
CAST:ライアン・ゴズリング、エミリー・モーティマー 他

27歳のラース(ライアン・ゴスリング)は良い青年でありながら、人と深く関わることを避けながら1人で生活をしていた。そんな友人も作らないラースを、ラースの兄夫婦はいつも心配していた。ある日ラースは1人の女性を紹介したいと兄夫婦に告げる。喜び驚いた兄夫婦にラースが紹介した女性とは、ラースがビアンカと名付けたリアルドールだった・・・・

ちょっと笑えて、キュッと胸が痛くなって、ホッと心が暖まる・・・そんな物語。

ラースは人形を本当の恋人と慕い、その姿は確かに異様
最初は彼が人形を本当の人間のように扱う場面に劇場でも笑いが起き、またそんな彼に翻弄される彼の
兄夫婦の反応もちょっと笑えたりする。
でも、心の美しいラースが抱える闇は他人も、そして兄弟さえも理解できるものではなく、いったい何故ラースが
そうなったのか、彼をそうさせるものは何なのか・・・・
彼の真実が明らかになってくるにつれ、ラースのビアンカへの姿が何とも痛々しく、切なくなってくる、、、

そんな中でビアンカを認知し、ラースを支えた街の人達がとても素敵
決してラースを嘲笑することなく彼を支える人達の愛は何にも代え難い。
ラースは皆に支えられながらビアンカを愛し続け、そして・・・・


誰も気付くことの無かったラースのトラウマ。
ラースは1人ビアンカと向き合いながら、自らと向き合いトラウマと闘っていたのかもしれない・・・・
そして物言わぬビアンカだけが、彼心の扉を叩く事が出来たのかもしれない・・・・

ライアン・ゴズリングの演技はさすが
この人、『16歳の合衆国』でもそうだったけど、屈折した人を演じさせると実に上手い。
兄嫁役のエミリー・モーティマーも、いつも優しい感じで良いわ

人は人知れず傷つき、それが深ければ深いほど自らではどうにもならない闇になることがあります。
でもやっぱり、それを癒してくれるのも人。人は人の愛で変わることが出来る・・・
さり気なくそう思わせてくれる、素敵なお話でした


non的お気に入り度:








『レッドクリフ PartⅠ』

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監督:ジョン・ウー 
CAST:トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン 他

西暦208年。中国では絶大な権力を握る曹操(チャン・フォンイー)が膨大な兵力で敵国を攻め続けていた。そんな曹操の暴走を止めるため、劉備軍は孫権軍と同盟を結ぶ。そして、劉備軍の軍師、諸葛孔明(金城武)と孫権軍の周喩(トニー・レオン)は、少ない兵力の中様々な策を考え出す・・・

「三国志」の中で最も有名な合戦「赤壁の戦い」を描いた作品の第一章。

ジョン・ウー監督が100億円を投じただけあって、人海戦術による見せ場もたっぷり、迫力もあって予想してたより
楽しく見れた
「三国志」なんて諸葛孔明の名前ぐらいしか知らない私でも分かりやすく作られていたし、本編中もやたらと
キャラクターの名前のテロップが出でくるのでそれもグ~~
ま、みんな個性的な出で立ちでキャラも立っているので、名前がゴチャゴチャでも誰か分かるんだけど、、、

一番の見所の戦闘シーンは諸葛孔明と周喩の巧妙な戦法が見ていて楽しいし、劉備、孫権両軍の猛将と
言われる超人的な兵隊達の戦いっぷりは、ありえない~ぐらいスーパーアクロバティックアクションだし
(赤ちゃんぶら下げて戦うシーンには有り得なすぎて笑いそうになった)、絶世の美女とされている周喩の妻は
取って付けたようにお色気ムンムンだし、何だか漫画見てるみたいだった~
って事で、歴史話と言っても重く感じずエンタテイメントとしては十分楽しめると思う。
勧善懲悪で男臭プンプンで美女絡みで、特に殿方はこういうの好きなんだろな~って、改めて「三国志」人気を
納得させられたわ

特に金城武やトニー・レオンファンには嬉しい作品だったのでは。
2人とも格好良かった
原作を知らないのでそれぞれの人物イメージに囚われず見れたのも良かったかな
いずれにしても「三国志」への思い入れの強さで全体の感想自体違ってくるのかも・・・

第二章を見て最終的にもっと面白さを味わえることを期待してます。


non的お気に入り度:



 




『ラスベガスをぶっつぶせ』

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監督:ロバート・ルケティック 
CAST:ジム・スタージェス、ケヴィン・スペイシー、ケイト・ボスワース 他

マサチューセッツ工科大生で天才的な数学能力を持つベン(ジム・スタージェス)は、ハーバード医科大に入学したいものの学費が無くて困っていた。そんなある日大学の教授、ミッキー(ケヴィン・スペイシー)にその能力を見込まれ、ブラックジャックに勝つために組まれた天才学生チームに誘われる・・・
ベガスのカジノで荒稼ぎしたという実話を基にしたベストセラーを映画化。

CMで私が好きなDOORSの「Break On Through」が流れてたのもあって凄く惹かれたんだけど、本編
では全然流れてなかったぁ・・・ 最近こういうの多くない?
でも、ストーンズが使われたからまぁ良いけど

と、本編ですが、面白かったぁ タイトルはどこかで聞いたことあるようなチープな感じだけど。
私の最も苦手な数字が飛び交い、カードのカウントの仕方とかよく分からない事だらけで序盤はちょっと眠く
なりそうだったけど、主人公のベンが恐る恐るチームに入りベガスに乗り込んでからは面白くて飽きなかった
理系オタクでイケてないベンがベガスで荒稼ぎをし出し華やかな世界にドップリ浸かって変わっていく
ところも面白かったし、その後、地獄を見てからの展開も面白かった。
ケビン・スペイシーなど、役者も良かったし。
自分自身がギャンブル好きで、おまけに夫が超理系人間だから余計に面白く感じたかも

あんな風にギャンブルで好きなようにお金を稼げるのってほんと凄いって思うし尊敬しちゃうけど、結局
欲に溺れると絶対足下をすくわれる。
人生は地道が一番って事ですかね・・・

ちなみに私がパチンコ台に座るときは、全て運任せです・・・


non的お気に入り度:

『ラフマニノフ ある愛の調べ』

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監督:パーヴェル・ルンギン  CAST:エヴゲニー・ツィガノフ、ヴィクトリア・トルストガノヴァ  他

1920年代、アメリカ。ロシア革命の時に亡命した音楽家、セルゲイ・ラフマニノフ(エヴゲニー・ツィガノフ)は、演奏旅行で成功を収めていた。しかしその心は鬱々としていた・・・

ロシアの天才音楽家、ラフマニノフの半生を描いた作品。

ラフマニノフの音楽と言えば私が大好きな映画、『シャイン』でイヴィッド・ヘルフゴッドが、「のだめ」では千秋先輩が
その難解な旋律を奏で、最近ではフィギュアスケートの演目でよく使われていたりして、その音楽はいつ聴いても
胸に響きます。
そんな難解でありながらかつ美しく優美な音楽を作り上げたラフマニノフと言う人は、いったいどういう人物
だったのか・・・・

実家の破産、女性との愛、交響曲の初演の失敗、神経衰弱、ロシア革命等々を経て、アメリカで活動
するようになったラフマニノフ。
精神状態を乱した彼の音楽人生はきっと波乱に満ちたものだったんだろうけど、残念ながらこの作品からは
イマイチ何も伝わってこなかった・・・
あくまでも彼の女性遍歴や故郷への思いが淡々と描かれていたという感じ。
おそらく彼なりに悩み、苦しみ、曲を作りだしたんだろうけど、具体的にどのような曲がどういう状況で生まれた
のかはあまり触れられていなくて、ちょっと物足りなさが残りました。
演奏シーンを楽しみにしてたのに、それも余り出てこなかった・・・
同じラフマニノフを聴いて感動するなら、やっぱり『シャイン』が一番やね・・・
主演の役者さんは本人によく似てたし演技もグゥ~~でした


non的お気に入り度:




『リトル・チルドレン』

リトル・チルドレンリトル・チルドレン
(2007/12/21)
ケイト・ウィンスレット.パトリック・ウィルソン

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監督:トッド・フィールド 
CAST:ケイト・ウィンスレット、パトリック・ウィルソン、ジャッキー・アール・ヘイリー 他

校外の住宅地で娘と夫と暮らすサラ(ケイト・ウィンスレット)は、日々の生活にウンザリしていた。そんなある日、トッド(パトリック・ウィルソン)と言う男性が子供を連れて公園にやってきて、サラはトッドと意気投合するようになる。一方で、その街に住む小児性愛者が刑期を終え家に戻ってきたことで、子供を持つ親達は怯えていた・・・

家庭がありながら不貞に走る人達、子供にしか愛を感じられない前科者、過去に誤射で人を殺め、
それ以降情緒不安定な男・・・
それぞれに過ちがあり、未来をどう生きていくか迷っている・・・・
そんな彼らは同じ地域に住み、いずれどこかで接点を持つんだろうと期待を持たせられながら、彼らのドラマは
それぞれラスト近くまで平行に描かれています。
そう言う意味でも見せ方がとても上手い作品でした。

しかし、このドラマってとても現実的。私達の日常が描かれてる。
きっと私が住むこの街にも、こういう人達ってフツーにいるんだと思うし。
誰かと誰かが不倫してるかも知れないし、変質者だってどこにいるか分かったもんじゃない。(娘は学校から
しょっちゅう不審者注意の手紙を貰って帰ります。)
普段は何にもないのに興奮すると何をするか分からない人だっているでしょう。
そう、これは日本でも見られるごく当たり前の人々の生活。だから妙にリアルに感じられた。
特にサラの立場は・・・・やっぱり彼女の気持ちは分かってしまうんだな。
多分、私の友人の殆どがそうだと思うけど・・・
最初の公園のシーンからして、「あ~ああいうのってすごい嫌!」ってゾッとしてしまったし。
仲良いんだか悪いんだか分からないのにうわさ話で仲間意識を強める主婦達、
そして他の子達と仲良くして欲しいのに、馴染んでくれない我が子・・・・
じゃあ公園に行かなきゃ良いのに、そうはいかなかったり・・・思い出しちゃいますよ。娘の小さい頃を・・・
子供が出来てから制約制約の日々で自分の時間はとれず、窒息寸前の毎日。
本来なら夫にいたわって貰うのがベストなんだけど、夫婦ってなかなかそうもいかなかったり・・・(実感こもってる
その上サラの旦那さん・・・・もう、や~ね~・・・・
そんな時にあんな素敵なよその旦那さんと意気投合したら・・・・人間なんて、所詮弱いからなぁ
独身時代ならなびかなくても、その立場だから流されてしまう・・・というか・・・・
あ、ちなみに私は水着にさえなれないので、あのシチュエーション自体あり得ませんが

とは言っても、やはり子供を放ったらかして不貞行為にふけるのは決して良いことではない。
遊びで割り切ってスッパリ終わるならまだ良いけど、ズルズル本気になるのはアカンわね
そして結局サラは気付くんだけど・・・・皮肉にも、ご近所に住む小児性愛者という脅威の存在のお陰で・・・

人間って強欲だから、何もかも平凡に事が進むと何が幸せかが見えなくなる。
もっと、もっと・・・って何でも欲してしまう。
で、自分の大切な物が危険にさらされた時、自分の命が危なくなったとき、そんな時に初めて見えてくるのね、
何が一番大事かが・・・・
この映画は現代に生きる、大人になりきれない迷える大人達に対しての警鐘のような作品。
ほんと、サラの子供への態度とか、まるで自分を見てるようだった・・・・反省、反省

アカデミー賞にもノミネートされたジャッキー・アール・ヘイリーの演技が素晴らしかったわ~
jacky.jpg超キモくて、怖いねん・・・


non的お気に入り度:

『ライラの冒険 黄金の羅針盤』

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監督:クリス・ワイツ 
CAST:ダコタ・ブルー・リチャーズ、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ 他

人間界とよく似た平行世界の“オックスフォード”の寄宿生である12歳のライラ・ベラクア(ダコタ・ブルー・リチャーズ)は、一心同体の守護精霊“ダイモン”という動物といつも行動をともにしていた。その不思議な世界で謎の組織に子どもたちが誘拐される事件が続発、親友を誘拐されたライラは自ら捜索に乗り出・・・

この手のファンタジー作品にあまり大きな期待もしなくなったけど、なんか見ちゃうんだなぁ・・・。
で、特に退屈すると言うこともなく、滅茶苦茶面白いわけでもなく、フツー。
何と言ってもコレも三部作の第一部で、思いっきりプロローグの部分。
だから今作だけでは何とも言えないって感じかな・・・
ライラの冒険の行方や様々な謎の部分について、まだまだこれから分かってくることだらけだろうし。
ニコール・キッドマンやダニエル・クレイグ、ファンタジー作品のお決まりのヒール、クリストファー・リーなどの
名優達の活躍も、次作からが本番でしょう。

沢山の動物が登場するけど、それらを描いたCG技術は素晴らしい
ほんとにそこにいるみたいでした。
ニコール・キッドマンのダイモンのお猿には、あまりにリアルで変な顔で笑いそうになったわ

ちなみに私のダイモンは・・・Aenadというヤマネコでした う~ん・・・ヤマネコって・・・
私は、気まぐれ、柔らかい口調、孤独、社交的、競争心の強い・・・だって・・・
ビミョーに当たってるやないの・・・

ダイモンを調べるのはこちらから


non的お気に入り度:




『ロング・エンゲージメント』

ロング・エンゲージメントロング・エンゲージメント
(2006/08/04)
オドレイ・トトゥ、ギャスパー・ウリエル 他

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監督:ジャン=ピエール・ジュネ CAST:オドレイ・トトゥ、ギャスパー・ウリエル 他

第一次大戦下、死刑宣告をされた5人のフランス軍兵士が敵との中間地帯に放り出される。その中の1人、マネク(ギャスパー・ウリエル)の婚約者、マチルダ(オドレイ・トトゥ)はその事を聞き、マネクの消息を追う・・・

戦死したかも知れない婚約者の生存を心から信じ、足の悪い女の子が懸命に真実を探る物語。
母を訪ねて三千里の恋人版・・・みたいな・・・
戦闘シーンが結構リアルなのね。
その一方で、オドレイ・トトゥ扮するマチルダのマネクへの思いがとても健気で愛らしかったり、
彼女に協力する周囲の人達の優しさも暖かくて素敵だったり、その両面が極端に描かれているところが
なかなか面白い。映像もとても綺麗だし。
マチルダとマネクが戦争で引き裂かれるのはとても哀しいことだけど、決して後ろ向きにならず、ひたすら
自分の直感を信じながらマネクの生存を信じるマチルダの姿には元気をもらえます。
ただちょっと長く感じたな・・・
マネクを見付ける糸口になる人物が現れたりしてどんどん真実に近づく辺りは面白いんだけど、
その人物が肝心な事以外の事をベラベラ話したりして、「そんな話いらん!」とイラチな私は思わず
叫んでしまいそうになった・・・
で、その現れる人達の相関図も分かりにくかったりして、正直少々混乱してしまったわ。
ただま、ラストは良かったですけども。ジョディ・フォスターの登場にはビックリ。

しかし何よりギャスパー目当てで見た訳で、そう言う意味では正直物足りなかったぁ・・・
この作品でのギャスパーは、マチルダが心から愛してやまない男の子にピッタリのキャラ。
何だか弱々しくて優しくて、彼にもマチルダしかいない・・・そんな男の子。もちろん超可愛いんだけど。
でも台詞も少ないし、この作品を最初に見てたらギャスパーのことは気にならなかったかも。
やっぱり彼はどちらかというと、個性のキツイ役の方が魅力を放つ人だな。


non的お気に入り度:


と、これでギャスパー祭りは終宴・・・だって、彼の作品見れないんだもん・・・
あちらでは去年、『Jacquou le Croquant(ジャクー・ル・クロカン)』という作品で主演して公開済み。
こちら

こりゃまた復讐劇だとか・・・ そしてギャスパーの逞しいbodyも見れそ・・・
しかし日本では未公開・・・日本語訳のDVDもまだ見れない・・・
はよ見てぇ~


『ラスト、コーション』

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監督・:アン・リー CAST:トニー・レオン、タン・ウェイ 他
第64回ヴェネツィア映画祭 金獅子賞、金オゼッラ賞受賞

1940年前後、香港。大学生のワン・チアチー(タン・ウェイ)は、学校の演劇仲間に誘われ抗日運動に身を投じる事になる。チアチーの役目は輸入業者の妻の振りをして、敵対する機関のリーダー、イー(トニー・レオン)に近づく事。が、イーを暗殺するという目的を達せられないまま、イーは上海へ行ってしまう・・・・

LUST・・・肉欲 そして、CAUTION・・・警戒
そのタイトルの通り、警戒心と肉欲の間で揺れる男女の話。
男は抗日運動家達に命を狙われるイー、女はその男を誘うスパイ、チアチー。
男は騙されるまま誘いに乗り、女の虜になり・・・
そして、いつしか二人は互いの孤独を埋めるように激しく求め合う・・・

これも『アメリカン・・』に続き長尺だったけど、退屈はしなかった。
イーとチアチーの繊細で危険な探り合い、そして彼らがどうなっていくのかに目が離せませんでした。
再現された当時の上海も素晴らしかったし。
しかし見せ場はやはり話題になっている「濡れ場」。かなり大胆。ボカシなんて久々に見たわ~
あんな格好やそんな格好までしちゃって・・・なぁんて思ったけど、このベッドシーンは激しく大胆だからこその
意味があるんでしょう。
チアチーは彼との逢瀬を重ねる内に彼の中にある彼の素の部分を見付け、少なからず惹かれていった・・・
敵と味方でも孤独は同じ、地獄も同じ・・・・
殺さなければならない相手と分かっていながらも、その時だけは彼女が「女」になれる瞬間。
そして彼らが「生」を感じられる瞬間。
だから激しく求め合った・・・戦争も、愛国心も何もかも忘れるように・・・

アン・リー監督作品って、見てる時に何かを感じると言うより後になってじわじわ来る物が多いんだけど、
この作品の場合今のところあまり余韻は残ってないかな・・・・ 
それにしてもアン・リーさん、『ブロークバック・・』では同性愛をリアルに描き、この度は男女の交わりを大胆に描き、
ほんと、チャレンジャーですわね・・・
しかし主演のチアチーを演じた女優さんは頑張ってた~。初映画らしいけど、この体当たり演技にはあっぱれ。
美人と言うより童顔で独特な雰囲気のある女優さん。難しい役所を演じきっていまいした。


non的お気に入り度:


『恋愛睡眠のすすめ』

恋愛睡眠のすすめ スペシャル・エディション恋愛睡眠のすすめ スペシャル・エディション
(2007/10/05)
ガエル・ガルシア・ベルナル.シャルロット・ゲンズブール.アラン・シャバ.ミュウ=ミュウ

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監督:ミシェル・ゴンドリー CAST:ガエル・ガルシア・ベルナル、シャルロット・ゲンズブール 他

新しい生活を夢見てメキシコから母親が住むパリにやって来たステファン(ガエル)の新しい仕事は思っていたものと違っていて、ステファンはがっかりしていた。そんな時、隣にステファニー(シャルロット・ゲンズブール)が越してきて、ステファンは恋に落ちる。いつも夢や妄想と現実を混同させてしまうステファンは、更に色々な夢を見る・・・

久しぶりのガエルだぁ~~ このガエルは可愛い!!何て可愛いんやぁ~ 
特にこの作品のステファンは可愛すぎる!!! ただのシャイなのかおバカなのか微妙だけど・・
お話自体がメルヘンチックで可愛い。
監督は『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー。
あの作品も不思議なラブストーリーだったけど、この作品もメルヘン満載でちょいと不思議。
主人公があんまりにも夢ばっかり見てて、その夢と現実がややこしく混ざり合ってたりして。
でもその夢がとにかくプリティで美しい
夢の中の背景が全部素朴な物が素材になっていてハンドメイド風。
私も大概良く夢見るけど、あんな可愛い夢見たこと無いわ・・・
その夢の中で、現実では叶わない事を叶える主人公のガエル@ステファンが可愛くてもどかしくて、
母性本能をくすぐるっちゅうもんです

ガエルは演技が上手いから、色っぽい男もできればこんな役もグ~
相手役のシャルロット・ゲンズブールも優しい雰囲気で、ガエルと二人とても良い感じだし
とにかく、ガエルファンには嬉しくて美味しい作品です。

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