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映画、読書感想などボチボチ書いていきます★
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『苦役列車』

苦役列車(通常版) [DVD]苦役列車(通常版) [DVD]
(2013/01/11)
森山未來/高良健吾/前田敦子

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西村賢太著、芥川賞受賞作品の映画化。
読書だけが趣味で、日雇いをしながら貧乏生活をしている若者の悶々とした日常を
描いた作品。

まぁ…こんなもんかな。
私の場合原作が好き過ぎるので、原作知らないで見た方が楽しめるのかなぁ…
でもま、悪くは無いと思うけども…

この作品は作者の独特な表現、描写が魅力なので、やっぱり映像化すると
原作から滲み出ていた独特の面白さはいまいち伝わり辛くなってる感じ。
でもそれはしゃあないわね。

主演の森山未来は、屈折した若者を見事に演じていたと思う。
西村賢太さんもお若い頃は確か痩せてたしねw

主人公の変てこぶりを際立たせる為に作られたであろう原作に無かった前田敦子のキャラは、
特に不自然な感じは無かったかな。
寧ろその他の場面で、なにこれ?みたいな変な場面があったけどw 
でもま、やっぱりこの作品は原作が断然いい。

『(500)日のサマー』

(500)日のサマー [DVD](500)日のサマー [DVD]
(2010/07/02)
ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ズーイー・デシャネル 他

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運命の出会いを信じる青年が少し変わった女の子、サマーに夢中になる500日を描いた作品。

面白かった♪楽しくて可愛くて暗さも無く、こういう作品たまにはよい。
好きになった人との恋愛観のズレとか、読み終えたばかりの「くまちゃん」と
少々リンクしてる感じもして…

音楽も良くて大好きなホール&オーツの懐かしい曲が流れたり。
主人公のジョセフ・ゴードン=レヴィットって初めてまともに見たけど良い♥
色んな役に染まれそう。ちょっとヒースにも似てるのかな…これから期待♪
そんで相手役のズーイー・デシャネルも超可愛くて魅力的☆

ズーイー・デシャネルってケイティペリーにくりそつやね。
リンダ・ロンシュタットの若い頃にもよく似てる。
この二人のキャラがなんか可愛くて憎めなくて、展開のテンポも良くて退屈しなかった☆

『幻影師アイゼンハイム』

幻影師 アイゼンハイム [DVD]幻影師 アイゼンハイム [DVD]
(2008/11/21)
エドワード・ノートンポール・ジアマッティ

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監督:ニール・バーガー 
CAST:エドワード・ノートン、ポール・ジアマッティ、ジェシカ・ビール 他

少年時代から奇術の技を持っていたアイゼンハイム(エドワード・ノートン)は、大人になって見事なイリュージョニストとなり多くの人の心を掴んでいた。ある日その噂を聞いて彼のショーを見に来た皇太子は、婚約者のソフィ(ジェシカ・ビール)をイリュージョンショーの舞台に上げる。ソフィを見たアイゼンハイムは、ソフィが若い頃に身分の差によって引き裂かれた初恋の人だと分かった・・・

最近のマジックやイリュージョンと言われる物には驚かされる事ばかり。
果物の中からお金が出てきたり、ガラスを突き破ってみたり・・・・ほんと、どうなってるのかサッパリ分からない。
でもそこには必ず仕掛けがあって、マジシャンやイリュージョニストと言われる人は、壮絶な練習を積んで
いるのだろう。

この作品の主人公であるイリュージョニスト、アイゼンハイムは、そんな技をいつどうやって収得し、どうやって
見せているのかとっても不思議で、何とも謎だらけな男。
作品を見る限りではただのマジシャンと言うより殆ど超能力者・・・って言うか霊媒師・・・・
って言うか絶対フツーじゃない
いやいや、それはあなた、有り得ないでしょ~っていうレベルで。
最終的には霊魂らしきものを出して操ったりして・・・・・怖い・・・・
でもそれがまた、面白いんだけど。

そんな彼に怒りをメラメラと燃やしてるのが、オーストリア皇太子。
只でさえ人気のあるアイゼンハイムに嫉妬しているのに、婚約者とアイゼンハイムの焼けぼっくいに火が
ついちゃったもんだから、皇太子のアイゼンハイムへの怒りの炎は大火事に・・・

そしてもう1人キーになる人物が、皇太子の犬のように仕える警官。
扮するのは名バイプレーヤー、ポール・ジアマッティおじさん。
この警官が、皇太子の言いなりでもあるんだけど内心アイゼンハイムを救いたい気持ちで揺れたりして、
その辺も見所。

で、見ていて何が面白いって、このアイゼンハイムという男が、どこまで人の心を読み尽くせてるか、皇太子の
弱点、警官の弱味、その辺をどこまで見透かせているかってとこで。
これだけの能力のある人だからどんな苦難でも避けれそうに期待しちゃうんだけど、それが最後までどんな
もんなのかよく分からない。それが面白い。
そして結末は・・・・・・・そっかぁ~やっぱりねぇ~って感じで。
途中までラストを何となく読めてたように思ってたんだけど、結局後半ですっかり騙されたぁ、、、、

同じイリュージョニストの作品、『プレステージ』より全然好き
役者もそれぞれ良かったし。
悩めるジアマッティおじさんも良いし、控えめなイリュージョニストにエドワード・ノートンって言うのが何とも
萌え~なのよね
是非一緒に消して欲しい・・・・(爆)
それと、渡辺謙さん似で目が印象的なルーファス・シーウェルの皇太子も怖くて良かった。
この人も、良い人でも悪い人でも絶妙な上手い役者さんです

マジックやイリュージョンに仕掛けがあるのは当然だけど、それがどうなってるのかを真剣に考えるのは野暮。
有り得ないショーを目の前で見て夢見心地になる・・・それが一番楽しいですね。


non的お気に入り度:

『火宅の人』

火宅の人火宅の人
(2003/06/21)
緒方拳

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監督:深作欣次 CAST:緒形拳、石田あゆみ、原田美枝子、松坂慶子 他

作家の桂一雄(緒形拳)は後妻のヨリ子(石田あゆみ)と5人の子供と暮らしていた。そんな中一雄は家に出入りしていた新人女優の矢島恵子(原田美枝子)と関係を持つようになる。次男が日本脳炎にかかり手足に障害が残るようになり、ヨリ子と一雄の関係は一層悪化する。一雄は恵子と同棲生活を始めながら自らの私生活を小説にする・・・・

壇一雄著の同名小説の映画化。
この作品未見だったので、レンタル屋で発見して早速鑑賞

主人公、桂一雄の自身の生い立ち、正妻や子供達のいる家庭の様子、愛人との生活などが赤裸々に、
生々しく描かれた作品。
主人公桂一雄とは、作品の原作者で女優壇ふみさんの実父、壇一雄さんのこと。
この方、実に才能豊かでありながら、どうしようもなく自由な男・・・・
5人の子供を妻に任せっぱなし、おまけにその1人は重い障害があると言うのに自分は他の女と同棲したり、
何ヶ月も家を空けて放浪し、その時も又別の女と一緒だったり。
でも一方で、彼が魅力的なのも何となく分かる気がしてしまう。
実際作家としては有能で知的。暖かくて優しくて、そしてどこか可愛げがあって、、、、
だから最後まで正妻も彼の家を守り続けたんだろうなぁ・・・

そんな主人公を拳さんが演じるからまた余計に魅力的なんだけど・・・・
この頃の拳さんは、欲深くて自分勝手で可愛い男を演じさせたら、ほんと最高
勿論この作品でも拳さん、女優さんとガッツリ絡んでます。エロいです。
そして拳さんと絡む女優陣もとても良い。
愛人役の原田美枝子さん、松坂慶子さんは実に美しく艶めかしい。
そして、勝手な夫を待ち続ける繊細でありながら気丈な妻を演じる石田あゆみさんが実に素晴らしくて、
この夫婦の物語が私には一番印象深かった。
愛人との甘い生活の一方で見せつけられる主人公の現実・・・・
子供に降りかかる不幸、そして妻との関係が、人生の悲哀、苦悩を人間の業の深さの裏側でジリジリと
焙り出しています。

それにしても緒形拳さんの作品を見ていつも感じるのが「女の強さと美しさ」。
この作品中の女性もみんな、美しく、そして逞しい女ばかりでした。


non的お気に入り度



『宮廷画家ゴヤは見た』

goya1.jpg

監督:ミロス・フォアマン 
CAST:ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン、ステラン・スカルスガルド 他

18世紀末のスペイン、画家のゴヤ(ステラン。スカルスガル)は宮廷画家として任命される一方で、社会を批判する風刺画も描き続けていた。そんな中彼のお気に入りで商家の令嬢のイネス(ナタリー・ポートマン)が、ロレンソ神父(ハビエル・バルデム)が指揮する異端審問所に召喚され囚われのみとなってしまう・・・・

18世紀末、激動のスペインに生きた天才画家、 フランシスコ・デ・ゴヤ。
彼は宮廷画家である一方で圧制を敷いていた王家や、異端審問を批判する風刺画を描き続けていた。
この作品は残酷なスペインの歴史を背景に、彼が描いた二人のモデル、商家の美しい令嬢イネスと、強い権力を
持っていた神父ロレンソの波乱の半生を描いたもの。

いやまぁなんというか、、、、歴史物好きなんだけど、辛いのよね、、、
いつも映画が始まってからそれに気付くんですけど、、、

厳しい異端審問、フランス革命など、当時のスペインは権力の移り変わりが激しく、ゴヤも、そして人々も時代に
翻弄された。
美しい娘イネスはいわれのない異端の罪でとらえられ厳しい尋問を受け、そしてそんな彼女をとらえたロレンソは、
イネスの美しさに魅せられる・・・
二人は激しい時代の流れの中でそれぞれに波乱の人生を送ることになるけど、名誉に執着したロレンソは
どうあれ、イネスの人生を思うとやりきれない辛さでいっぱいになる。
思わず目を背けそうになる場面もあったりして
この作品がフィクションだとしても、当時この様な女性は多くいただろうし。
つくづくこの時代の異端審問などという文化に、この様な女性を生み出した社会に怒りが沸き、スペインの
哀しい歴史を痛感しました。

役者さんの演技が秀逸。
ハビエル・バルデムもナタリー・ポートマンも素晴らしかった
欲望に勝てない神父に扮したハビエル・バルデムは、この作品でもなんか超怖かった、、、
あんな神父様、何考えてるか分からなくてほんま怖いわ・・・
囚われ解放され、幻想の愛に生きる女に扮したナタリー・ポートマンの演技も哀しくて、哀しくて・・・
そして画家として社会を、彼らを見続けたゴヤに扮したステラン・スカルスガルドも、絶妙な存在感でした。


non的お気に入り度:



『グッド・シェパード』

グッド・シェパードグッド・シェパード
(2008/05/15)
マット・デイモン.アンジェリーナ・ジョリー.ジョン・E・タートゥーロ.アレック・ボールドウィン.タミー・ブランチャード.ビリー・クラダップ.ロバート・デ・ニーロ

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監督:ロバート・デ・ニーロ CAST:マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、ウィリアム・ハート 他

1961年、キューバのカストロ政権転覆を狙ったアメリカの上陸作戦の秘密情報がCIA内部のどこからか漏れ、失敗に終わる。その後作戦を指揮していたエドワード(マット・デイモン)の元に、情報漏れの原因と思われるテープが届く・・・

国家に身を捧げた1人の男の半生を通して、CIAがいかに誕生したのかが描かれた重厚な作品。
ハッキリ言って・・・長っ でも、こういうストーリー、嫌いじゃないんです。しかし・・・・長すぎ
こういう作品って真剣に腰を据えて見ないと集中できない。それぐらい気合い入れないとしんどい作品。
デ・ニーロさん、ようここまで長いの撮らはったわ・・・・

CIAって言うのは映画でもよく描かれてるしどういう団体なのかは何となく分かる。
アメリカの国家機密を握り様々な隠密活動を担っている人達で、果ては恐ろしいことまで平気でやっちゃう・・・・
っていうイメージ。
ほんと、もめ事の火消し役なのか焚き付け役なのか分からない人達だけど。
主人公のエドワードはそんなCIAの誕生に大きく関わった人物で、第二次大戦以降国家のためにあらゆる
駆け引きに応じ、秘密工作に従事た人物。
すこぶる優秀で表情は一切出さない、まさに秘密組織に向いた人。
国家のための仕事と家族の板挟みに苦悩し、それでも尚秘密工作員として国家を最優先する彼はまさに
グッド・シェパード・・・・国家の忠犬。
そんな男に扮したのはマット・デイモン。終始一貫寡黙な男を頑張って演じてました。
ただ、アンジーとの夫婦役はミスマッチだったなぁ・・・

映画全体を通しては要するにスパイ映画なので物語はサスペンス。
今日の味方は明日の敵・・・っていう世界なので、誰が誰を欺いているのかとか、その辺は面白い。
でも色んな人が出てくるし、時系列が前後するのでほんとしっかり見ないと混乱しそうだけど。
そしてこの作品って、なんか『ゴッド・ファーザー』っぽいわぁ~
同じ組織の中にいて昨日まで信頼していた人物でも、裏切っていたと分かった途端に即処罰。
それは時には家族にも向けられたりして、そして結局誰も信じられない孤独な人間になっていく・・・
まさしくこれは『ゴッド・ファーザー』・・・・・
結局、デ・ニーロ自身の演技が評価されたあの名作へのオマージュ作品かと思えたほどです


non的お気に入り度:

『クローズ ZERO』

クローズZERO スタンダード・エディションクローズZERO スタンダード・エディション
(2008/04/18)
小栗旬山田孝之

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監督:三池崇史 CAST:小栗旬、山田孝之、桐谷健太 他

最悪の不良高校生が集まる鈴蘭高校は、だれがトップになるか常に勢力争いが繰り広げられていた。そんなある日滝谷源治(小栗旬)が、校内で最も強いとされていた3年の芹沢多摩雄(山田孝之)の座を奪おうと転校してくる・・・

大人気コミックの映画化。
漫画が元なので勿論終始有り得ない光景ばかり・・・だいたい登場人物皆最早学生じゃないし・・・
その有り得ない状況を三池監督が彼独特のカラーで描いていて、更に劇画風。
そして音もリアルで、学生同士の対決は迫力満点です。

ストーリーとしては学校の勢力争いが描かれた単純な物で分かりやすいし、小栗君や山田君ファンにはたまらん
作品でしょう。
喧嘩シーンも特にグロい訳ではなくほんとに漫画みたいだし。そして全体通して笑い所もちょこっちょこあり。
私にはあの勢力争い、お山のボスを決める猿にしか見えなかったんですが・・・はは

昔々の「花の応援団」とか、要するに不良の学園物って結構好き
井筒監督の『パッチギ!』が好きなのもそう言う不良達が魅力的だから。
だから、冒頭の山田君扮する学校の番長のぶっ飛びエピソード部分から面白かったし。
そして何よりこの作品、小栗旬がかっこええ~
学ランスタイルも彼だとちょっと違うって言うか、立ち居振る舞いが綺麗というか・・・・
で正直、両横綱が山田孝之と小栗旬という、要するにどっちもなかなかのいい男で、見た感じぜ~んぜん
怖くなかったよ・・・
この作品中の不良役の中では、バッドボーイズの佐田正樹が元暴走族総長でリアルに一番強いんじゃない?

喧嘩ばっかりしてる不良達だけど実は純粋で義理堅く・・・懐かしい極道映画を思い出してしまいました。
やっぱり劇場で見れば良かったな・・・


non的お気に入り度:




『崖の上のポニョ』

ponyo1.jpg

監督・原作・脚本:宮崎駿  
声の出演:山口智子、天海祐希、所ジョージ 他

海の側の崖の上に住む5歳の宗介は、ある日海で空き瓶にハマって抜けない赤い魚を見付けて助ける。その魚に「ポニョ」と名付けた宗介はポニョを守ろうと決意。そしてポニョも又、宗介に愛情を感じるようになる・・・

もうとにかくね、可愛い、愛らしい、微笑ましい・・・・それに尽きます、このお話は。

「アルプスの少女ハイジ」はアニメの中で最も好きな作品だけど、だからといって宮崎アニメ映画を好んで
映画館で見ることはこれまでありませんでした。
アニメ映画にあんまり惹かれないっていうのが理由なんだけど、テレビなどで見るととガッツリハマって
夢中になってしまう。
どの作品も美しくて清々しい色彩に、愛らしいキャラクター達。そして、深いストーリー。
その中でも『千と千尋の神隠し』がやっぱり私は一番好き。
日本に古くから伝わる「神隠し」を背景に、1人の少女が成長する姿が神秘的に描かれています。
そして久々に公開された宮崎アニメが『崖の上のポニョ』。
手描きアニメにこだわったというこの作品、背景などは色鉛筆タッチでとても優しい色合い。
ポニョの住む海の中も、生き物達も生き生きと、実に鮮やかに描かれています。
そして主人公は5歳のピュアな少年、宗介。
そんな少年と赤い魚の女の子、ポニョのファンタジックな出会いは、楽しくて微笑ましくて、時にはどうなることかと
ちょっとドキドキして、そして笑顔が何度もこぼれます。
宗介も可愛いけど、この魚の子、ポニョがとにかく魅力的。プックリお腹で気が強くてパワフル。
お話自体は人魚姫が基になっているらしいけど、人魚姫よりずっと明るくて前向きで力強い女の子です。

ストーリーの深さとしては『千と千尋・・・』程ではないけど、環境破壊の問題、海面上昇問題、親子関係などなど
へのメッセージもあるみたい。
でも基本的に小さなお子ちゃまでも十分楽しめる作品。
かなりファンタジー満載で有り得ない事もいっぱいだけど、ポニョの屈託無い明るい笑顔はハイジを思い出したし
大きな口はトトロみたいだし、走る姿はコナンみたいで、何となく懐かしい思いもしたのでした

半漁人のポニョはこんな感じでちょっと怖い・・・

non的お気に入り度:







『恋とスフレと娘とわたし』

恋とスフレと娘とわたし デラックス版恋とスフレと娘とわたし デラックス版
(2008/03/21)
ダイアン・キートンマンディ・ムーア

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監督:マイケル・レーマン 
CAST:ダイアン・キートン、マンディ・ムーア 他

女手ひとつで娘三人を育てたパティシェのダフネ(ダイアン・キートン)にとっての悩みの種は、三女のミリー(マンディ・ムーア)。姉妹の中でただ1人独身で恋愛下手なミリーの為に、ダフネはミリ0に内緒で「娘の花婿募集」という個人広告を出す・・・

久々のダイアン・キートン映画。
年とったなぁ・・・・ダイアン・キートン。でも相変わらずのスタイルの良さで、彼女らしい演技にファッション。
そんな彼女が扮するのは三人の娘の母親。とにかく三女の行く末が心配で仕方ない、ちょっとイタいママ。
そんなママと、やっぱりちょっとイタい娘三人とのドタバタコメディ。

とにかくこの母親、過干渉。いい年した娘の花婿を募集しちゃうんだから・・・・
見てると時々イラッと来るぐらいアイタタな母親なんだけど、その気持ち、そして台詞の中には、同じ娘を持つ母親として
共感せずにはおれない部分が多々あったぁ~
親ってね、多分殆どの人が正直ダフネのように何もかも子供のことをコントロールしたくなる時があるはず。
私って、ぶっちゃけ子供あんまり好きじゃありません 
だからほんとはあまり関わりたくない・・・・子供のことに。
学校行事も嫌いだし、子供が学校で何やってるとか、実はな~んにも興味が無い。
って言うか、子供の世界を目にするとどうしても心がざわついて、ストレスになるから覗きたくないっていうのが
正直なところ。
気にするの嫌なんだけど、色々と気になる。心がざわついて、傍観するのが大変になる。
そして、どこまで私がアドバイスをすべきなのか、どこまで手をさしのべてやるべきか、マジで頭を痛めるんです。
親心って、ほんとにめんどっちぃ・・・・
ダフネもね、やりたくてやってるわけじゃないけど、そのままだと娘が変な男にひっかかっちゃいそうだから
あんなことしたのよね。
やリ過ぎだしやっちゃいけないけど、気持ちは分かる!
まだ学校のお友達のことならその時だけだけど、結婚相手となると娘の一生決まっちゃうもんね。
そりゃ心配になるのは親なら当然。
おかげでこの三女にはいい男が同時に二人もくっついてくるんだけど・・・

親は子供より先に人生を歩るいてるから、自分がぶつかった壁には子供にぶつからせたくないと願う。
ほんとは子供自身にその壁にぶつからせなければいけないって頭では分かってるんだけど。
でも、子供には自分と同じ様な苦労をさせたくない、そして自分のようになって欲しくない・・・・
それはほんと、私も日々思うこと。一番の願いと言っても良い。
・・・親離れより難しいのは子離れ・・・・
この作品を見て改めて親心のめんどくささを思い知らされたけど、下ネタも何でもオープンに話せる姉妹、
親子関係はすごく素敵なだ~って、やっぱり娘は良いなぁ~って事も思ったのでした

non的お気に入り度:

『クライマーズ・ハイ』

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監督:原田眞人 
CAST:堤真一、堺雅人、山崎努 他

1985年8月、群馬県御巣鷹山に日光ジャンボ機が墜落、未曾有の被害者を出す大事故が起きる。北関東新聞社では一匹狼のやり手記者、悠木(堤真一)が全権デスクに任命される・・・・

1985年、夏。高校生だった私はテレビを見ていてニュース速報でその大事故を知りました。
突如姿を消し、そして群馬県の山中で大破した姿で発見されたジャンボ機・・・・
その機体の原型は無く、乗客全員が犠牲になったかと思われた中で見つかった数人の生存者、そして
墜落前に書かれたと思われる犠牲者の遺書・・・などなど、当時しばらくはそのニュースでテレビも新聞も
持ちきりでした。
この作品の北関東新聞社は、その史上最悪の事故が起きた群馬県の地方紙を発行する新聞社。
社の報道部員達は、全権を任された敏腕記者悠木を中心に、地元で起きた大事故を地方紙の威信を
懸けて報道しようと奔走します。
過去へのこだわり、報道人としてのプライド、社内の人間関係、報道部と他の部との摩擦・・・
そんな中で繰り広げられるジャーナリズム魂のぶつかり合いは、私達一般人が決して見ることのない「報道」の
世界の、熱く、時には切なく非常な人間ドラマ。
仲間が病気で倒れても、事故現場を見て気が触れた者がいても、それでも粛々と紙面の内容を考えていく・・・
確実に真実で、そしてどこよりも早い情報を人々に伝えるために・・・・

報道の現場がリアルに生々しく描かれ、役者さん達の迫真の演技も手伝い鬼気迫るものがヒシヒシと伝わって
きてなかなか面白かったです。
役者さん達それぞれ本当に新聞社の人達みたいに自然で、熱くて、素晴らしかった。
そして主演の堤さんも、格好良かったです。
堤さん扮する主人公の悠木は奇しくも登山が好きで、山の喜びを知る男。
そしてあの夏、その山が520人の命を飲み込んだ・・・・
助けに行く者もメディアも、その険しい道無き道を登り、かつて無い程の凄まじい現場を目の当たりにした・・・・
改めて23年前のあの大事故に思いを馳せる事となり、胸が痛くなりました。
犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします・・・


non的お気に入り度:





『告発のとき』

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監督:ポール・ハギス 
CAST:トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、スーザン・サランドン 他

退役軍人のハンク(トミー・リー・ジョーンズ)の次男、マークが、イラクから帰還してきて脱走したという知らせが入る。息子を捜すために現地に向かったハンク。そしてある日、マークの遺体が発見される・・・・

ポール・ハギスの手がける作品にはずれはなくて、そして心に残る重い物が多い。
この作品も例に漏れず、重く、ズシンと本当に重苦しい物が胸に残る作品でした。
正直気持ちが滅入るほど、重かった・・・・

主人公ハンクの息子はただ父のようになりたくて軍人になり、正義感を持ってイラクに乗り込んだ。
しかし彼の迎えた結末は惨たらしい死・・・・・
ハンクはその死の真実を突き止めようと、シャーリーズ・セロン扮する刑事と共に捜索を始めます。
そして見えてくる真実・・・・・
息子の戦場での姿、そして彼が迎えた死の真相・・・・それはあまりにやりきれなく辛い・・・・
全ては戦争。・・・・戦争が全てを変えてしまった・・・・

戦争・・・・それは生き地獄。
兵士同士が撃ち合い、上空から軍事施設を攻撃する事だけが戦争ではない。
善人が善人を、女や子供を殺し、犯し、それでも加害者も被害者も無く、ただそこに広がるのは地獄絵図。
・・・・それが戦争。
そうだと分かっているのに、その地で地獄を見ている人達のことは見て見ぬ振りをし続けながら人類は戦争を
繰り返す。
そして、その地獄を見た者の心から人の心が消えていく・・・・・
愛国心の元その国を良くしようと、純粋にそう思ってその地に赴いた若者は多くの地獄を目の当たりにし、そして
日々自らの命も危険にさらされながら、いつしか彼らは悪魔になっていく。
だから、だから、戦争なんて絶対にやってはいけない。多くの命が奪われるだけでなく、心も奪われるから。
この作品を見てまた、新たに戦争への嫌悪感が沸き、尚今も終わることのない悲劇に行き場のない虚しさを
感じました。

トミー・リー・ジョーンズ他、シャーリーズ・セロン、スーザン・サランドンなどの名優による演技もまた、作品をより
印象深いものにしてくれています。
特に主演のトミー・リー・ジョーンズ。オスカーにノミネートされた彼の演技、素晴らしかった
抑えめの演技で哀愁たっぷりのゴリラ、いえいえ、父親を渋~く演じてくれています。
父親だからと言うだけでなく、自らも同じ軍人だからこその切なさ、やり切れなさが、ひしひしと伝わってきました。


non的お気に入り度:





『奇跡のシンフォニー』

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監督:カーステン・シェリダン 
CAST:フレディ・ハイモア、ケリー・ラッセル、ジョナサン・リス=マイヤーズ 他

孤児院で育つ少年エヴァン(フレディ・ハイモア)は天才的な音感を持ち、いつも音楽を感じながら、いつか両親に会えると信じていた。そしてある日、不思議な音に引かれるように孤児院を飛び出したエヴァンは様々な人と出会い、音楽の才能を開花させていく・・・

フツーに感動。そして心が洗われます。
主演はフレディ・ハイモア君。ほんま、よう出てるわ、この子。売れっ子ですわね
お目目がつぶらで今のところまだまだ子犬ちゃんのようなフレディ君扮するエヴァンは、すごい能力を持った
男の子。
絶対音感を通り越して、とにかく天才的な音楽能力を持ち、そしていつか自分と自分を産んだ両親と再会
出来ると信じ続けている。
そんな少年の物語も感動的ではあるけど、彼の両親のドラマの方が良かったかな。
チェリストのママにはケリー・ラッセル、そしてロックミュージシャンのパパにはジョナサン・リス=マイヤーズ。
2人は運命的に結ばれ、別れ、そして忘れられないでいる・・・・そんな彼らの思いも切ないのです。
ところでジョナサン・リス=マイヤーズは相変わらずいい男・・・ほんと、色気のある役者さんです。

そして感動のラスト・・・・
まぁね、だいたいどんな感じになるかは途中ぐらいから予想出来ちゃうんだけど、それでもその瞬間を迎える少し前
ぐらいからジュワジュワと感動アドレナリンが沸いて出てきますわ。
大号泣って訳じゃないけど、涙腺はゆるみます

その他、テレンス・ハワードやロビン・ウィリアムズなどの名優も脇で出演。
でも、特にテレンス・ハワードはちょい役で勿体ない感じ・・・・
ロビン・ウィリアムズもいつもよりはインパクト少なかったかな。

しかし、親と子の揺るぎない絆を感じることの出来る、音楽にあふれた美しい物語でした


non的お気に入り度: